*【誰歓/RP/練習村】ジンローシティ2 〜 闇夜の追跡者《ナイトストーカー》
//↑○○に村の名前などを入れて下さい。
//村の趣旨の説明や開始時期などを説明して下さい。
&br;
CENTER:&color(red){''Death Waits In The Dark''};
&br;

CENTER:───奴らを見つけることは出来ない
&br;

CENTER:───奴らはどこにでも存在する
&br;

CENTER:───奴らから逃れることはできない
&br;

CENTER:───死は闇の中で待っている
&br;
&br;



***村の設定
|BGCOLOR(#ddffee):||c
|村名|【誰歓/RP/練習村】ジンローシティ2 〜 闇夜の追跡者|
|主催者|rel|
|ジャンル|サスペンスアクション刑事ドラマ的RP村|
|種別|完全RP村(勝負度外視)|
|レーティング|R18(犯罪・グロ・エロ)|
|開催国|[[三日月国:http://www.moonpupa.jp/wolf/sow/sow.cgi]]|
|キャラセット|未定|
|名称変更|可能|
|更新間隔|24h(2dのみ48h)|
|更新時刻|AM 7:00|
|投票方法|集計による票合わせ|
|発言制限|10000pt|
|募集人数|8人〜16人(飛び込み大歓迎)|
|開始時期|未定(遠くないいつか)|
&Br;

**ストーリー

#region(序章)

―――奴らは一日に一人ずつ殺していく
&br;

「うわ……くそ!」
ガムでも踏みつけたか、何かブニュっとした感触が靴の裏から伝わってくる。
「ったく、なんだってオレがこんなところで……」
悪態をつきながら、手近なレンガの壁に靴の裏をガシガシと擦り付ける。
「あ? 何見てるんだ!? 見世物じゃねーぞコラ! 逮捕されてーか!?」
リュウジのほうを眺めていた年老いたホームレスに警察官らしからぬガンを飛ばす。
そそくさとその場を立ち去るホームレス。
リュウジはその様子を鼻で笑い、そうしてから制服の胸ポケットから煙草を取り出して火をつける。
リュウジは相棒のロビンと共に、スラム地区で聞き込み調査をしていた。
最近、ここガルー地区で失踪事件が多発しているのだ。
被害者は老若男女問わずで規則性はない。さらに有力な目撃情報も無い。
&br;

―――奴らを見つけることは出来ない
&br;

そうあっては地道な聞き込みなりの、所謂「足」での捜査が主軸になるわけだ。
しかしこの地道な作業をリュウジは嫌った。
早く本署の連中のように、ドンパチやりながらの派手な捜査とかをしたいものだ。などと自分が活躍する妄想をしながら紫煙を燻らす。
スラムはガルー地区の北に位置する最悪の場所だ。
ゴミの散らばった道路、壊された外灯、何かが腐ったような臭い、年老いたホームレス。そして犯罪者の巣窟。
犬の糞のほうがはるかにマシとも言える場所だ。リュウジはそう考える。
相棒のロビンは「ジンローシティの闇の部分を集めされられた可哀想な場所だ」などと同情混じりにのたまう。
しかし吹き溜まりには違いあるまい。
&br;

―――奴らはどこにでも存在する
&br;

「燃やしちまえばいいんだよ、こんなところは」
火のついた煙草を、もみ消しもせずそのままゴミたまりに放り投げる。
下手をすればゴミに引火してしまような所行だが、気にしない。
このスラム地区ではその程度のしゅっかなど日常茶飯事のことだ。
「それにしてもおせぇな、ロビンの奴」
腕時計を見れば、0時5分前。日が変わってしまっている。
&br;

―――日が変わる時、誰かが居なくなる
&br;

ロビンが用を足すと言って、路地裏へと走っていってから、かれこれ15分くらい経過している。デカイほうだとしても遅すぎる。
「チッ」とリュウジは舌打ちをして、ロビンが消えた路地裏へと入っていく。
「おい、ロビンさっさとしろよ!」
路地裏の暗がりへ向けて声をかけるが、リュウジの声と靴音は闇に吸い込まれるだけ。
路地裏の深い闇を見て、不意にリュウジは恐怖を感じた。
闇は人間の根源的な恐怖を呼び覚ますと言う。
&br;

―――奴らは闇に潜む
&br;

「おい! ロビン!」
リュウジはその恐怖と闇を振り払おうと、大声を出しながらベルトに吊るされた懐中電灯の灯かりを点した。
ずっと先まで続いているかと思ったその路地は、わずか5メートル先で行き止まりになっていた。
かくしてロビンは見つかった。
「………ロビン?」
壁に貼り付けにされた状態で、顔以外の全ての部位から血を流していた。
一目見た瞬間、死んでいるのが分かった。殺されているのが分かった。
それからそのロビンの目の前に『黒い何か』が居た。
禍々しい、と表現するのがピッタリ来る、そんな『何か』が居た。
リュウジがそれを見た瞬間に、踵を返した。
懐中電灯を放り投げ、腰に吊った拳銃の存在を忘れ、ただそこから逃げる。
&br;

───奴らから逃れることはできない
&br;

それは単純に臆病な性格故か。それとも日頃の訓練の賜物か。
何にせよ、一番生存率の高い行動を取ることが出来た。
(人狼だ……!)
脳裏に『禍々しい何か』の正体の名が浮かぶ。
失踪事件が発生してから、俄かに噂が立っていた。
50年近く前にジンローシティを恐怖に陥れた事件・・・それの再来だと。
街の年寄り連中がこぞって噂しているのを横目に、リュウジはそれを鼻で笑っていた。そんな人狼などと言う化物が居るはずは無いと。迷信好きの老人の戯言だと。
だがしかし、それは噂や迷信などではなくて……。
&br;

───死は闇の中で待っている
&br;

(あと少し! もう少しで助かる)
あとほんの3歩で路地裏から脱出できる。路地裏から脱出すればこの危機から逃れられる。
何の保証も無いままに、リュウジは何故かそう考えていた。
あと2歩。薄暗かったはずの外灯が煌煌と点って見える。
あと1歩。良かった助かった。
&br;

%%―――奴らは一日に一人ずつ殺していく%%
&br;

『ゴシャ!』
何かを潰したかのような音がリュウジの耳に届き、それから視界が闇へと吸い込まれた。
&br;

&br;
written by noris

#endregion
&br;


coming soon ...
&br;


//
&br;&br;&br;&br;
&br;&br;&br;&br;
&br;&br;&br;&br;
RIGHT:&size(10){&color(#cccccc){合計: &counter; (今日: &counter(today); / 昨日: &counter(yesterday); )};};