不思議な不思議なお話をしてあげようね。
  むかーし、むかしあったかもしれない病気の話さ。

  蝋のように壊れてしまったり、溶けてしまったり、
  茨や氷を生みだしたり、何かに憑かれたようになったりね!
  更には星を吐いたり…なぁんて、ロマンチック過ぎるかな。

  誰が何れを選ぼうと何れ誰が登場しようとも

  待っていたのはBad Endだけ!
  …どうしてかって?

  「見るを禁じられる≪ 本 ≫何てのは皆そんなものだろう!」

  さァて この詰まらなくも興味深い噺、君は本当だと思うかい?
 

 
20200210161527.jpg
 
 

村情報概要

 

村名Fairy taleは笑わない
開催国三日月国
種別完全RP村
募集人数10人(ダミー・村建て狼除く)
更新時刻午前11時更新
更新間隔48h
登場人物瑞洋館曲芸会Hello!かくりよ
閲覧制限R18
主催者riberio
開催時期3月10日22時〜入村解禁、3月15日11時〜1d開始
連絡先Twitterや人狼SNS魁など
イメージソング花の唄/歌詞

 
□この村の遊び方(趣旨)
・悪堕ちしたり悪堕ちした他のPCと交流したりして苦しみながら(PLは)楽しむ
・(ほぼ)全員に等しく訪れる運命を各々の方法で悲しみながら(PLは)楽しむ
・絶望の中の一縷の希望を探すような物語を綴る 等。

※当村は連続した物語的な意味での前章に当たる村が存在しますが
 当村単体で独立した作りになっていますので、前村に不参加の方でもご参加頂けます。
 が、前村の雰囲気や設定などに触れておきたい場合は以下よりどうぞ。勿論、未読でもokです。

 前村wiki

更新履歴

 
  • 2020/02/09 wiki作成&参加募集開始。
  • 2020/02/10 村名の誤植を修正。その他ちょこちょこと加筆。
  • 2020/02/18 世界観を中心に諸々加筆。
  • 2020/02/25 進行と世界観の欄に加筆。実験施設の名称などが湧きました。
  • 2020/03/04 満員御礼。参加枠を一枠拡張&進行日程表を更新。
  • 2020/03/05 増枠したと言ったな?あれはry日程表をちょこっと変更。

村が建ちました。
※パスワードは下記埋め込みよりどうぞ

 

目次

■ 序章

 
 
 
『 昔々、この國には人を"本"に変える技術があった。 』
 
 
 
 人知を超えた猛威を振るう病を閉じ込める「製本」技術。
 それは罹患した人間ごと本に綴じ込めてしまうことで為される
 旧時代における最先端の解決技術だった。

 " Fairy tale syndrome "

 人々のよく知る物語になぞらえた症状を呈する病の名を
 当時の人々はそう名付けて忌避し、疎んでいた。

 しかし、製本技術がロスト・テクノロジーとなった遥かな未来では
 本として存在する者たちの出自を知り得るものは殆ど――いない。
 
 

かつて「製本」と呼ばれる技術が発達していた架空世界。
各地には名残である禁書図書館とそれに付随する"書庫"の廃墟が乱立しているが
人をその魂ごと本の形に変換する技術を誇っていた強大な国家「帝國」は、今や三つの國に分かたれ
それぞれ第一、第二、第三帝國と称して後継国としての自らの正当性を主張し、争い合っている。

國の崩壊と共に製本技術は失われ、今は辛うじて姿を留める図書館や書庫などから
旧時代の遺物である「禁書」を回収する作業が各帝國によって続けられている、現在。

「禁書」たちの多くが國の軍事力として内容を書き換えられ、利用されるか、
使い難いと判断された場合には旧文明の分析も兼ねて実験施設へと送られるのが常である。
 

 ・ ・ ・ ・ ・ ・

 
昨今、三つの帝國の中でも特に「禁書」を数多く保有する第三帝國では
他國への牽制の意図から、禁書に関するとある実験の計画が秘密裏に押し進められていた。

未だ全ての構造が解明された訳でもない「禁書」へ過剰な干渉を行うことについて危ぶむ声もあったものの
半ば強行に近い形で実行へと移された計画は幾度も失敗の憂き目を見ることになる。

それでも計画の中に何とか光明を見出したい國の上層部の方針に従い、
実験に携わる司書によって選定された新たな「禁書」たちが実験施設へと集められることになったのだった。

 

世界観及びローカル設定

 

  • 第三帝國
    物語の舞台となる國の名前。
    遠い昔には一つの「帝國」という國だったが、度重なる内戦により分裂。
    現在はかつての帝國の正統な後継国家の座を巡り、第一帝國、第二帝國と争い合う。
     
    第三帝國内には他の帝國に比べ、禁書を所蔵する禁書図書館が多く存在し、
    軍事転用の用途の他に、禁書の新たな可能性を拓く実験対象としての禁書の収集が今も続けられている。
     
  • 禁書
    Fairy tale syndromeを発症した人間を生きたまま加工し造られた本。
    本に加工される際に奇病は感染性を失い、完治している。
    旧時代の技術によって半永久的に動き続ける動力を有する。
     
    しかし、人間が禁書へ変えられる際
    特殊な機械で全身を圧し潰し、本状に圧縮加工されるため
    人間としての生命を終える段階で凄まじい痛みを感じる。
    そのため、痛みの余り人格に異常を来したり、発狂したりすることがあり、
    取り扱う際には注意が必要とされている。
     
    本体としての本の姿の他、身体の何処かに「製本済み」を示す朱印が刻まれた人の姿を持つ。
     
    【 禁書 ( 有害図書 ) 】
    昔、禁書にされたままの元人間。
    未検閲且つ未調整であり、人間時代の人格は概ね保れている。
     
    【 禁書 ( 検閲済み ) 】
    禁書にされて以降、國によって回収され、検閲処置を受けた禁書。
    「製本済み」の朱印の上に上書きする形で処置済であることを示す「済」の黒字が加えられている。
     
    検閲済みの禁書は痛覚に対する高い耐性を持つ他、未検閲の禁書に対して度々破壊衝動や負の感情*1を発露する、
    戦闘行為に対する倫理観や忌避感が欠落している、など、國にとって都合がいいように人格や五感が歪められている。
    加えて「司書」に対し、強い従順性を持つように調整が為されているが、精神汚染の程度*2には個体差がある。
     
  • 禁書図書館/書庫
    製本技術が健在だった頃、各周辺地域から禁書候補の人間(Fairy tale syndromeの患者)を集め
    禁書として加工、保存するまでの管理を担っていた施設全般を指す。各帝國全土に存在する。
     
    人間が禁書にされる前には必ず一定期間、図書館内での生活を強いられるため、
    同じ図書館に出自を持つ「禁書」同士は顔見知りであることが少なくない。
    現在はその多くが荒廃し、廃墟と化している。
     
  • L-305
    PCたちが昔共同生活を送り、禁書として製本され所蔵されるに至った禁書図書館の通称。
    担当司書の名は「N」と記録に残されている。詳細は公的には不明とされる。
     
    第三帝國のある実験施設はこの図書館内の構造をモデルにして作られているとか、いないとか。
     
  • 『 Fairy tale syndrome 』
    製本技術が生まれるきっかけとなった奇病。
    症状は多岐に渡るが、古くから伝えられてきた童話や御伽噺、物語等を
    モデルにしたような奇異な病態を呈すことだけが須らく共通し、
    罹患した者は居住地域の図書館へ速やかに収容され、製本されることになっていた。
     
    後世、人々の間に病が見られなくなると共に製本技術も廃れることとなった。
     
  • OVA*3計画
    第三帝國において発案された実験プロジェクト名。
    他の帝國に対する牽制の意味もあり半ば強行される形で実現した、「禁書」に" 悪役 "の側面を上書きし、戦闘能力を強化する試み。
     
    具体的には人間状態の「禁書」に悪役因子を外的に注入し、幾らかの経過観察を経て実用可能かどうかを裁定する。
    よって、被験候補として扱われる「禁書」たちの物語は必然的にそれらに親和性の高いものが多い。
     
    ※参考:伝説の生物一覧モンスター一覧神魔精妖名辞典
     
  • GoM*4( 悪役因子 )
    何かしらの創作物を元に存在を確立している禁書に対し、
    適性を持つ架空生物の攻撃性や特質をその禁書の悪役的側面として強引に上書きする物質。
     
    投与されて暫くすると変容が始まり、幾つかの段階を踏んで進行するが、その度にかなりの苦痛を伴う。
    最終的に後述の「過感応現象」を起こすと実験の結果としては失敗となる。
     
    実験の最終目標は禁書が理性を保ったまま上書きされた能力を扱えるようになること…とされるが、成功例は現状では皆無。
     
  • 第三帝國実験施設 F-305
    OVA計画に使用する為に帝國が建築した実験施設。禁書図書館(L-305)に構造や内装が酷似しているが、
    扉や窓といった外部に繋がる場所は全て塞がれており、外の様子を知ることは一切出来ないようになっている。
     
    地下には遥か昔に使われていたらしい巨大な別の実験施設の跡が遺されているものの、既に使用はされていない。
     
  • 過感応現象
    禁書が悪役因子を取り込むことによって起こる現象。
    付与された因子と禁書自体の力が過剰に感応し合い、上書きされた本能に呑まれて理性を失う。
    同時に「禁書」に記録されている人の姿から悪役因子の特質に準じた姿へ急激に変貌する。
     
    過感応現象の初回時の発作では、容姿の変貌が起こった後、本の状態へ退行する(一時的な休眠状態に入る)事が確認されている。
    尚、本能に支配されている間は例え検閲済みの禁書であっても外部からコントロールすることは出来ない。
     
  • 惡食*5
    過感応現象を起こした禁書の末路。
    人類の文明によって生み出された禁書が人類に対し牙を剥く災厄と成り果てたことから、""の字を冠する。
     
    惡食と化した禁書は不定期的に過感応現象の発作を起こすようになり、度々理性を本能に乗っ取られる上、
    発作が繰り返されるごとに人間的な感性や自らの元々の容姿に関する実感や記憶が薄まり、人の姿を取ることが徐々に困難になっていく
    更に暴走状態の最中には人間や惡食と化していない禁書を含む生物全般を捕食しようとする行動を起こすこともあり、問題視されている。
     
  • 司書
    かつては禁書図書館及び書庫の管理人" だった "。
    非虚構体質と呼ばれる体質の持ち主であり、禁書の能力及び禁書の元となった奇病に強い耐性を持つ異能力者。
    現在は各地に発生した惡食の捕獲や討伐などに関わることが多い他、禁書関連の実験に携わっていることもある。
     
  • ニョルミ=ニニョル=ニョリルニレニ (村建て狼)
    第三帝國所属の司書の一人。通称「ニニニニ」。
    L-305禁書図書館の担当司書でもあり、今回の実験で扱われる禁書を選定した人物でもある。
    投影と屈折に関する異能力を扱うということ以外は謎が多い。
     
    比較的親し気な態度で禁書たちに接するが、名前が長すぎるために殆ど覚えてもらえない
    その結果、にょるにょ、ニの字などと好き勝手に呼ばれている。
     

参加PCについて

 
PCたちはかつて禁書図書館(L-305)で過ごしていた元人間であり、現在は國に管理される立場になった「禁書」です。
( ※検閲されている/されていない等はご自由に設定して頂いて構いません。 )

悪役因子の設定上、「禁書」としての物語のベースは何かしら伝説上の生物に関連付けられるような創作作品が望ましいですが、
折角だから俺はこの組み合わせを選ぶぜ!的なチャレンジ精神に溢れた物語選択も随時歓迎しております。

※参考:世界昔話一覧グリム童話一覧
 

■ 進行・ログの設定

 
■プロローグ
 
目が覚めると見覚えのある場所にあなたはいました。
記憶はこの場所へ来る前で途切れていますが、辛うじて一本の注射を打たれたことは憶えているかもしれません。

どうやら目が覚めた場所は第三帝國内のどこかの実験施設のようですが、
記憶が朧になっていなければ人間時代の最期を過ごした禁書図書館に雰囲気が似ていることに気付くでしょう。

施設内は長期間の生活にも耐えられるような施設や設備が備えてあり、自由に動き回ることが出来ます。
勝手にやれとばかりに國側の人間の姿はありません。

窓や、外へ出る全ての扉が厳重に封鎖されているため、外に出ることは出来ないようです。
施設内を探索でもしていれば同じ境遇の他の「禁書」と顔を合わせることも、あるでしょう。

※人間時代の回想をしたり、過去で縁故を繋げてみたり等もご自由に。
 
■1d
 
ダミー(チップ未定)に過感応現象が起き、司書が回収に現れます。
もしもその様子を見たり立ち会ったりすることがあったなら、自分たちの身に何が起きたのか
これから何が起こるのか――を、何かしら察するところもあるかもしれません…が、相変わらず外へは出してもらえません。
 
■本編(2d以降〜)
 
体内に入り込んだ異物の影響がそれぞれに出始めることでしょう。

過感応現象を起こすと何処からか現れた司書にダストシュートよろしく地下へ放り出されます。
命があることだけでも喜ぶべきなのかどうなのか、和らぐことのない発作はきっと、そのままで。
 
■墓下
 
昔々に使われていたらしい実験施設の地下にある巨大地下施設。
入り組んだ通路と幾つもの部屋や出入り口から成り立ち、迷路のようになっています。

今は使われている様子がなく、殆ど荒廃しているようですが一応居住出来ないこともない模様。
外へ出る道を探してもいいですし、留まることにしたっていいでしょう。

少なくとも"実験"の対象からは外れることが出来たらしいということが分かります。
 
■エピローグ
 
最後まで暴走状態に陥らなかった顔ぶれを除き、全員が地下へ。
残された側、残した側、各々で物語を完結まで綴ってください。
 

秘話について

 
使用は可能ですが、篭もり過ぎにならないようお願い致します。
基本的に重要な情報は表のログ上で開示推奨です。
他PCとの軽い絡みや村建てに対する質問・連絡等にお使い頂けます。
 

処刑・襲撃について

 

村建てが1dのログ上にてランダムを振り、襲撃と処刑先を決定します。
以降、ランダムの決定に従って襲撃と処刑を行います。

何かしらの事情がある場合は申告次第で順番の前後も可能です(リアル事情等)。
止むを得ない場合は村建て狼まで秘話でご連絡下さい。

また、後述の禁止事項に記載があります通り連絡のない極度の寡黙や他PCと関わらない等、
村への参加率が著しく低い場合には村建ての独断で順番を前倒しさせて頂く場合があります。ご了承ください。

 
 □進行日程(予定)
 プロローグ 3/11〜
 1d 3/15 11時〜
 2d 3/17 11時〜
 3d 3/19 11時〜
 4d 3/21 11時〜
 最終日 3/23 11時〜

 □最終日
 各々したいことが終わればコミット可。
 村建て狼を吊ってエピローグに入ります。
 

■ 推奨/禁止事項

※参加の前に必ず、下記の推奨・禁止/注意事項を含めた本wiki全体をよくお読みください

+  禁止/注意事項とレーティング
+  村内での推奨事項

 
その他、不明な点やお困りのことなど御座いましたら進行中・村建て前問わず企画人(村建て狼)までお気軽にどうぞ。

■ 参加CO

参加CO
※匿名COは可ですが、村建てまで必ずご一報ください。
(村建て後に連絡がつかない場合は村建ての判断でCOを取り消し扱いにさせて頂く場合があります。)
※入村の欄は入村後、折を見てご記入ください。(点呼の代わりに使用します)
 

NOID備考入村
01甘寧ブンブン見切ります
02uiro見切りすぎてミキプルーンになったわ
03とくめいのひとずさーっ
04シュレッダー見切眞一郎
05匿名捜査官村建て様には連絡済
06村建て悪堕ちで優勝していく事にするわね
07Ar_nelicoヨ見切りにて筆を執りましょう
08Akatsuki-sm見切ーるでござーる
09雨京全力見切りッシュ
10rin酸見切りでお邪魔します

 

キャラクター予約欄

2/18日午前0時〜解禁

No.第一希望第二希望「禁書」の物語未検閲/検閲済
01巫女 サクヤ忘れ人 沙華花世の姫未定
02再演 デュース12人兄弟検閲済
03猫紳士 モンタギュー長靴をはいた猫検閲済
04せっかち ケイトサンドリヨン(暫定)未検閲
05照れ屋アンゼロット羊飼いの娘と煙突掃除屋さん検閲済
06語り部 ミゼッタラプンツェル未検閲
07狂ったお茶会 シロ絡繰芝居 グレイ白雪姫検閲済
08狛狐 朱令嬢リュネット秘密の花園未検閲
09廃駅 ホトネねずの木の話未検閲(暫定)
10スィッチ ネイブ渡し守 カロンオズの魔法使い検閲済

■キャラクターに関する質問・相談など


 

■ 質問・コメントなど

その他、質問・ご意見等々ありましたらどうぞ。