村に入ってRPをして、楽しかったーで終わるのがなんとなく物足りなく。
どうせなら、色々試してみたり、それを見たり、絡んだりした者同士の意見交換が盛り上がればもっと上手になれるんじゃないか、そんな村を作りたくなりました。
もちろんRPを楽しむことがメインですが、そこからもう一歩を、という思いです。
ダメ出し、助言も勿論、此処の分岐で違うものを選んでいたら…を村の皆で考えたり、そういう楽しみ方もできればいいなと思っています。――幻月

村に臨む心構え

• 初心者とベテラン
  ここは練習村ですが初心者専用ではありません。
  初心者もベテランも一緒に練習する村です。
  皆、立場は同じです。
  初心者を自認する方は初心者だからと甘やかして貰えると思わないで下さい。
  しかし自ら学ぶ姿勢があればきっと手を差し伸べてくれる人もいるでしょう。
  ベテランの方は初心者や慣れていない人が一緒に練習していることを忘れないで下さい。
  もし貴方のレベルについてこれない方がいても可能なら導いてあげて下さい。
  皆で一緒にレベルアップをしていきましょう。
  
  

• フィクションとリアリティ
  村はあくまでもフィクションでありリアルではありませんので現実と何から何まで同じである必要性はありません。
  しかし、ある程度のリアリティ(現実性、迫真性)は必要です。
  つまり銃を撃った際に弾道の計算をする必要ありませんが、弾丸が90度曲がって飛ぶことような描写は無理があるということです。
  ただこの辺りの匙加減、どこまで細かくするか大雑把にするかは人それぞれです。
  もしかすると誰かの描写は専門的な知識を持つ貴方にとってはリアリティに欠けるかもしれません。
  フィクションにおけるリアリティのバランスは非常に難しいものです。
  時には自己と他人のバランス感覚の違いを許容することも大切です。
  リアルを基にしたフィクションであること忘れないでください。
  
  

• 苦言と助言
  ダメ出しをされるとがっかりくるかもしれませんが、他人から頂くダメ出しは非常に有用な場合があります。
  ここは練習村ですので頂いた苦言は貴重な意見として有り難く受け止めましょう。
  また、苦言を呈する場合は必ず助言とセットで行って下さい。
  ここが悪いここがダメという苦言だけでは建設的とは言えません。
  どうしたら良かったのかどうしたらもっと良くなったのか、そういった助言を添えましょう。
  あくまでもお互いに上達するための愛のあるダメ出しと助言ということです。
  言いっぱなしは駄目ですよ。
  
  

• 感情的になってしまったら
  もちろんそうならないことが理想的であるのかもしれません。
  ですが人間ですから時には感情的になることもあるでしょう。
  勢いで強い口調を灰に落としてしまうこともあるかもしれません。
  きっと貴方をそうさせた何かがあったのでしょう。
  必ずしも感情的な言葉が害悪とは限りません。
  しかし喚くだけではおもちゃを買って貰えない幼子と同じです。
  これも「苦言と助言」の項目と同じです。
  どうしたら良かったのか、どうして欲しかったのか、どうして感情的になってしまったのか。
  冷静になったときに改めて書き直してみて下さい。
  自分にとって誰かにとって糧になるようにしましょう。
  
  

• ＮＧ設定について
  仕掛けられて困るロールに関しては予めＮＧを明示しましょう。
  また明示されたＮＧには抵触しないようにお互い気をつけましょう。
  尚、ＮＧ設定とは自キャラに対して仕掛けられたくないロールを明示するものです。
  例えば「同性愛ＮＧ」とした場合、自ＰＣに対して同性ＰＣからのアプローチを拒否するということですが、村の中で他のＰＣ同士が同性愛を育むことを拒むことはできません。
  あくまでもＮＧ設定とは自分にとっての盾であり他人を縛る鎖ではないということをご理解下さい。

ＲＰについて

• ＰＬ視点とＰＣ視点
  ＰＬが知っていることでもＰＣが知らないことがあります。
  ＰＣが何を知っていて何を知らないかを整理することは非常に大切です。
  逆にＰＣが抱く感情、特に負の感情にＰＬが引きづられると自分も他ＰＬも悲しい思いをします。
  ある程度の感情移入は必要な場合もありますが過度の没入には気をつけましょう。
  
  

• 回想ロール
  コアズレやロールの速さなどで進行具合に差がでることもあります。
  その場合、回想によって追いつくことばかりに一生懸命になってしまうと、現行軸がどんどん先に行ってしまい、延々と回想だけを回すはめにもなりかねません。
  そういった場合は回想はまず置いておいて現行軸のロールを先に回すことをオススメします。
  もちろん矛盾や齟齬の回避のため回想が必須である場合もありますが。
  まずは現在時間で他のかたとのロールを優先してみてください。
  
  

シチリアのマフィアのメンバーは、いかなることがあっても組織の秘密を守ることが求められ、メンバーになるときこれを誓約する。これに反して秘密を暴露した場合は激しい制裁が加えられる（突然行方不明になり、口には石が詰められ拷問を受けた跡のある惨殺体でのちに発見されるお礼参りの例が多数ある。沈黙を要求する相手には、暗喩として新聞紙に包んだ生魚を送りつける。

1. 第三者が同席する場合を除いて、独りで他組織のメンバーと会ってはいけない。
2. ファミリーの仲間の妻に手を出してはいけない。
3. 警察関係者と交友関係を築いてはいけない。
4. バーや社交クラブに入り浸ってはいけない。
5. コーサ・ノストラにはどんな時でも働けるよう準備をしておかなくてはならない。それが妻が出産している時であっても、ファミリーのためには働かなければならない。
6. 約束は絶対的に遵守しなければならない。
7. 妻を尊重しなければならない。
8. 何かを知るために呼ばれたときは、必ず真実を語らなくてはならない。
9. ファミリーの仲間、およびその家族の金を横取りしてはならない。
10. .警察、軍関係の親戚が近くにいる者、ファミリーに対して感情的に背信を抱く者、素行の極端に悪い者、道徳心を持てない者は、兄弟の契りを交わさないものとする。

（wikipediaより）

• ジンローシティ(地域)
  とある大陸国家の沿岸都市であり８００万もの人口を抱える大都会です。
  世界でも有数の金融街を持ち国際的な金融の中心地となっています。
  また東にある港湾部は規模も大きく先進的な整備も進んでおり巨大な流通を支えています。
  多くの移民系が住んでおり多種多様な人種の交わる街でもあります。
  それ故に芸能や文化の生まれる街でもあり様々なカルチャーの発信源ともなっています。
  その反面で治安の悪化が問題視されていましたが行政や警察当局の努力により現在の治安は安定してきています。
  しかし一方で未だにスラム街などの無法地帯もあり、また裏社会の街に与える影響力も小さくありません。
  モデルはアメリカ合衆国ニューヨークですが、必ずしも準拠する必要はありません。
  
  

• ファミリー(組織)
  ジンローシティの裏社会において三大勢力の一つと目される組織です。
  ドンを頂点として幹部と幹部が率いる二次組織や更にその下部組織などによって組織されています。
  殺人の請負や恐喝、みかじめ料の徴収、高利貸し、密輸や密造などの犯罪行為をはじめ、不動産や興行(芸能)などの合法的な商売も行います。
  モデルはシチリアンマフィアですが、必ずしも準拠する必要はありません。
  
  

• ドン・マーチン(人物)
  ファミリーのトップです。
  「ドン」または「ファーザー」と呼ばれています。
  大勢力の首領としてシティの裏社会に大きな影響力を持ち、また政財界などにも顔が利くようです。
  彼は古き良き伝統を大事にし忠義と道徳そして敬意を重んじています。
  家族や仲間に対しては情に厚く寛容ですが敵意や抵抗には対しては暴力的な解決方法も厭いません。
  しかし無暗な抗争は嫌いファミリーのビジネスを大事にしています。
  また麻薬に関して本音の部分では嫌っていますが無秩序に薬が氾濫するよりはコントロールの下でビジネスとして取り扱うことを決断した。
  このように自身の感情を抑え実利を得る傾向があります。
  
  

• ユニオン(組織)
  ジンローシティの裏社会における三大勢力の一つ。
  麻薬・賭博・売春などの犯罪行為を行っており、また密入国の斡旋なども行っています。
  小さな組織同士の横の繋がりによる互助関係といった性格が強いため全体で一つの組織というよりも組織間ネットワークと言ったほうがいいかもしれません。
  例えば麻薬を取り扱うにしても製造と流通とで別組織である場合がほとんどです。
  そのため明確なトップは居らず有力な組織のトップが集まる『老頭』という会議が実質的な意思決定機関となっています。
  こういったことからユニオン全体が一丸となって纏まることはあまりありませんが逆にどこかを潰せばどうにかなるという組織ではないようです。
  モデルはチャイニーズマフィアですが、必ずしも準拠する必要はありません。
  
  

• ダミー
  ファミリーのドンです。
  彼が２ｄ開始時に病に倒れることで後継者争いが始まります。
  
  
• 見物人
  主催者が「黒猫」で入村します。
  同時に参加者に対しての相談役としても機能します。
  困ったことや相談したいことは秘話にて承りますのでお気軽にどうぞ。
  また、進行中に他の参加者に対して思う事がある場合も主催者(見物人)を通して下さい。
  
  
• 首無し騎士(狼)
  とある思惑があってファミリーに潜入している人物です。
  本当の立場や目的などは自由に決めて下さい。
  １ｄ開始後、メモですみやかにＣＯして下さい。
  
  
• 村人
  ファミリーの幹部またはそれに準ずる立場でドンの後継者候補たちです。

• 襲撃
  基本的には狼(潜入者)による暗殺や工作によって表舞台から姿を消す人を選びます。
  狼(潜入者)を担当する参加者が決定し更新前の２１時までにメモで発表して下さい。
  
  
• 吊り
  内部対立による暗闘や工作、または事故などによって表舞台から姿を消す人を選びます。
  吊り先は参加者全員の投票により多数決で決定します。
  各参加者は更新前の２１時までに黒猫(主催者)に秘話で吊り先を送って下さい。
  主催者が集計しその日の吊り先を決定しメモで発表します。

• プロローグ
  参加者が揃ったら開始します。
  役職はマフィアの幹部役なら村人を、潜入者なら狼を希望して下さい。
  主催者一名が「おまかせ」で入りますので村人希望を蹴られることはありません。
  
  
• １日目
  病によってドンが倒れ、医者からは年齢的にも回復は難しいと告げられます。
  ファミリーの一部からは早くも後継者についての話題が出始めます。
  
  
• ２日目
  遂にドンが逝去し、相談役(コンシリエーレ)からドンの最後の言葉が伝えられます
  騒がしくなるファミリーの中で貴方は何を望みますか？