どの国も海に面している部分がある。領土の広さは同じくらい。
各国の国境には関所が置かれており、そこで通行証を提示して通る形となる。

■南の国『ズューデン』
年中暖かな国。冬には一応気温が下がるが、他国と比べるとかなり暖かい。
気候故に緑が豊かな国で、食料が豊富。他国にも輸出している。
夏頃はかなり気温が高くなるが、湿気はあまり多くないため暑すぎはしない程度。
一年で一番大きなお祭り『フリューリングフェスト』には、他国からの観光客も多く訪れる。

植物に悪影響を及ぼさないよう工場などは最低限に留めているため、他の国と比べて自然豊か。
逆に言えば、自然のもの以外の生産物は他国に劣っている。

国王は温厚な人柄で、国民からの支持も厚い。
自ら戦争を仕掛けるタイプではないが、国を護るためには多少の犠牲は必要等、時にはそういった選択も出来る。

■北の国『ノルデン』
冬の寒さが厳しく、夏もそこまで気温が上がらない。
雪解けも遅く、また、雪が降り始めるのも早いため、まともに植物を育てられるのは夏のみ。
そのため色々なものが保存食になっているが、極寒の時期を過ごすにはそれでも食料が足りず、
気候が良く食料の豊富なズューデン国を狙って侵攻を決めた様子。

自然のものに頼れないため、工場などが多く、たくさんの煙突から蒸気が上る様子が見られる。

国王は冷静な人柄のように見えるが、内心では強い野心を持つ野心家。
今回の侵攻も、数年前から計画を始めていたり、ズューデンにこちらの手の者を忍び込ませる等、準備を怠らない面も。
　
　
――以下二つの国は設定のみの登場となります。

■東の国『オステン』
春夏秋冬、特に夏と冬の気温の差が激しい国。
他国との関わりをあまり良しとせず、色々と謎が多い。
文化がとても独特で、キモノやチーパオと呼ばれるような服があるらしい。

街並みも独特で、パッと見工場のようなものは見られない。
しかし殆どを自給自足で済ませているところから、ある程度工場などはあると推測される。

国王は滅多に表に顔を出さず、存在が不明。
今のオステンの体制を作り上げたのが現国王であるため、中々の切れ者なのではと言われている。

■西の国『ヴェステン』
気候の差はあまり激しくなく、安定していて過ごしやすい。
しかしよく雨が降るため、育てられる植物は限られている。
海産物はよく捕れるようで、海産物を使った料理が多くある。

工場は多くもなく、少なくもなく。
最近は雨を利用して何か出来ないかと考えている様子。

国王は楽天家だが政はきちんとしているようで、国に混乱は見られない。

地図です。誰が何と言おうと地図です。
４国で一つの大陸となりますが、大陸の名前はありません。

大陸から少し離れた海は大荒れで、これを『シュトゥルム海域』と言います。
（少し、と書いていますが、大陸から１日ほど休まず船を進めてようやく辿り着く距離です）

シュトゥルム海域は大陸を囲むように展開されており、
未だ海域を越える事が出来た人間は居ないと言われています。
運よく海域を越えることが出来た人間が居たとしても、戻る事は困難であるため、
『外へ出た』事が知られていないのが現実です。

シュトゥルム海域に囲まれているこの大陸は、閉鎖的な大陸と言っても良いでしょう。
外からこの大陸へやってきた人間も殆ど居ないため、
この大陸以外にも国がある、という事実を知らない・信じていない人間が大半です。
各地に大陸の外に関する書物がほんの少しある程度、という認識でお願いします。

■ノルデン・ズューデンの☆マークについて

両国の『首都』になります。
今回は、ズューデンの☆マークの位置が舞台になります。
首都以外にも村などが存在しますので、都合の良いように設定して頂ければと思います。

また、中央の両国の国境あたりに関所があります。
ノルデン兵は、ここから侵攻を予定しています。

9人　ダ村村村村狂狂狂狼
10人 ダ鳴鳴村村村狂狂狼狼
11人 ダ鳴鳴村村村狂狂狂狼狼
12人 ダ鳴鳴村村村村狂狂狂狼狼
13人 ダ鳴鳴村村村村狂狂狂狂狼狼

※調整の後変更の可能性有り
参加人数が奇数の場合は、村陣営＞狼陣営になるようにしてあります。

村側
南の国『ズューデン』を護る立場にあります。
基本的にはズューデンの住民ですが、他国からやってきた旅人等も居るかもしれません。
（比率は　ズューデンの住民＞それ以外　でお願いします）

職業は何でも構いませんが、バトル村ですので、ある程度は戦えるようにお願いします。

■共鳴
お互いに連絡が取り合える立場にあるＰＣ達です。

共鳴会話はどのように使用して頂いても構いません。
技術者が死力を尽くして作り上げた最新型通信機なのか、はたまた内緒話なのか、
それともそれ以外なのか、開始後に相談をして決めてください。
　
　
人狼側
北の国『ノルデン』の侵攻を手助けする立場にあります。
あわよくばズューデン国の王を暗殺することを目標としていますが、
王の周囲の警備はきちんとしているので、不可能に近いでしょう。

基本的にはノルデン国の兵など国の関係者ですが、傭兵など、雇われた立場でも可能です。
（比率は　ノルデン国の兵＞それ以外　でお願いします）

なお、プロローグ中は、まだ両国の行き来を制限されていないため、
兵である事を隠せばノルデンからズューデンに入国する事も可能です。

■人狼
今回の件を、ノルデン国王から直々に任されている立場にあります。
どのような経緯で任される事になったのかはお任せ。

赤会話はどのように使用して頂いても構いません。
技術者が死力を尽くして作り上げた最新型通信機なのか、はたまた内緒話なのか、
それともそれ以外なのか、開始後に相談をして決めてください。

人狼のうち一人は長く生存する可能性がありますので、スケジュールと相談の上ご希望ください。

墓下はズューデン国の王城内です。
村側は地上で怪我を負った等、何らかの事情で王城へ向かう・運ばれる事に、
人狼側は捕らえられて王城の地下牢に入れられたことになります。
城内の施設等は都合によって増やしても問題ありません。

村側は、手当てを受けた後は城内で自由に行動できます。
運び込まれた兵士たち（ＮＰＣ）の治療をするも良し、
牢に入れられた人狼側のＰＣに会いに行くも良し。

人狼側は、怪我の手当てはされますが、地下牢に入れられる際に拘束される場合もあります。
牢は別々ですが、会話は出来る程度。兵士達は出払っているため、警備は厳しくはありません。
やろうと思えば、脱獄なんてことも出来るかも……？
　
　　
墓落ち＝死亡　ではないため、ＰＣの生死は各ＰＬが決める事になります。
自ＰＣ以外の生死は確定させないようお願いします。
※死んだと勘違いする等は有り

■プロローグ
祭りの準備を目前に、「ノルデンがこの国を攻めてくる」という不穏な噂が流れ始めます。
まだ真偽は分かりませんが、その噂は誰の耳にも届くでしょう。

この時既に、北の国『ノルデン』ではズューデンへ侵攻する準備が始まっています。
実は、不穏な噂の出所は、南の国『ズューデン』にこっそりと進入しているノルデン国の者（赤陣営）
旅人や商人に扮して、誰とも知られず密入国を――どのような方法でも構いません。
ズューデン国に侵入し、内側からノルデン国の侵攻を手助けするのが役目です。

■１ｄ（プロローグから数日後）
ズューデン国の出した斥侯が帰ってきました。
斥侯が言うには、ノルデンとズューデンの国境間に兵が集まっているとの事。
噂が事実であると気付いたズューデン国は、国を護るための準備を始めます。

事実を知った国の住人達は、戦いに供える者も居れば、避難を開始する者も。
混乱の中、何やら怪しい動きを見せる者も……？

この頃から、ズューデン国の関所はノルデン国との行き来を禁止。
関所に兵を置こうとしますが、気付くのが遅れてしまったため間に合わず。

■２ｄ〜（１ｄから1日後）
ズューデン国の関所に居た兵士サダヒサ（ダミー）が何者かに殺害されます。
同時に、ノルデン国の侵攻が始まったとの話が斥侯から届きました。
篭城を決め込むには相手の数が多すぎるため、兵士達（ＮＰＣ）はノルデン国の兵を迎え撃ちに行きます。

以降、赤陣営はノルデン国の侵攻を手助けするために、ズューデン国の中で行動を始めてください。
（それ以前に、こっそりと行動していても問題ありません）

時間軸は２ｄ〜エピローグまででまるっと一日です。
進行中に、村内の日が変わることはありません。

■エピローグ（２ｄ〜エピ前の翌日）
村陣営が勝利した場合はズューデン国の勝利。
侵攻してきたノルデン国の兵を国に入れる事無く、相手に甚大な被害を出して追い返す事に成功しました。

赤陣営が勝利した場合はノルデン国の勝利。
ノルデン国の兵士達が、ズューデン国へとなだれ込みます。

吊りは人狼側、襲撃は村側となります。
吊りはその時の流れを見て人狼側へ投票、襲撃は流れを見て村側を襲撃。
生存者が4名以下になったら、村側人狼側関係なくＰＬ視点で吊り先を決めてください。

メモでの吊り先相談は控え目に、投票先は明記しても構いません。
また、人狼側は襲撃先を決定したら、メモで襲撃先を明記しても構いません。
襲撃パスは基本的に無しの方向でお願いします。

吊り・襲撃共に、更新日の22時までならば自薦も可能です。

優先度は　自薦（更新日の22時まで）＞流れを見ての投票・襲撃　になります。