Top / 夢から醒めた夢 皇国動乱編
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//[[FrontPage]] #br #br #br #br &size(15){&color(#9f9f9f){ 禍星、墜つ──────。};}; #br #br CENTER:&ref(https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/sand_box/20210916/20210916143748.png); #br #br #br *村情報概要 |村名|夢から醒めた夢 〜皇国動乱編〜 | |開催国|[[三日月国>http://www.moonpupa.jp/wolf/sow/sow.cgi?btn=1&word=2&clock=1&popup=2]]| |種別|完全RP村| |募集人数|12人(ダミー・村建て狼除く)| |更新時刻|午前11時更新| |更新間隔|48h| |登場人物|[[Mad Party>http://www.moonpupa.jp/wolf/sow/sow.cgi?cmd=chrlist&css=&csid=madparty]]| |閲覧制限|R18G| |主催者|[[riberio>https://twitter.com/candice_bear]]| |開催時期|2022年5月2日村建て8日1d開始| |イメージソング|現代編:[[世界の解像度>https://www.youtube.com/watch?v=iwGogQZe-AQ]]/過去編:[[Messenger in Flames>https://www.youtube.com/watch?v=wm6vU23R2Qo]] | □''この村の遊び方(目的)'' ・悲運の死を遂げる皇族及びその周辺の人々のRP ・死後(転生後)の生活と過去の記憶とのクロスオーバーによる葛藤 ・皇位を巡る宮廷ドロドロ劇及びそれに準じた物語の描写 ・現代編におけるならず者たちの宴(参加任意) 等 **更新履歴 #br -2022/03/04 HOに関連する部分を追記。 -2022/03/02 世界観部分の加筆。予約日程の変更について追記。 -2022/02/28 ''チップ予約&HO予約の日程を後ろ倒ししました。'' -2022/02/18 世界観設定「隣国」について追記。 -2022/01/31 開催日程仮決定。世界観設定等追記。 -2021/09/16 wiki作成&参加募集開始。 &size(20){[[村を建てました。>http://www.moonpupa.jp/wolf/sow/sow.cgi?vid=1087&btn=1&word=2&clock=1&popup=2&cmd=vinfo]]}; ※少々早めとなりますが、wiki記載後【23時より】入村解禁となります。 注意事項等よくご確認の上、以下の鍵でご入村下さいますようよろしくお願い致します。 //pass:lemuria #br **目次 #contents **過去、彼らが在った日のこと ''&COLOR(#5555ff){ 【 過去編 】};'' 今は遠いむかしむかしのこと。 多くの国々を呑みこみ、肥大し続けたひとつの国があった。 元は大陸の一部に在り、やがて海を渡り来て新大陸へと成った 貪欲と栄華を極めたその国の名は────''ラオ・レムリア''。 峻厳な山岳地帯を征し、荒波の渦巻く海峡と未開の孤島群を征し、 秘境とされてきた緑の支配する大森林や、熱砂の舞う地、そして、北方の小国を征し、 皇帝という唯一無二の星を天に頂き、国獲りによって領土を拡大し続けた強国であった。 しかしあまりにも強大になり過ぎてしまったが故に 激しい内乱と代々の後継者争いによって皇国内の治安は乱れ、民の暮らしは荒れていた。 そんな折、皇国ラオ・レムリアに動乱の火種が発生する。 ……皇帝が何者かによって殺害されたのだ。 「強さ」によってのみ己の価値を証明できる国において頂に立てるのは常に一人のみ。 異例の事態から始まった跡目争いは、揺れる皇国と後継者たちを巻き込んで激化していくのだった。 **現在、彼らがかく在る日のこと ''&COLOR(#ff5555){ 【 現代編 】};'' 旧時代の面影を残す色褪せながらも均整に整えられた伝統的な建物群。 月日と共に水面下に沈んでしまったものもあるけれど、 樹木や水に侵食されながらも嘗ての栄華を誇るような街並みは変わらずそこに佇んでいる。 観光に訪れる者はそう多くなく、 本土と島とを結ぶ定期便の船は一日に数回しか旅行者や往来者を運びはしない。 長閑にあくびをする野良猫の姿は以前のように港にはもうなく、 もうしばらくすれば人間の気配すらもそこには無くなってしまうのだろう。 元々大陸と地続きであったこの島は、長い時を経るうちに 水の侵食によって大部分が沈んで失われつつあり、またこの先は完全に沈んで やがてはすっかりと何もかもが水の底に落ち込んでしまうだろう──と、言われていた。 そんな折──否、そんな折であるからこそ、 島に残る島に残る住民たちによって星の名を冠した最後の祝祭が企画されていた。 祝祭の開催当日までは僅か数日。 その後は住民であった者も、観光や旅行に訪れていた者も、区別なく島を去らなければならない。 島に暮らす人々は、その日の訪れを待ちながら今日も思い思いに日々を過ごすのであった。 ***''物語の登場人物(参加PC)'' ''&COLOR(#5555ff){◆◆ 過去に生きた者たち(過去編)};'' ''&COLOR(#5555ff){ 「 さあ、殺せ。殺し尽くせ!};'' ''&COLOR(#5555ff){ お前自らが生き残る為に、絆も、血縁も、友誼も、信頼も、};'' ''&COLOR(#5555ff){ 粉飾し、懐柔し、利用し尽くして蹂躙の糧とするが良い。};'' ''&COLOR(#5555ff){ ────そう出来るだけの力がお前には存るのだから。」};'' かつて皇帝を国家元首に頂くラオ・レムリアという国家において皇帝の後継者として それぞれに地位を確立し、独自の管理地域を持ち得ていた十人の人物。 ラオ・レムリアが、星々の運行によって国の未来を占う「星読み」という行為や、 それに関わる星導師たちを政にも関わらせる国家であることから、 後継者全員にも星に関連する肩書が与えられており、そのままそれが通称に使われてもいる。 かつては多くても七人程度であったが、併呑された小国家が増え続けるにあたり 時代によっては最大十三人にまで後継者の数も増加するに至っている。 今代では先んじて二人が脱落し、皇帝の崩御時には十一人で覇を競うことになった。 ''&COLOR(#ff5555){◆◆ 今を生きる者たち(現代編)};'' ''&COLOR(#ff5555){ 「 この島では数年に一度だけ、};'' ''&COLOR(#ff5555){ ある月の夜に星の雨が降り注ぐのを見ることができる。};'' ''&COLOR(#ff5555){ まるでかつてここに存在していた古い国を惜しんで};'' ''&COLOR(#ff5555){ 宙が涙を流しているようだ──と、ロマンチックなことを言う学者もいるよ。 」};'' ''&COLOR(#9f9f9f){ 「 ……ところでキミは知っているかな。};'' ''&COLOR(#9f9f9f){ この島はある時期までは行き場を失くしたならずものたちの溜まり場だったのさ。};'' ''&COLOR(#9f9f9f){ 何年か前にボスが死んで以降、散り散りに分派して今は殆ど姿を見なくなったけれど};'' ''&COLOR(#9f9f9f){ さて、彼らは今どうしているのやらね────? 」};'' 歴史ある巨大な旧国家の痕跡を各所に残す長閑な共和制国家──の端に位置する 自然豊かな島に暮らす住民や、何らかの理由で島を訪れた元住民、または旅行者など。 将来的な島の水没に備えて、住民らは既に島外に移住する計画を立てているが、 伝統である星の祝祭を最後に執り行うということで調整がなされている。 祝祭後には各々が新たな生活に向けてそれぞれに島を後にすることになる予定である。 ''&COLOR(#9f9f9f){数年前、この島にはとある組織犯罪集団が存在していた。};'' ''&COLOR(#9f9f9f){都市部から離れた小島を根城に周辺地域を支配し、賭博や薬の収益等で資金を得ていたが、};'' ''&COLOR(#9f9f9f){頭目である当時のボスの死亡によって幾つかの組織に分派。以降、小島の浸水の影響もあり、};'' ''&COLOR(#9f9f9f){組織の構成員だった人間の殆どは島本土から姿を消し、大陸へと渡った。};'' ''&COLOR(#9f9f9f){しかし今回の星の祝祭の日程はちょうどかの組織のボスであった人物の命日にあたり、};'' ''&COLOR(#9f9f9f){組織に思い入れの深かった当時の構成員が島へ戻って来るのではないか、とも噂されている。};'' ***''世界観及びローカル設定'' ''&COLOR(#ff5555){ ◆ 現代編の舞台};'' [[BGM>https://www.youtube.com/watch?v=WrWsMsaSp0M]] 実際の現代よりはやや昔な現代風の架空世界。 '' スマホもコロナも魔法もない。''携帯電話自体もまだそれほど普及していない。 舞台になる島は本土からやや離れた人口規模約数百人程度の小島。 周りに他の無人島なども見えるが、将来的には殆どが沈没すると推測されている。 島は地盤沈下の歴史的経緯もあり、あまり開発が進んでおらず自然豊かである。 そのせいか、かつては家猫の野生化や自然繁殖に伴い、島中で猫を見ることができた。 しかし近年の移住プロジェクトにあたって人工的に移動が試みられたこともあって 今では猫を含めた動物の姿は島内に殆どなく、森や林の中も閑散としている。 #region(【 ''舞台の小島について(詳細)'' 】) 【 ''舞台の小島について(詳細)'' 】 ''※色々書いてはありますが、記載外の施設や'' '' 記載のある施設の詳細部分等はご自由に捏造してください。'' ''◇ 島内詳細(南側)'' -''港'' 穏やかな波の寄せる港。 かつては寄港する船で訪れる旅行者の姿や、日向ぼっこをする猫の姿があった。 現在では数少ない定期便や、地元民の私有する船の姿が見えるばかりである。 -''落月海岸(らくげつかいがん)'' 港沿いに半円形に広がっている海岸。 遠浅の水が綺麗な海で、岸辺から海底を覗くことができる。 海岸の形が美しい半月型であることから「月の半分が落ちた場所」と、島の古い民話に残されている。 -''来花の丘(くるばなのおか)'' 港から幾らか坂道を登った先にある丘。 島の中では高所にあたり、港や落月海岸を見下ろすことができる。 紫星雨の観測もこの丘の上で行われることが多く、 近日に迫った星の祝祭を前に望遠鏡や宿泊者用のテントなどが設置されつつある。 -''句風楽土荘(くふうらくどそう)'' 港の程近くにある島唯一の民宿。 規模はあまり大きくなく、客室の数は多いが手狭であり、 年季が入っているために建物全体の建付けが悪い。''ただし宿泊料は安い。'' 島内の澄んだ空気故に全ての部屋の窓から夜には星がよく見える。 -''与菓路商店街(よかろしょうてんがい)'' 港から来花の丘までの坂道の途中に設えられた商店街。 島の外への移住が進んだ影響でそれほど活気はないが、幾らかの店は営業中。 島内の人間にとってはさして値打ちのない骨董品などが取り扱われてもいるが、 稀にそれらが島の外で価値を持つものであったり、希少なものであったりもするらしい。 -''星不識森(ほししらずのもり)'' 港や商店街などの人の往来が比較的多い島の南側と寂れた住居などが並ぶ北側の合間に跨る森。 古くには鬱蒼と茂った木々の葉で空の星が見えないことから''「星を識らない森(=星不識)」''と呼ばれていた。 時代の変化と共に土地開発が進んだことや、島の浸水によって植物の生息範囲が狭まったことから 村時点では「森」というよりは「樹林」程度が相応しいような有り様である。 ''◇ 島内詳細(北側)'' -''旧家屋群'' 近年進められてきた移住プロジェクトによって島を出た住民たちが暮らしていた古家群。 建物によって傷み具合はまちまちではあるが、雨風程度ならば防げる状態のものが多い。 中には居住者の死亡などによって無人と化したまま放置されている家屋も混ざっており、 そういった家屋の場合は元の居住者の所持品や家具などがそのまま残されている場合もある。 -''旧五百枝邸(きゅういおえてい)'' 旧家屋群の、更に奥まった島の北端に建てられた廃屋。 島に活気があった頃、いわくありげな顔ぶれの者たちが訪れていたことから かつて島を根城としていた犯罪組織の"アジト"なのではないかと噂されていた。 実際のところこの廃屋はその犯罪組織の"ボス"の所有していた居宅であり、 下草の生い茂る敷地内には彼の人物の埋墓とされる簡素な石碑が佇んでいる。 #endregion ''◇ 『 星の祝祭 (紫微祭) 』'' 島内で毎年春頃に行われる祝祭。 「紫星雨」と呼ばれる流星群が稀に夜に見られることから名前が付けられた。 気候の関係なのか、本土や他の地域などを含めても紫星雨を綺麗に観測できる場所は殆ど存在せず、 島が水没してしまえば今まで通りに観測することは難しくなるだろう、と言われている。 ''◇ 『 紫星雨 』'' かつての亡国を悼むために宙が流す涙である、だとか、 流れ落ちる星々の美しさに紫星雨の目撃者は人が変わったようになる、とか、 二極的な言い伝えや噂が飛び交う、数年に一度の自然現象。 発生するかどうかはおよそ数日〜数週間前にならないと分からず、 基本的には紫星雨の降らない前提で星の祝祭が行われてきた。 ''◇ 『 クレピスキューレ』 ( Coulepiscure((''Coulepiscure'' 「沈黙する血の台座」の意。)) )'' かつて島内を主な根城にしていた無法者たちの所属する組織の名前。 組織の全盛期には、近隣の地域のみならず国全土から加入を希望する者が訪れたこともある。 ボス((犯罪組織クレピスキューレのボス。通称「''ドン・マーロン''」。犯罪組織の長ではあるが、義理堅く慈悲深い性格で、部下だけでなく一般人からの信頼も篤かった。表向きは病死であるとされているものの、死亡から数年経った現在でも暗殺の疑惑が囁かれている。))を頂点とするピラミット型の構造によって成立し、忠誠心と暴力によって組織は維持されていたが、 数年前にボス当人が死亡し解散。後に幾つかの分派勢力に分かれることとなる。 その際、彼の人物が常々身に付けていた[[ブラックスター>https://www.4976do.com/stone/black-star]]の嵌め込まれたシルバーリングが紛失しており、 当時の構成員の多くが様々な理由((ある者は自身の擁する組織こそが正当な後継組織であると他の者に示すため、またある者は純粋にボスの遺品を自身が引き継ぐため、あるいは付加価値の含まれた希少な指輪を売り払って一山当てるため、など、理由は各人や集団によってまったく異なっている。))によってその指輪の行方を追っているとされる。 この組織の解散後、分派した勢力同士の小競り合いや抗争が頻繁に発生するようになった。 とりわけ分派した組織の中でも規模が大きく、クレピスキューレの元幹部たちが多く属していることから知名度も高い 新設組織「''ルーエカッセ''」と「''ラ・フェリチッタ''」は互いに前組織の跡目を狙う立場であるため非常に仲が悪く、 それぞれの組織の構成員同士による衝突や争いが重なり合った活動地域の各所で度々繰り返されている。 この二つの組織の仲の悪さは治安維持に努める各種機関でも有名で、 各組織の構成員が逮捕された際には所属している組織によって独房が細かく振り分けられるほどである。 ''◇ 『 ルーエカッセ 』 ( Ruaecache((''Ruaecache'' 「裏路地の後悔」の意。)) )'' [[Image Song>https://www.youtube.com/watch?v=pH0gAKOY9GU]] 武闘派閥にあたる新組織。前組織であるクレピスキューレの方針を引き継ぎながらも多くの面で変革が見られる。 利権を重視し、後ろ暗い商売にも手を出す。あらゆる意味での実力主義組織で、組織内での下剋上も珍しくはない。 ''◇ 『 ラ・フェリチッタ 』 ( La Felicheeta((''La Felicheeta'' 「切り取られた幸福」の意。)) )'' [[Image Song>https://www.youtube.com/watch?v=nOj_A3aZxGs]] 穏健派閥にあたる新組織。前組織であるクレピスキューレの方針を引き継ぎ、必要とあらば暴力行為も厭わないが、 基本的には賭博や酒の売買などによって利益を得、組織を維持する。政治家や司法界にもコネがあり、薬物の売買はご法度。 ''&COLOR(#5555ff){ ◆ 過去編の舞台};'' ざっくり16世紀頃の欧州程度の文明度な架空世界。 '' 魔法はないが国や地域によっては超自然信仰や霊的存在を肯定する文化はある。'' 過去編の舞台となる皇国・ラオ・レムリアは、 度重なる侵略戦争とそれによる他国併合で国土が長らく肥大化を続けていたが、 村時点では内乱等の国内の諸問題により他国への侵略政策は一旦中断されている状態となっている。 ''◆ 『 ラオ・レムリア 』 ( Lao-Lemuria )'' '' 近隣の国家を侵攻しながら成長し続けてきた長い歴史を持つ帝政国家。'' 皇位継承争いによる内乱や、国内の不穏分子による紛争などが絶えず引き起こされている。 領土とされている地域は広範囲に渡るが、国全域において年々支配力は低下の一途を辿る。 遠い昔には天文学によって星の運行を占う「導師」という存在を国の意見役として登用していたが、 村時点では「導師」及び導師を育成する場である星錬院の権威は以前と比べて大きく失墜しており、 今や皇族たちへの星々に関する知識の教育も最低限度(学ぶ気のある者に与えられる程度)である。 ''◆ 『 皇都 ネメトリア 』 ( Nemetolius )'' [[BGM>https://www.youtube.com/watch?v=J6hq2GP71Es]] 皇帝および皇族たちの暮らす「''星群城''」とその子塔、星々の研究を行う「''星錬院''」を中央に置き、 その城下、東西南北に入り組んだ中小の川の合間にハーフ・ティンバー構造の住居群が立ち並ぶ''ラオ・レムリアの首都。'' 多層構造になっており、最上層から郊外にあたる最下層までで六の階層に分割されている。 肉眼で見える星の等級が由来であるが、地下水路などが整備されたことで実際には名前の当てられていない階層も存在するが、 河川の氾濫を視野に入れた防水対策として、多くの住居用の土地は地盤面よりも底上げされている。 国内の各地域からありとあらゆるものが運び込まれているため、一見すれば人々は豊かな暮らしを送っているように"見える"。 また、ラオ・レムリアにとって星は重要な意味を持つため、夜は光を外部に漏らさないようにしている家宅が多く、 警備兵たちも夜目の利く者が重用されている。そのお陰で皇都内であっても夜になれば星は比較的よく目に付くようになっている。 ''◆ 『 星群城 』 ( Orsa Maiyor )'' [[BGM>https://www.youtube.com/watch?v=HzcdXtSfnGM]] 現皇帝の居住する城そのもの、及び敷地内に設けられた皇位継承候補者たちのための子塔から成る建物群。 子塔には貪狼、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍、天府、天梁、天機、天同、天相、七殺の十三の星の名が付けられており、 おおよそ季節の変わり目に一度ずつの割合で後継者にあたる人物たちが招集され、しばらくの間子塔を住処として過ごす。 皇位後継者の候補たちが集まっている時期には皇国の統治方針について議論が交わされたり、 それぞれに与えられた領土の統治状況について皇帝に報告したり、水面下では後継者同士での蹴落としあいが行われたりする。 ''◆ 『 星錬院 』 ( Astrologynius )'' 星読みを行う者たちの住居及び暦と天地の相と星の運行の記録の所蔵庫と星々を観測する塔から成る施設群。 星を正確に読み解くための草も木もない環境音を極力排除した砂地なども造られている。 基本的には星読みたちと導師が出入りし、星を読むことに必要でない物事の持ち込みは禁じられており、 例え皇族であったとしても特段の事情なく立ち入ろうとすれば好意的に出迎えられることはまず、ない。 ''◆ 『 稀血保護区 』'' 稀血保護区(きけつほごく)は皇都の一角に設けられた特定の人種の保護区画。 ここには旧レムリア皇国の時代より他国他地域の血を血脈に入れずに生きてきた、 生粋のレムリア人の血を引く者たちが保護(という名目で隔離)されて日々を送っている。 旧レムリア皇国に暮らした人々の血を引くものは男女ともに背が高い傾向にあり、 栗色の髪と琥珀色の瞳をひとつきりの特徴として有していた。 そのため見た目での判別は容易く、村時点では絶滅危惧種のような扱いである。 ただ、村時点では皇国の国力の低下とともにこの保護区に暮らす者も急激に数を減らしており、 「保護」の観点から保護区外の者と子を成す者も少しずつ増加しつつある。 #region(【 ''皇国「ラオ・レムリア」について(詳細)'' 】) 【 ''皇国「ラオ・レムリア」について(詳細)'' 】 -''新国家の樹立と旧国家'' 元々は後の「ラオ・レムリア」とは海を隔てた陸地に存在した国家であったが、 旧レムリア皇国で行われる皇位継承権争いを疎んじて海を渡った皇族たちによって新たに建国された。 建国の折には皇族たちの側近として共に海を渡った賢者が星を読んだ結果が色濃く反映されており、 これが、後のラオ・レムリアにおける「星を読む」という行為を国として重要視する発端となっている。 また、皇国の通称として用いられる「ラオ・レムリア」は本来は海を隔てた本国と 新しく樹立された国家とを区別するために用いられ始めた単語ではあったが、 後々本国が滅ぶこととなったため、歴史上の経緯以上には特段の意味を持たなくなった。 こうした経緯から、皇族たちは村の時点に至るまで、皇国を「亡者の国」と口にすることがある。 これは、旧レムリア皇国の時代より、吸収合併されても尚人々の存在する亡国への蔑称であり、 それぞれ出身地域の異なる皇族たちの身体に流れている亡国の血への自虐でもある。 ''◇ 亡国の血'' ラオ・レムリアでは侵攻・征圧した国家の王族がその代の皇帝や皇族にとって異性ならば娶るという習慣があり、 他の国の王族らの血を混ぜ続けてきた結果として、一口に皇族といっても様々な色の肌や髪のものたちが存在する。 多くの場合、皇族たちの母方ないし父方の血は正に「亡国の血」であるため、 跡目争いによって絶えてしまった血脈も決して少なくはない。 -''「星読み」と星錬院'' 皇国が樹立した折、首都の選定や建国に多大な力を発揮した星読みの賢者によって 星の運行を読み、未来を推測する「星読み」という行為が学問として確立されている。 最も優れた星を読む者はその出自に関係なく、皇帝の補佐を担う「導師」の肩書と貴族としての社会的地位を得る。 また、星読みが学問として確立するにあたり「星錬院」と呼ばれる研究機関が設立されており、 星を読む才能があるとされた者や星読みの志願者などが、そこで星の巡りについて学びを授かったり研究を行っている。 #endregion #region(【 ''皇族の成り立ちと在り方について'' 】) 【 ''皇族の成り立ちと在り方について'' 】 -''基本的には、大陸より海を渡りラオ・レムリアを興した初代皇帝の血を引く人物を指す。'' すべての皇位継承候補者は、ミドル・ネームとして「ヴォン」という称号を持つ。 これは、ある種の『皇帝および皇位を継承する証を持つ者たちである』ことの証明であり、 継承争いから脱落したが運良く(悪く)生き残った者や、妃など、皇位継承権を持たない者たちには 代わりにそれぞれ立場に則った称号が与えられる仕来りになっている。 多くの場合、父母のどちらかから亡国となった国に暮らした民(や王族)の血を引いており、 各々の身体に流れる出身地の血に沿って皇位継承者として定められた段階から固有の領土を持つ。 皇位を継承するにあたり、手柄を競い、互いを蹴落とすことで皇帝の座を争うことが求められるため、 継承争いにおいてはそれぞれに与えられた領土や民の命運をも背負って立つこととなる。 -ラオ・レムリアが多くの国々を併呑して成立する国家であることから、皇位継承者自体は多い。 しかし、互いを蹴落としあって皇位を競うという継承行為の伝統上、長く生き残る継承者は少なく、 皇位継承争いが終結し、新たな皇帝が選出された後にまで生きている元・皇帝候補者は極々僅かである。 -定期的な召集の際や、皇位継承争いが本格的に開始される頃になると、 候補者たちは星群城の敷地内に存在する各自に割り当てられた星の名を持つ子塔の中で生活する。 その頃になると兄弟姉妹たちが顔を合わせるのは、個人的な会合の時、 または毎夜執り行われる晩餐の席、あるいは公式の場に顔を揃える機会でのみとなる。 -''皇族として生きる者は自らの出自について必要以上に他者に明かさない。'' これは皇国「ラオ・レムリア」という国が表立った信仰宗教を持っておらず、 そも祈りを捧げ救いを求める対象としての『神』に否定的であることから来ている。 この考え方の影響で併呑された国や地域に元々根付いていた文化も多くが否定され、失われた。 あるいは皇国として同一化されていく過程で厳重に秘され、隠された。 故に皇国に属する者──とくに皇族ともなれば、 自らがルーツを持つ文化や風土について必要以上に他者へ情報を与えることはしない。 何故ならばある種の弱みであるソレが所以で皇位継承争いから脱落する可能性があるからだ。 #endregion #region(【 ''皇族の通称と忌み星について'' 】) 【 ''皇族の通称と忌み星について'' 】 伝統的にラオ・レムリアに生まれた皇位継承候補者には 十三の星の名前からそれぞれひとつずつの通称が各候補者に贈られる。 これは、おおよそ生まれた順番に準拠するが、 先に生まれた者が早々に脱落したり、特別な理由による例外も存在する。 例えばその傾向が顕著なのは「''破軍''」である。 この星は''以前、通称の保有者が皇帝を殺害し処刑された経緯から忌み星とされており、'' その通称を公式な場で表立って呼称することは村時点で禁忌とされている。 七番目にあたるこの星の名を与えられる者は生を受けたその時に 星々を読み解く導師によって皇国にとっての凶星足り得ると託宣を受けた者に限られ、 託宣が降りなければそもその星の名を継ぐ存在はないものとして扱われる。 通称として星の名を贈られるのは最大で十三人ではあるが、 忌み星の地位を継ぐ者が現れるかどうかが導師による託宣に依存している関係上、 概ね皇国内では皇位後継候補者は"ほぼ"十二人が上限であると認識されているようである。 また、皇位継承候補者が星群城に集う際には各自の通称に割り当てられた子塔を使用するが、 忌み星にあたる候補者の子塔に関しては前述の事情から露骨に杜撰な管理体制が取られている。 これは「忌み星」の名を継ぐ候補者自身も例外ではない。 #endregion #region(【 ''皇都「ネメトリア」の構造詳細'' 】) 【 ''皇都「ネメトリア」の構造詳細'' 】 -''一等層'' 現役の皇帝と導師のみが立ち入ることを許されている星群城の最上層。 導師が星を読むための砂地も設えられているが、殆ど人目に触れることはない。 -''二等層'' 皇位継承候補者が滞在の折に身を寄せる星群城及びその子塔群と、星読みたちが研究に明け暮れる星錬院から成る区域。 星群城を中心にしてそれぞれの子塔が乱立しており、各子塔へ赴くためには城を経由する必要がある。 ◇ ''城内'' 春宿の間:大使や客人の接待に使われる。建国の物語の絵画が飾ってある。 夏宿の間:併呑した各領土からとりあげた宝物が置かれている。 秋宿の間:皇帝や各皇族が目を通す嘆願書などの書類がまとめられている。 冬宿の間:文官や武官など皇族以外の立場の人が皇族に謁見する時に使用する部屋。 皇室星拝堂:かつて星を敬っていた頃の名残の間。それぞれ星に誓ったり、 導師から守護星を授けられたりしていた。星のフラスコ画がある。 十二宮の間:長いテーブルが置かれた家族団欒の食事どころ。毒見役必須。 三垣の間:定期的に皇族全員が話し合いに使う場所。 ◇ ''子塔群'' 星群城の周囲に点々と建てられた星の名を持つ塔。 各塔とその周辺区画がそれぞれの皇位継承候補者に合わせた生活区域になっており、 塔そのものも各人が与えられている領土に沿った装飾や建築様式で拵えられている。 ◇ ''星錬院'' ラオ・レムリアの建国時の時点から存在する、枯れた大木の内側を刳り貫いて建築された建物。 そのため建物の外側は樹木の外皮で覆われるような形になっており、かつての樹の巨大さを見る者に想わせる。 建物周囲にはなるべく星読みにおける雑音を減らすために広範囲の砂地が造られている。 ◇ ''典薬寮'' 医療系の一切を賄う施設。 -''三等層'' 軍事関連の施設や医学関連の研究施設などが主に建てられている区域。 上記の施設に加えて裁判を行う施設や、処刑の行われる広場等も設えられている。 また、上層である二等層と中層である三等層を隔てる壁は高く、出入りが可能な門は日夜厳重に警備されている。 -''四等層'' 併呑した国家や地域から半ば人質のような形で皇都へ連れてこられたかつての王族などの身分の高い人物が住まう区域。 当代の皇帝にとっての異性であれば伴侶として召し上げられる場合もあるが、基本的には区域内で幽閉生活を送る。 一般人の立ち入りは許可されていないが、皇族が立ち入ることは制度的には可能ではある。 ◇ ''稀血保護区'' 詳細は稀血保護区の項を参照のこと。 「純粋なレムリア人の血を持つ」という見地から、四等層内に区画が作られている。 -''五等層'' 皇都内で何らかの職を割り当てられている者たちの居住区。 商業区画もあり賑やかではあるが、勤め人たちはいつ何時職を失うとも知れないためどことなく剣呑な様子である。 五等層は中層の最下区画であるため、更に下層にあたる六等層との間に例によって高い壁が備え付けられている。 -''六等層'' 「層」とは呼ばれているものの、実際には五等層の門と皇都の外門とを繋ぐ長い道でしかない。 かつては孤児院などの慈善事業が行われていた場所であったのだが、不正が相次いだために廃止された。 -''地平の門(及び退廃地区)'' 皇都ネメトリアに入ることができる門と、門の外側周囲に存在する退廃地区(通称''「デブリ」''と呼ばれる。)からなる区域。 臣民権を持たない属領地域で生まれた人々やあらゆる理由から皇都内で生活を営めない人々が寄り集まって生活している。 非常に不衛生かつ無秩序な場所であり、以前に一度、とある代の皇帝によって大規模な粛清を受けた。 #endregion #region(【 ''皇国「ラオ・レムリア」の領土'' 】) 【 ''皇国「ラオ・レムリア」の領土'' 】 -''『 山岳地帯/神山峡谷:ニピ・ヤヤケ 』( Nipie Yayakue )'' ラオ・レムリア皇国の中央に位置する峻厳な山々に囲まれた地域。 地帯の中で最も高い山に在る蜘蛛の巣のように入り組んだ洞窟から繋がる谷の底は異界の入り口とも言われ、 現地の人々に『谷の王』と呼称される存在が暮らしている聖地「ニピ・ヤヤケ((''Nipie Yayakue'' 現地語で「最も深い峡谷」の意。近辺地域全土を総括した呼称としてニピー・ヤヤックとも。))」に通じているとされる。 山岳の連なる最北には火山があり、「鏡の海」と呼ばれる火山湖の周囲には、 地帯全域に散らばって暮らす人々とは異なる少数民族が細々と独自の文化を持って生活を営む。 地形の過酷さに加え、食料物資などが限られており、非常に厳しい環境である。 その厳しさは、仮に十人の子どもが生まれたとして大人になることができるのは実際には二、三人であるほど。 地域の特徴として、他の国や地域では類を見ない程の美しい鉱石資源が採掘されることが挙げられる。 闇の中でも美しい蒼色に輝くそれは、小指の爪ほどの大きさひとつで山岳地帯の中にある各氏族領の半年分の食料を 賄えるほどの価値を持つが、前述の『谷の王』が存在すると言われる深い谷の底へ入って採掘せねばならず、 しかして採掘といっても無暗矢鱈と掘り返しても出てこない類の鉱石資源((旧くには『谷の王』の抜け殻であると言われており、現在では極々稀に谷の底に落ちているものが発見される程度の希少性のある鉱石。))であることから、 例え国そのものを統べる皇帝であったとしても、欲しいまま手にすることはできない。 皇国に併合された当時より物資が不足しがちであったことから傭兵業や出稼ぎなどで身を立てる者が多く、 ラオ・レムリアの民として典型的な「弱肉強食」を体現した地域であるとも言える。 -''『 海洋区画/水上都市:ペルトルーエ 』 ( Peltrulue )'' 皇都からはやや離れた海沿いの商業地域の大半(及びその中心地である水の都「ペルトルーエ」)を指す。 この地域の興りは、ラオ・レムリアの成立後、旧レムリア皇国とは異なる地域から海を渡ってきた人々が 小さな漁村を基にしてやがて街としての形を成し、相互扶助組織を作ったところから始まっており、 言語も文化も異なる人々が共生する集団として成り立っていく中で、交渉や商売事を徐々に発展させていった経緯を持つ。 その結果として、造船技術や識字率の高さなどは他の地域と比べて頭一つ抜きんでるに至っている。 漁業及び他国や他地域との商いによって皇国に支払う高額な税を賄っているため、 遠方地域からの輸入品や、新しい文化などの坩堝となっている。 国を越えた交流の地であることから、他国の言語や文化に造詣の深い者も多い。 その反面、伝統への興味や関心は薄い傾向にあり、土地に根付いた習わしや言い伝えなどは軽視されがち。 かつては重税への対応の一環として他領の民を誘拐し、奴隷として売り捌く交易が行われていたこともあり、 歴史学に造詣の深い者や他領土の民からの評判はあまりよろしくはない。 ''先代と先々代の皇帝の出身地域でもある。'' -''『 高原地域/遺郷高原:ナナ=ティコ 』 ( Nana=Tycho )'' 険しい山と脈々と流れ続ける河に囲まれた高地の大平原。 特殊な植物((ナナ=シアという植物。更にそれから精製されたものをメサイと呼ぶ。生の果実を齧っても効果があるが、精製したものを服飲するとより強力な幻覚作用をもたらす。ただし服用に際しては厳格な食事制限などが必要とされ、耐性のない人間が服用すると幻覚の他に悪寒、発汗、倦怠感、高熱、眠気、吐き気等の様々な症状を表出する。量が過ぎれば死亡することも。))の産地でもあり、独自の文明を持つ民の暮らす地でもある。 高原の民たちは昼行性の者たちと夜行性の者たちにそれぞれ分かれており、 どちらの氏族共に成人になっても他の領民たちの基準でいうところの「子ども」のような体型をした者が多い。 また、この土地に暮らす者の多くは遊牧によって生計を立てているが、 その生活は新月の夜や昼間などには殆ど外出しないなど、独特な観念と文化に裏打ちされたものである。 先述の特殊な植物は精製すると中毒作用のある薬物になるため、皇国内に流通するものの多くは この高原地域から産出されているのであるが、この植物の本来の用途は儀式や治療での使用であり、 現地に暮らす民たちから言わせれば、薬物としての使用は「悪用」であるとのこと。 かつて皇国及び近隣の周辺国を襲った大規模な流行り病によって 他の領地と交流を図ることの多かった昼行性の民たちの多くが命を落としてしまった。 故に現在高原地帯に住む民は殆どが夜行性の民となった。 夜行性の民たちはほぼ一日を彼ら自身の築いた地下都市内で過ごし、 牧畜を行う時にのみ地上へ現れるという特質的な生活様式を取って暮らしている。 -''『 孤島群/彩雲群島:パレ 』 ( La Parue )'' 海洋区画として管理されている地域からは暫く離れた島群を指す。 元々はそれぞれ独自に文明を持っていた島がまとまって出来上がった地域であり、 伝統的に女性が主導権を握りがちであった経緯から皇国に併呑される以前から暗殺業((各島には毒を持つ動植物が多数生息しており毒物の精製、入手が比較的容易である他、前述の環境から幼い子どもであっても毒の扱いには長けているという地域的な事情もある。))が盛んであった。 かつて島嶼連合という共同体が成立していた孤島群では 時の権力者たちの許へ嫁いだ女性たちが時折密やかに男子禁制の会合を設けており、 その会合は、連合内の均衡が崩れていないかを互いに探り合い、監視し合う機会でもあったのだが、 これはやがて島群全土が皇国に併呑されることになって以降も続けられていくこととなった。 また、この島群は元々はひとつの大陸であったが、地震と洪水が度重なり、 相次ぐ地殻変動によって大陸の各所が沈降したことにより、小島の集まりと化してしまった。 そういった経緯から、小島群を飛び出して海上にて一生を過ごすようになった者たちも僅かながら存在する。 孤島群に生きる者たちはその多くが、独特なタトゥーと天上の幾つかの星を用いて、 海上でも迷わない方向感覚を保つ術を身に付けている。 近年では徐々に領土への浸水が進み、大地の面積が減り続けていることから、 領民たちは少なからず漠然とした不安や焦燥感、恐怖感に苛まれることが増えつつあるようである。 -''『 秘境の森林/幻想樹林:リャン・ルー 』 ( Liang Rue )'' 古くからの原生林が大半を占める地域を指す。 食料資源が比較的『マシ』な方であるが、税の徴収に苦しむ民は少なくない。 『血よりも深い繋がり(=魂同士の関わり)』を重んじる伝統文化が色濃く残っており、 魂を解放するために死んだ者の骸を解体することなどから一部からは蛮族扱いを受けることもある。 「魂」全般について多くのことを取り仕切る「''巫女''」と呼ばれる人物が存在している。 また、方向感覚を狂わせる樹々や底の見えない沼地、苔むした巨大な岩や埋没林など、 開拓によって面積を減らされはしたものの外部の人間が迷い込めば命の保証は無い場所が多く、 原生林に元から住んでいる民たち以外の皇国民はあまり立ち入ることがないため、 他の領地よりも併呑前のかつての面影をとくに多く残している土地である。 樹林の奥地には「秘境」の由来にもなった魂の交換場と呼ばれる巨樹と洞が現存しているが、 以前には肉体に宿る魂同士を交換することすら出来たと言い伝えられるその場所も 皇国編当時の時点では原生林に住まう民たちの聖域として扱われるばかりとなっている。 -''『 熱砂地方/属領:コゴモラ砂漠及び砂都市マッガイ 』 ( Gogumora/Maganai )'' 流砂と砂嵐に絶えず支配される地方。中心部を広大な砂漠に取り囲まれた都市「''マッガイ''」に置く。 かつては生まれ持った身分を問わず力ある者を優遇する国独自の政策により軍事強国として他国に名を馳せた。 極端に資源に乏しく、他の国々や地域などへの侵攻や強奪によって地域としての態を成す。 砂と風による浸食で建物や石などに記した模様や装飾などは直ぐに剥がれ落ちてしまうため、 身体そのものや身に付ける装飾品などに個人を示す目印を刻み付ける行為が伝統的に行われている。 皇国に併呑される以前より貧富の差が大きく、生まれ持った差を埋めることはほぼほぼ不可能であったが、 唯一自らの武力((''ここでの「武力」は必ずしも身体的な能力のみを指さない。''例えば金銭契約によって強力な傭兵などを雇ったり、独自に開発した兵器などを所持していることも含まれる。))によって身を立てることが貧困層からの脱出口となっていた。 皇国の属州として成立した現在では、かつて数多くの武人を擁していた元国防組織「''チャンタールガル''((''Chandaruegar'' 「月光の街」の意。かつては他国に対抗する戦力集団としての組織であったが、現在ではただ「強い武人を育成する」という存在意義によってのみ成立する。))」によって、 組織に所属する者らにそれぞれ「''位階''」と呼ばれる数字による格付けがなされるのみとなっている。 この「位階」は所持する数字が高くなればなるほど生活水準が向上し、 組織から定期的に与えられる名誉資金も多くなるため「位階」を上げることに夢を見る者も多く、 自分より上位の人間の数字を巡って昼夜領土内の各所では位階を所有する者同士での争いが行われている。 また、「位階」を得ることによって社会的地位を確立しようとする者は年々その数を増し続けており、 村本編の頃には位階の所有者は十数万人にも上ると言われているが、正確な数は定かではない。 位階を持つ者は各人の所有する位階の数字は熱砂地方の伝統に則り、 身にまとう装飾品のひとつとして明確に可視化することが義務付けられているため、 「位階」の存在を知っている者や組織に所属している者であれば確認や判別は容易に行うことができる。 更に数字が高位の者ともなってくると、所有する装飾品や容姿などが多くの人々に知られていることも珍しくはなく、 大概自分の生まれ持った名や位階の数字以外に人物像や戦い方を端的に示す通り名が存在している。 -''『 亜寒帯地方/属領:リディルターレ 』 ( Ridillturre )'' 皇国領の最北端に位置する亜寒帯地方。 以前には小さいながらも豊かであった、「優しい国((優しさに容易く殉じられる特異な国民性を持った民の多い国であったが故の周辺国家からの揶揄交じりの呼称。))」と呼ばれていた小国家の存在した地域。 ラオ・レムリアによる侵攻を受けて国としては一度滅んだのち、属領として皇国に併呑され、占領統治を受ける。 かつてはとある神を信仰する宗教文化が存在していたが、皇国に支配されて以降、信仰そのものが禁じられている。 冬の厳しい寒さに耐え得るだけの自給自足が可能である程度には物資に恵まれた地方であるが、 ただし定期的に流行る致死率の高い疫病や、降りかかる重税、度重なる他地域からの侵攻で住民たちは疲弊し続けている。 皇国に併呑された直後の頃には純粋な金色の髪が皇国内では珍しかったこともあり、 身分の貴賤に関わらず、多くの民が皇国領に連れ去られた(または奴隷として他国に売られた)という歴史的経緯を持つ。 皇国の属領として存在するようになった村時点においても領地の最果てに位置する北の地に小さな古城を有しており、 この地域にルーツを持つ皇族のほぼ全てが皇都で過ごす以外の殆どの時を雪と氷に閉ざされた城((かつてはこの城の中に皇国の侵攻時に捕らえられた王族や王国の忠臣、貴人などが幽閉されていた。周囲を広大な森と切り立った山々に囲まれ、半ば陸の孤島と化している。))の中で送る。 その際、極北に暮らす皇族にはとある一つの言葉が伝えられる。 「''If you want to go to the promised place, chase the puppy's tail.''((''「約束の地へ向かうなら子犬の尾を追いかけるといい」''の意。属領と化す以前の国では北極星は子犬の形を成す星々の「尾」であったためこう表現されていた。))」 これは、古城を訪れた人間が道に迷わないための口伝の道標((「子犬の尾」は北極星(ポラリス)を指す。古城は山を背にしてこの土地の最北に存在するため、天上の北極星を目指して歩けば深い森の中で迷ったとしても必ず辿り着くことができた。))のようなもので、 誰であれこの一連の言葉を覚えておくことで雪深いこの地で迷わずに済むとされている。 #endregion #region(【 ''異境「国喰:レヨンルーチェ 」'' 】) ''『 異境/国喰:レヨンルーチェ 』 ( Rayonruche )'' 旧レムリア皇国の存在した大陸において度重なる争いの果てに建国された国家。 成立の経緯から''「国喰(くにばみ)」''あるいは「国喰らいの国」とも畏怖混じりに称される。 ''レムリア皇国とは海を隔てて向かい合う形で存在している。'' 「平民」および「貴族」および「王族」の三つの身分からなる階級制度が存在しているが、 長い争いの果てに成立したという経緯から身分差別は公認されているものの、人種差別はない。 主に国政を執り行うのは複数人の賢人から成る「元老院」とその下部組織である「貴族院」である。 レムリア皇国の一部で奴隷貿易が行われていた際にはかつて交易相手として商談を持っていた過去がある。 その国交の最中には王族同士の交流も図られていたこともあるが、 これは後に奴隷貿易と奴隷に関する制度が見直されるにあたって表立った機会は徐々に失われていった。 また、かつて国同士の交流のあった頃には互いの王族皇族同士を婚姻させることもあったのだが、 これも前述の国交鈍化によってその機会もすっぱりと絶たれてしまっている状態である。 建国以降、近隣諸国との積極的な婚姻によって「王族」の身分に当たる人間が近年増加の一途を辿っており、 近年では国土拡大の為に他国への侵攻を目論んでいるという噂もあるが、真相は定かでない。 ◇ ''文化/国喰'' この国が「国喰」と称される所以として、他国への特殊な侵略手段が挙げられる。 主なものとしてまず婚姻による権力掌握、そして自国の諜報者を用いた国家の弱体化や転覆活動。 前者の多くは王と王に連なる正妃たち((レヨンルーチェの王家は一夫多妻制。正式な婚姻を経た者は「正妃」として王族の地位を得るが、そうでない者(妾や不倫関係にある相手)は特に身分や肩書に変化はない。))の血を引く嫡子から選ばれるが、 後者を担う者に至っては使い捨て前提で作られたに等しい、妾や他貴族、平民との庶子が選ばれる。 レヨンルーチェは軍事行動による侵略を決して是とはしないものの、 「王族」と括られる血族たちのあらゆる手練手管によって他国を内側から喰らう国なのである。 #endregion #region(【 ''隣国「竜の国:アスタト」'' 】) ''『 隣国/竜の国:アスタト 』 ( Astalot )'' 通称、竜の治める国。または''竜の国''。 レムリア皇国の隣国に当たるが、間に険しい渓谷と広大な河川を挟む。 絶対王政によって長きに渡り国を維持してきた国家であり、他の国家と必要最低限以上に国交を持たない。 閉鎖的なこの国が唯一他国と表立った交流を持ったのは、かつて皇国が近隣諸国を蹂躙していた頃に行われた王と皇帝の子息交換((村時点では皇国史に留まるのみとなっている遠い過去の出来事。))の機会のみである。 「竜の治める国」と呼称される通り、この国の王家に名を連ねる者には遥か昔に王と盟約を交わした竜の血が混ざっていると言われており、 国を治める資格を有し、竜の血を引く者たちは皆身体のどこかしらに''聖鱗((手や腕、または大腿部や背中など、隠そうと思えば隠せる部位に出現することが多い。後世では伝染する恐れの一切ない遺伝性疾患であると結論付けられた。))''と呼ばれる鱗状の模様を持つ。 皇国の属領であるリディルターレ地方とも領土の一端で繋がっており、かつて地方が王国として成立していた頃には多少の国交もあった。 が、かの国が歴史の波に呑まれて消える際に皇国から信仰を禁じられたことがきっかけで皇国共々完全に交流を断絶するに至る。 これは、竜の国においては身分の貴賤に関係なく国に住まう者皆が「竜」という存在に多かれ少なかれある種の信仰心を持っているため、 併呑が行われればその信仰を強制的に奪われる(かも知れない)という事実が皇国や皇国を統治する者たちへの強い反感となった結果であった。 この、国としての信念は村時点でも変化がなく、周囲の国々が皇国に併呑されて属領と化し、独自の歴史を奪われていく中、 特異な地形と武力をもってして強固に抗い、互いの国の長きに渡る歴史において膠着状態で在り続けている。 #endregion #region(【 ''亡国「海淵王国:ゾヤ」'' 】) ''『 亡国/海淵王国:ゾヤ 』 ( Zoya )'' かつてレムリア皇国近隣の海の多くを支配下に置いていた旧国家。 代々女王制を取り、王家に生まれた男子に王位継承権は存在せず、 男子は女王となる姉、または妹の忠実な臣下となることが定められていた。 この国では錬金術の研究も盛んに進められ、 国が滅びるに至る以前には「精霊」と呼ばれる存在をも創り出していた。 「精霊」は「欠くものの無き完全なる魂」とも呼ばれ、 女王の血縁者を主な依り代として王国の終焉まで脈々とその存在を継がせており、 長期的な王国の繁栄には必要不可欠であるとまで結論付けられていたようである。 しかしてレムリア皇国の台頭によってこの国の国力が徐々に落ち始めた頃、 当代のゾヤ王国の女王は実の弟を「精霊」に差し出すことを拒み、完全なる魂を拒絶した。 それからというものゾヤはあらゆる悪運・不運に見舞われた挙句、 特殊な文化圏であることや、根強い「精霊」信仰、そして他国への拒絶的な態度などから、 併呑ではなく地図上から消失させるという意図をもってレムリア皇国の侵攻を許し、滅ぶに至ったのである。 ◇ ''文化/精霊宿し'' かつて存在したゾヤ王国において執り行われていた「精霊」絡みの儀式と、 儀式によって意図的に作られた「精霊」としての人格をその身に宿した者を指す。 これは平たく言えば、長期間に渡って対象者を閉所に閉じ込め 錬金薬の使用や本人にとって耐え難いあらゆる苦痛を与えることにより、意図して人格を分裂させる儀式である。 この際強引に創り出された人格は通常のトラウマティックな多重人格とは明確に異なっており、 必ず主人格とは異なるひとつきりの別人格で、殆どの場合には主人格を乗っ取って自律的に行動し、 更には「ゾヤ」という国そのものに対して並々ならぬ執着を見せる──という特徴((この特異な精神分裂のメカニズムは当時のみならず後世でも解明されるに至っていない謎である。))があった。 精霊宿しの儀式によって創り出された人格は「欠くものの無き完全なる魂」を持つ者として、 その後女王と共に国を支え、国のために生涯生きていくことが定められていたという。 + + + + + + + + 村時点ではこの「精霊宿し」の技術や文化は失われた──とされているが、 既に滅んでいる国であることや、そもそも生き残っている者が殆どいないことから実際のところは不明。 #endregion ***''NPCなどの人物設定'' ※チップ予約欄の簡易設定の欄の記入状況によって多少変更が入る場合があります。ご了承ください。 #region(【 ''ダミー及びNPCについて'' 】) 【 ''ダミー及びNPCについて'' 】 -''ミランナ・メアリ・ハーツァル(ダミー)'' 星群城において皇族の身の回りの世話をする小間使いの一人。 皇帝の暗殺疑惑をかけられて処刑される。 皇都に仕事を持つ勤め人たちの居住区である五等層に暮らしていたが、 いつ職を失って皇都から放り出されるのか分からないという不安からプライベートでは いつもピリピリとして神経質に過ごしていたようである。 -''ワイズ・ミー(NPC)'' 何代か前の皇位継承争いにおける敗者の血縁にあたる。 皇国外に強いコネを持つが、それについては皇国内の誰しもに秘匿している。 幼い皇族の教育係兼お目付け役兼会話相手を務めることもあるが、 村当時にはそういった対象もいないため現皇帝と導師の補佐役を中途半端にこなしている。 皇族一人一人に対する人当たりはやや慣れ慣れしいところを除けばまずまず。 -''吟遊詩人(NPC)'' 皇位継承争いの一部始終を詩にしてくれる予定の吟遊詩人。 ワイズによって皇都に招かれる。 #endregion ***''その他世界観等に関するQ&A'' 以下に記載のあるもの以外にも不明な点や疑問などがあればお気軽にご相談ください。 #region(【 ''世界観やシステム面等に関するQ&A'' 】) 【 ''世界観やシステム面等に関するQ&A'' 】 -&COLOR(#aa0000){''Q.墓落ちを決める際、バトルロールで決着をつけてもいい?''}; &COLOR(#006ad5){''A.''}; ''「来いよベネット!フラグなんて捨ててかかってこい!!」'' ''「野郎!ぶっ○してやる!!!!」''というようにお互い同意が取れていればOKです。 ''※ただしバトル村ではないのでバトル必須ではありません。'' その時の状況や相手方のお返事に応じて臨機応変に。 -&COLOR(#aa0000){''Q.(過去編で)皇帝陛下はどうやって殺害するの?''}; &COLOR(#006ad5){''A.''}; ''早めにメモで「SATUGAIします」の宣言を下さると村建てが大変助かります。'' また、宣言の上で早め早めに殺害ロルの投下をお願いいたします。 (暗殺なのでロルを執筆する折には他者に犯人が特定できないような方法・場所でどうぞ。) -&COLOR(#aa0000){''Q.予約欄のHOってどうやって選べばいい?''}; &COLOR(#006ad5){''A.''}; ''各HOは世界観設定欄の各地方や施設、国等の設定準拠となっています。'' この地方(や国など)の設定でPC作ろうかな!くらいのノリで気軽にどうぞ。 質問があれば更に詳細な設定が開示できる場合もございますので、疑問があれば村建てまでご連絡ください。 -&COLOR(#aa0000){''Q.HO11HO12HO13の出自や皇国内での立場ってどうなってるの?''}; &COLOR(#006ad5){''A.''}; ''HO11と12と13については国外にルーツの半分があるという以外は他HOと扱いは同じです。'' 各々に管理する領地を与えられてもいますし、皇位継承候補者としての権利を所有してもいます。 ただ、国外にルーツを持つということは同時に国内に後ろ盾を持たないということでもありますから、 当人に対する風当たりは時に国内に出身地域を持つ他の候補者たちよりも強いことでしょう。 -&COLOR(#aa0000){''Q.(現代編で)新組織どちらかの創始者(や構成員)になりたいです!''}; &COLOR(#006ad5){''A.''}; ''ご自由にどうぞ!'' wiki内の設定は共用となりますので、ご希望がある場合にはチップ予約欄の設定の枠内に書き込んで頂ければと思います。 組織に所属している(していた)等の場合でも記載があれば軽いすり合わせ等も出来ますのでよろしくお願いいたします。 #endregion **◇ 進行・ログの設定 ◆ ''プロローグ'' &COLOR(#5555ff){【 ''過去編'' 】}; 星群城内での生活の一部です。 数日後に定期的な会合を控え、各々子塔や城で過ごしています。 (この間に負縁故・正縁故共に確りと縁故を組んでおくことをお勧めします。) &COLOR(#ff5555){【 ''現代編'' 】}; 夜です。''PCたちは深い睡眠状態にあり、目覚めません。'' プロローグ中は回想などで交流を図ることも出来ないものとします。 ◆ ''1d'' &COLOR(#5555ff){【 ''過去編'' 】}; PC達は引き続き星群城で過ごすことになりますが、 寝ている間であったり、白昼夢などで奇妙な夢(現代編で起こったことなど)を見るようになります。 何処か既視感さえ覚えるようですが、目覚めると殆ど内容を憶えていません。 ※1d後半に皇帝崩御のイベントが起こります。 '' ( ※我こそは!と思う方は皇帝を殺害しても構いませんが、'' '' 特に何もなければ不敬な村建てNPCが皇帝陛下を暗殺します。 )'' ''以降、皇位継承権を巡って水面下での争いが勃発します。(2d以降の墓落ち)'' &COLOR(#ff5555){【 ''現代編 ( 赤ログ )'' 】}; 現実世界でのPCたちの私生活です。 数日後に迫った星の祝祭の準備に追われていたり、 紫星雨の噂を聞きつけて島へ観光に来ていたりと様々です。 広い島ではないので活動の中で顔を合わせたり知り合う機会もあるでしょう。 そうして過ごしているうち、時折見る不思議な夢のせいで どこかしら生活の中に違和感を感じています。 しかし、夢で見た出来事や出会った人についてははっきりと思い出せません。 ◆ ''2d以降'' &COLOR(#5555ff){【 ''過去編'' 】}; 皇帝が崩御し、皇位継承権を巡る争いが激化します。 死亡したり、意識不明の重体にでもなれば争いからは脱落です。 しかし、もしも命の危機に瀕することがあったならば 死の間際の残り僅かな一刻にでも奇妙な夢についての手がかりを掴むこともあるかも知れません。 ''※処刑者及び被襲撃者は投票の結果によって決定されます。'' '' 対象者は日付更新までに退場(死亡)ロールを回してください。'' ( 他のPCに介錯を依頼する場合などにはロールまたはメモ等でご相談/ご依頼ください。 ) &COLOR(#ff5555){【 ''現代編 ( 赤ログ・墓下 )'' 】}; 地上(中世編)にいるPCたちに関しては、 相変わらず不思議な夢を見続けていると知覚している状態ですが、 中世編において死亡(墓落ち)したPCは現実世界で目が醒め、 中世編で起こった出来事が自分の過去だったと自覚することが出来ます。 ''(前世の記憶の取り戻し方、記憶を取り戻す程度等は各参加者様に一任します。)'' 取り戻した記憶の詳細を知ろうとするもよし、誰かに話すもよし。 過去のことは忘れて祝祭の準備や観光に集中するもまた、よいでしょう。 ◆ ''エピローグ'' 過去編において全てのPCが何らかの形で死亡し、 全員が夢から醒めたことで真実を知るところとなるでしょう。 一方の現実世界では、紫微祭の日がいよいよ訪れます。 前世を絡めた現生をどう生きるのか各PCの物語を紡いでください。 ''灰はシスメ投下後に解禁となります。'' ***''参加PCについて'' 参加PCは、過去編においては【''皇位継承候補者の一人''】、 現代編においては【''何らかの理由で「星の祝祭」が行われる島を訪れた人物''】になります。 ''※過去編のPCについては事前にHO予約を行いますので、各自ご希望のHOに沿ってPCの作成をお願いいたします。'' '' 現代編の方は特に縛りはございませんが、世界観の項にある組織等々の設定の使用は各自でご自由に。'' また、PC作成にあたっては村建てまでご連絡頂ければ記載外の設定も開示できる場合がございますので適宜ご相談ください。 ***''最終日まで生存したPCについて'' 最終日(コミット進行時)になると、 ''とある理由から皇国が瓦解し皇位継承権争いは中止となります。'' 一連の流れは進行の中で投下予定となりますが、 最終日まで生存していたPCについては''死因は自由です''。 皇国の瓦解に伴って命を落としたのかも知れませんし、 無事に天寿を全うすることが出来たのかも知れません。 最終的には全員が死を迎えることになりますが、 (終わり方がどうであれ、エピ入りと同時に目が醒めます。) どのタイミングで死を迎えたかや死因等は生存者の方にお任せします。 ***''各ログについて'' ''■白ログ'' 物語のメインとなります。白ログだけで意味の通るものにしましょう。 絵文字・AA・中の人発言等々、村の雰囲気を損ねる書き込みは禁止です。 ''■&COLOR(red){赤ログ};'' 本編中の現代編パートの描写に使います(1d〜使用可)。 絵文字などの制限は白ログと同じです。 ''■&COLOR(blue){墓ログ};'' 絵文字などの制限は白ログと(以下略) 基本的には墓落ち後も幽界トークを用いて地上の赤ログと交流を持ちます。 引き続き現代編パートを綴ってください。 また、墓落ち前の回想等や回収などを行っても構いません。 ''■秘話'' 話のついでにちょっとした一言を付け加えたりしたい時などにどうぞ。 使用する際には秘話が主軸にならないよう、ご注意ください。 また、フラグ等重要な情報についてはなるべく表に開示するようにして下さい。 ''■独り言'' 他のPCへの愛を絶叫するも感想文を書くもご自由に。 ただし愚痴や批判は書き込む前に一呼吸おいてから。 エピで中身発言をする場合も基本的には独り言を使ってください。 ''■メモ'' 各位連絡用としてお使いください。 過度な展開相談、行動予約は禁止です。 ***''処刑・襲撃について'' #br ・2d以降、''次の墓落ち候補2名を決める事前投票を行います。''(自薦も可。) 投票が同数の場合は村建てが灰中でランダムを振り、決定します。 ・投票の際は''48h中の後半日、20時までに''村建て狼宛に秘話を送ってください。 指定時刻までに指名がない場合は自薦票としてカウントします。''早め早めの投票をお願い致します。'' ・20時を過ぎた時点で集計後、天声メモにて処刑、襲撃先の発表を行いますが、 フラグの回収やリアル事情等での立候補による落ち申請があった場合にはそちらを最優先として扱います。 ・''村の禁止事項(連絡の無い過度な寡黙等)に抵触している参加者がいた場合は、村建て判断で'' ''投票結果に関わらず墓落ち対象に決定することがあります。予めご承知おき下さい。'' #region(投票の目安) ''PC視点ではなく、PL視点で投票してください。'' ・リアル事情等による事前申請があった場合 ・(赤ログ等での死亡)フラグを回収します!などの立候補 ・墓落ちによって物語が面白くなりそうな (あるいは残した方が面白くなりそうな)PC ・自分の持つ役割を果たし、物語が一区切りついたPC ・極度のコアズレや寡黙、他PCと関わらない人物 ・村の世界観を壊すような設定・行動をする人物 等。 下記2項目について (リアル事情等で寡黙にならざるを得ない場合等。) ''抵触しそうな可能性がある(抵触した)場合は事前事後問わず村建てまで必ずご連絡下さい。'' ※落ちたい立候補はOK。落ちたくない申請はNGです。 ※投票の仕様上、回収しきれない縁故や回想等出てくる場合もあるかと思いますが、回収できなくても''泣かない。'' #endregion ''□進行日程(予定)'' ''プロローグ'' 5/2〜 ''1d'' 5/8 11時〜 ''2d'' 5/10 11時〜 ''3d'' 5/12 11時〜 ''4d'' 5/14 11時〜 ''5d'' 5/16 11時〜 ''6d'' 5/18 11時〜 ''□最終日 (6d)'' 皇位継承争いが打ち止めになる日を描きます。 ''19日の午前11時にエピローグに入るようにコミットを使用する予定です。'' 最終日生存の方は上手く調整が付くように各自ご協力をお願いいたします。 #br **■ 推奨/禁止事項 COLOR(red){''※参加の前に必ず下記の推奨・禁止事項を含めた本wiki全体をよくお読みください''} #region(''禁止事項とレーティングについて'') -''当企画中における禁止事項'' ・プロローグとエピローグを含めた村の掛け持ち (不測の事態による延長などでの村被りについてのみ 先方の村で掛け持ちが許可されていれば可とします) ・いずれかの国で処分を受けたことのある方の参加 ・村内トラブル歴(村放棄など)のある方の参加 ・村の参加に支障をきたす程のマルチタスク (TRPG等村以外のゲーム、村以外のSNSなど) ・村建て狼への秘話、メモ、独り言以外でのPL発言 ・メモでの過度な擦り合わせ、行動予約 ・行き過ぎた確定ロール(≠愛のある無茶振り) ・村及び他参加者の禁止/NG事項を守らない言動 ・全ログ中におけるPL視点での攻撃的な書き込み ・当企画の世界観に対し極度に齟齬の生じる発言、設定 ・事前・事後連絡のない極端な寡黙、村放棄 (当企画における寡黙の基準は当企画内のNPC以下程度とします) -''レーティングについて'' この村のレーティングはおおよそ''R18G相当''としています。 具体的な基準は[[こちらのサイト様>http://toukaen.fem.jp/amarideojaru/]]中のR18の項をご参考に。 ''※また、当村は企画全体の方針と致しましてエロ描写を主目的に掲げておりません。'' レーティング上では許容範囲の描写であっても、過度になり過ぎないようご配慮ください。 -''参加制限について'' 当企画の企画者が開催した過去のRP村において禁止事項を破る等の問題行動をし、後に和解に至っていないなど、 企画のルールや趣旨をご理解頂けていないと思われる方に対しては当企画への参加をお断りする場合があります。 #endregion #region(''村内での推奨事項'') -''友情・恋愛等のPC同士の人間関係をより深める行為'' あるいは縁故や物語展開上の流れから嘘を吐いたり裏切ったり等の駆け引きや、 時には嫌悪感や拒否感など、マイナス方向の感情を抱いたりすることも推奨します。 PCたちが一連の物語を通して綺麗な結末を迎えられますように。 ※当企画の趣旨の一つとして「''交流''」をメインに掲げています。 ひとつの関係性に固執せず、出来る限り多方面と交流を持つようにしてください。 -''進行中、独り言での前向きな感想文やリアクション'' 絶叫でも草でも何かしら感想や反応が置いてあると&color(#A9A9A9){うるさい};村建てが&color(#A9A9A9){目立たなくなr}; &color(#A9A9A9){ …もとい};喜びますので余裕があればよろしくお願い致します。 -''何かしらの事情等で参加頻度が落ちる場合は出来る限りメモや秘話でご相談ください。'' やり取りをしているお相手さんを長時間待たせる事にも繋がります。''報''&color(#A9A9A9){告};''連''&color(#A9A9A9){絡};''相''&color(#A9A9A9){談};は確りと。 #endregion ''その他不明な点などございましたら進行中・村建て前問わず企画人(村建て狼)までお気軽にどうぞ。'' **■ 参加CO ■ ''参加CO'' ''※匿名、新規ID(入村歴のないID)での参加COは可能ですが、企画人まで必ずご一報ください。'' (村建てまでに連絡がつかない場合はCOを取り消し扱いにさせて頂く場合があります) |NO|ID|備考(希望時期などあれば)| |01|nanahirosi|2月以降であればいつでも!| |02|シュレッダー|2~3月は空いてます| |03|Penia|3月以降なら!| |04|uiro|見切りアリクイ| |05|甘寧|年度末以外ならいつでも| |06|村建て|最低開催ライン| |07|memeri|3月以降なら| |08|だいち|もしかしてここ空いたんですか?| |09|あんもびうむ|悔いのない見切りにしたい(切実)| |10|syuo|納豆の実績解除しにきました| |11|Akatsuki-sm|村たて様ありがとうございます! ・∀・b| ***''キャラクター予約欄'' ''※解禁済み'' ★ ''チップ予約'' ・''とある書物及び召使いメアリーアンはシスメ投下周りで使用予定です。'' ・皇国編の設定記載は基本的にHOに沿う形でお願いいたします。 ・現代編に関しては犯罪組織所属の方がいたりすると村建ては嬉しいです(新組織の創始者などでもok) ・嬉しいですが、旅行者や島出身の一般ピーポーなどでも全く問題ないので予約バランスなど見つつご自由に。 ・世界観設定等についてもっと詳しく聞きたいです!ということがあれば適宜村建てまでご連絡ください。 |No.|第一希望|第二希望|備考/設定等|イメージソング(任意)| |00|NPC用記入欄|クロフクロウ ワイズ|過去:皇国軍元参謀。近頃は専ら皇族の教育係兼お目付け役。城内外散歩が趣味。&br;現代:犯罪組織『クレピスキューレ』の元幹部。組織の解散後は消息不明。|[[水槽のフール>https://www.youtube.com/watch?v=PRtySh3ZZnU]]| |01|蒼の星占術師 ケプラー|福音 アンジェ|現代:『ルーエカッセ』所属|| |02|点翠 クイニャオ|人魚 メロウ| 過去:故あって皇位継承権保持者と知ったのはいちばん最後。&br;現代:『ルーエカッセ』の尋問担当。尋問部屋を備えた娼館では薬物の取引も行なっている。 |過去:[[ネヴァモア>https://youtu.be/PLK1XwxlEQI]] &br;現代:[[Skin-Deep Comedy>https://youtu.be/L8Jtgj8j4tY]] | |03|××× ジャバウォック|トランプ ジョーカー|過去:皇国の在り方を憂い、正しき世界を目指す道化。&br; 現在:『ラ・フェリチッタ』の管轄内で小さなダイニングバーを経営している。|[[PHILIP>https://music.youtube.com/watch?v=zSq80izsCZk&feature=share]]| |04|鬼市 チェン|諜報班 ヴィオラ|過去∶海沿いの領地に商会を構える商会長。金の亡者。両脚の膝から下が義足で杖をついて歩く。孤児を拾って面倒を見ている|[[GURU>https://youtu.be/smYLMgfCD5o]]| |05|相対世界 ウェイド|絡繰芝居 グレイ|過去:実は皇位自体には興味がないが、あるものが欲しくて継承者の座を降りなかった。&br;現在:数少なくなってしまった、未だ商店街を経営している一般人。酒蔵。独自の酒を作っては民宿にも卸していたりするが、値段は格別に安い。|過去:[[VILLAIN>https://m.youtube.com/watch?v=T4fPoRTFWsA]]&br;現代:[[ミライからの光>https://m.youtube.com/watch?v=5Ni1ZLSYXIg]]| |06|探索班 カミナ|紙服の紳士 ヨハン|過去:保護区生まれ保護区育ち。|| |07|掃除人 ジズ|白の僧侶 ヒーラー|現代:『ラ・フェリチッタ』所属のハウスキーパー|| |08|客人 ジャヤート|熊猫 メイメイ||| |09|八卦 フクギ|からんころん リン|まだ みてい|| |10||||| |11||||| |12||||| ★ ''過去編HO予約'' ''&COLOR(red){※注意※};'' 予約に際し、''HO(ハンドアウト)として各予約枠に予め簡易設定を記載しております。'' 基本的には先着順となりますが、必要に応じてコメント欄などでご相談ください。 |'' HO ''|CENTER:''簡易設定''|チェック| |CENTER:HO1|''あなたは「貪狼」を司る星だ。''&br;あなたは、皇国内で他に類を見ない美しい鉱石を産出する山岳地帯の出身である。|| |CENTER:HO2|''あなたは「巨門」を司る星だ。''&br;あなたは、多種多様な他国と強い結びつきを持つ海沿いの商業地域の出身である。|💰| |CENTER:HO3|''あなたは「禄存」を司る星だ。''&br;あなたは、季節の移ろいと共に生きる遊牧民たちが暮らす高原地域の出身である。|🌸| |CENTER:HO4|''あなたは「文曲」を司る星だ。''&br;あなたは、特殊な毒を孕む動植物たちと居住者たちが暮らす孤島群の出身である。|🌱| |CENTER:HO5|''あなたは「廉貞」を司る星だ。''&br;あなたは、魂に重きを置く独自の文明を持つ民が暮らす秘境の森林の出身である。|♦| |CENTER:HO6|''あなたは「武曲」を司る星だ。''&br;あなたは人や物の行き交う皇都に作られた「保護区」にルーツを持つ人物である。|∞| |CENTER:HO7|''あなたは「××」を司る星だ。''&br;あなたは忌み星の元に生まれ付いた人物だ。司るべき星はかつて墜ちてしまった。|♥| |CENTER:HO8|''あなたは「天同」を司る星だ。''&br;あなたは、かつて皇国に攻め滅ぼされ属州となった南方の砂漠地域の出身である。|🐝| |CENTER:HO9|''あなたは「七殺」を司る星だ。''&br;あなたは、かつて皇国が併呑した小さな王国の存在した亜寒帯地方の出身である。|⚪️| |CENTER:HO10|''あなたは「天相」を司る星だ。''&br;あなたは、星の運行を読み国の行く末を予見する研究を行う星錬院で育てられた。|🥞| |CENTER:HO11|''あなたは「天機」を司る星だ。''&br;あなたには、皇国本土から海を隔てた場所に存在する遠い異境の血が流れている。|❀| |CENTER:HO12|''あなたは「天梁」を司る星だ。''&br;あなたには、遥か過去より皇国に抗い続けてきた竜の治める国の血が流れている。|| |CENTER:HO13|''あなたは「天府」を司る星だ。''&br;あなたには、既に人々に忘れ去られ失われた昏く深い海淵の国の血が流れている。|◎| ■キャラクターに関する質問・相談など #comment #br **■ 質問・コメントなど その他、質問・ご意見等々ありましたらどうぞ。 - 申し訳ありません、とても残念ですが、こちら諸事情で辞退させていただきます。素敵な村になりますように! -- [[ししゃもん]] &new{2021-10-13 (水) 11:39:45}; - >ししゃもんさん 了解いたしました。またどこかでご縁がありましたら遊んでください。 -- [[村建て]] &new{2021-10-13 (水) 11:59:27}; - 質問です!【皇族の通称と忌み星について】に以前、通称の保有者が皇帝を殺害し処刑された経緯から忌み星とされており、という記載があるのは、元々破軍の保有者は皇位継承権を持っているであった、という理解でよろしいのでしょうか?それとも皇帝を殺害した経緯から破軍というものが生じたのでしょうか? -- [[破軍予約者]] &new{2022-03-05 (土) 12:05:15}; - >破軍予約者様 ご質問ありがとうございます。前者の理解で問題ありません!元々皇位継承権を保有していた「破軍」にあたる人物が当時の皇帝を殺害しました。 -- [[村建て]] &new{2022-03-05 (土) 17:47:33}; - ありがとうございます! -- [[破軍予約者]] &new{2022-03-05 (土) 20:14:00}; - 参加日程が不安定なため、参加COを取り下げます。申し訳ございません -- [[kakiki]] &new{2022-03-26 (土) 18:40:19}; - 日程が近づいているのに大変申し訳ありません、リアル都合によりご迷惑を御掛けする可能性がある為涙ながらに取り下げさせていただきます.....。素敵な村になりますようお祈り申し上げます。 -- [[雨京]] &new{2022-04-16 (土) 19:23:35}; - 急な事情で参加にご迷惑をお掛けする可能性が出たので、とても残念ですが今回は取り下げさせていただきます。外から応援しております。 -- [[うみねこ/Catbird713]] &new{2022-04-29 (金) 01:53:56}; #comment IP:113.32.70.97 TIME:"2022-05-04 (水) 13:52:35" REFERER:"http://melon-cirrus.sakura.ne.jp/wiki/?cmd=edit&page=%CC%B4%A4%AB%A4%E9%C0%C3%A4%E1%A4%BF%CC%B4%20%B9%C4%B9%F1%C6%B0%CD%F0%CA%D4" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/101.0.4951.54 Safari/537.36" | |