''システムを確定しました。''
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*ノロイ呪われ、タタリ祟られ
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&color(#0000ff){''――Last Crusade.''};
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 ラプラス村へようこそ。
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 1128年、封建と教会権力の時代。
 欧州僻地の樹海の中にひっそりと拓かれた村、ラプラスの人口は100人にも満たない。
 しかしながら今年で600年。
 村人たちは、盛大な創村パーティーを開こうとしていた。
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 あなたは祭りに招待されたキャラクターの一人。
 御者に連れられてやってきた村は、深い深い森の中。
 招待客たちは村長邸へと集まり、翌日の祭りに向けてお泊りすることに。
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 集落のいたるところに巡らされる飾り物、
 神木と崇める大樹を擁す湖、面した祭儀台で行われる催し物。
 歌い手の声は水面を滑り、祀られし異色の神々も混ざり合う。
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 それはそれはタノシイオマツリ。
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 ――翌日、村人たちの姿が消えた。
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 更に翌日、唯一残っていた村人(ダミー)の焼死体が発見される。
 その傍に置かれた真っ赤な手紙。
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 赤い手紙には、三つの謎を解かない限り続く惨劇ゲームが提示されていた。
 手紙によれば、招待客の数名も、既に支配し、協力させているらしい。
 逃げ帰ろうにも御者の姿さえも消え、やってきた樹海も地形が著しく変わっていた。
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 毎日届く赤い手紙、呪いと祟りがヒトを殺していく……。
 謎が解けずに時間がやってきてしまえば、全員敗北。時間切れ。
 村人たちに起きた「何か」と同じ末路を辿る。
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&color(#e60000){''――あなたたちはこのゲームに勝てますか?''&br();''くす、くすくす、くすくすくす。''};
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***趣旨
-完全RP村。
--創村600年パーティーに招かれた客を演じてもらいます。
-''最後の締めですが、今まで入ったことない方も凄絶歓迎。''
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***設定
-時期:2009年7月31日に村建
-更新:A.M.6:00
-間隔:24h
-発言pt:「しんもん」
-幽界モード:あり
-描写:
→グロ……腐乱系は禁止。
→恋愛……二人の世界に引き隠ったり、エロ目的のエロなら禁止。
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**意識調査
 この企画について思うところをお聞かせ下さい。
#vote(参加する[1],様子見してるぜ[1],時期や都合次第[0],興味はある[1],ある理由で参加は躊躇われる[0])
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 村の地図は必要だと思いますか?
#vote(必要ない[0],欲しい[2],どちらでも良い[0])
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**システム
 従来のものとは色々と変更点があります。
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***赤い手紙、三つの謎
-【What】――元凶
--この惨劇ゲームの元凶は何か。
-【Why】――動機
--この惨劇ゲームを引き起こしたのは何故か。
-【Where】――行方
--失踪した村人たちは何処へ行ったのか。死んだなら死因を。
-赤い手紙には人数分の回答用メモ用紙が同封されています。
--メモ(現実)の字数制限がメモ(RP)に書ける量です。
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***中身発言
-独り言とエピローグ以外では一律不可。
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***アンカーの使用
-不可。
--メモでRPすり合わせの時は可。
---メモ推理の内容はアンカーもコピー&ペーストも不可。
(ガチ化を防ぐためです。そらで書いて下さい。)
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***墓下の扱い
-あなたは死亡し、霊体になりました。
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***投票と襲撃
-呪い=投票
--呪われ死=処刑死
---呪いは責任を持って''キャラクター視点で投票''。委任も明確な理由で。
-祟り=襲撃
--祟られ死=襲撃死
---祟りは責任を持って''キャラクター視点で襲撃''。
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***記憶継承
-前回までに参加していただいていた方への特典的な何か。
--同じキャラクター、同じ設定で演じる場合、記憶継承していただいて構いません。しなくても構いません。
---継承量もお任せ。
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***天声とデコイ
-タイトルコール、赤い手紙、エンドロール。
--あと、五人のNPC。(「用語解説」参照。)
--タイトルコールの際に[[とのさま広場>http://utage.sytes.net/pretense/sow.cgi?cmd=chrlist&csid=changed]]の「しーさー」と「奇跡の子」を使って冒頭寸劇します。
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***村の捜索、森への侵入
-天声の対応はありません。各々がRPの範囲内で魅せて下さい。
--森でダイスを振るかどうかも自由です。
--「用語解説」を一通り読んでおけば自信がつきます。
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***怪奇現象
-祭り期間のラプラス村は何が起こっても不思議ではありません。
--これも天声の対応はありません。各々のRPにて魅せて下さい。
--「用語解説」を参照すると自信が持てます。
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***死体描写、昼夜
-呪われた死体(処刑死)は状態統一してください。
-祟られた死体(襲撃死)の近くには、赤い手紙が落ちています。
-昼夜転換はセルフサービス。
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***時代考証、時系列
-1128年10月最後の日〜11月上旬。
--ハロウィンの時期です。
--時代は便利グッズ出さない心構え程度でなんとかなるかと。
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***その他注意
-専用HPや掲示板は使いません。メモの使用はご計画的に。
-延々と探索したり議論推理したりはやめましょう。
-文章表現は個々の自由です。
--自分なりに、書きやすく、伝わりやすい文章で。
---アスキーアートや顔文字等は「文章」に含みません。
-参加者側でNPC村人を創造するのは自由です。
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**用語解説
&color(#e60000){――それは、「あなた」が願った真相の形?};
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原則、''彼らの存在は知覚出来ません。''
彼ら本体のみ、天声でRPしようかなと。バックボーンも。
現象とかの描写は予定通りお任せ。
基本的に如何様な描写でもこちらで辻褄合わせられます。
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***【What/Jack-o'-Lantern】
-死霊と魔の仮装が練り歩く無秩序の日――ハロウィン。その代名詞とも言える、カボチャをくり貫いたアレのことです。
--元はカボチャではなくカブだったようですね。回答は「妖精」や「妖精化した人間」でも可。
-「最初の犠牲者=焼死体」はこいつらの仕業です。
-「呪い殺し」はこいつらの仕業です。
--殺害手段は千変万化。固定の手段はありません。
-メモの回収も彼らによって行われます。
-人間の協力者(赤組に非ず)がいます。
--NPC村人は恒常的には使用しませんが、これについてのみ使用する可能性はあります。
-アイルランド辺りの民間伝承の一説に準拠。以下の粗筋のものを採用しています。

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 ――その昔、飲んだくれの怠惰な農夫がいた。
 名はジャック。評判の悪さに似合い、これまたずる賢い男である。
 そんな彼がある日、飲んだくれていると、魂取りの悪魔がやってきてしまった。
 そう、男は今日この瞬間、悪魔に魂を取られると定められていたのだ。
 しかしジャックはこう嘆願する。
&color(#0000ff){「魂をやる代わりに、酒が呑みたい。どうか最期の酒代に化けてはくれないか。」};
 渋々了承した悪魔は硬貨に化ける。
 だがその刹那、ジャックは悪魔を財布の中へと放り込んだ。
&color(#0000ff){「ここから出して欲しければ、俺の魂狩りを10年先延ばしにすると約束しろ。」};
 全ては罠だったのだ。
 こうしてジャックは自らの寿命を10年延ばした。
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 更に10年後、悪魔は約束通りに魂を狩りにやってきた。
 しかしジャックは魂を渡す前にと、林檎の木を指差し、最期の願いを告げる。
&color(#0000ff){「最期に林檎が食べたい。しかし俺は木登りが出来ないのだ。代わりに君が取ってはくれないか。」};
 渋々木に登る悪魔。
 またも刹那、ジャックは木の幹に十字架を刻み、悪魔を降りられなくしてしまった。
 ジャックは10年前と同様に、木から降ろしてやることを条件に、自らの魂を狩らないように約束させた。
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 やがてジャックの命は尽き、生前の行いが悪かった彼は地獄へ行くことになった。
 辿り着いた地獄の入り口。
 待っていた悪魔は、いつか己の魂を狩ろうとしていた悪魔。
 皮肉な巡り合わせに笑いながらも、ジャックは地獄へと向かう。
 だが、悪魔は立ちはだかった。
 何事かと訊ねるジャックに、悪魔は言う。
&color(#e60000){「私は君の魂を狩らないと約束したではないか」&br();「魂を狩られるということは、地獄に魂を明け渡すということだ。だから君を通すわけにはいかない」};
 情けに渡されたのはカブをくり貫いたランタン。
 こうしてジャックは、現世と常世の狭間を彷徨することとなった。
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***【Why/人間性を試すため】
-赤い手紙は、皮肉と嘲笑と挑発に満ちている。
-命を命とも思わぬ惨劇は、理不尽な死に対する反応を観察している。
-元凶――ジャックは、600年以上前にラプラス村に実在した人間。
--当時この地は村ではなく、貴族がかき集めた奴隷が、鉱石採掘と、剣闘を強制されていた。
--ジャックは奴隷軍のリーダーであり、概ね【What】のような事情から、久方ぶりに妖精と化して懐かしき故郷――自分たちが勝ち取った村へ辿り着いた。
--しかしながら村に残っている当時の名残は殆んどなく、口承された伝説も曲解やレッテルが貼られていることが多く、また人間自体も変わってしまっていた。
---時代が変われば人間も変わる、歴史も後から新事実が浮かび上がる、というよくある話。
--以下、動機発生までの経緯はRPします。
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***【Where/樹の中(森のニンフに連れ去られた)】
-ラプラス村を取り囲む樹海には精霊(ニンフ)が宿っている。
--ニンフとは、アルテミスとかディオニュソスとか、ギリシア系の神話に頻繁に登場する、自然(山、谷、海、水、森、樹、など)に宿り守護する女の精霊です。
---森のニンフの場合は「アルセイド」などと呼びますが、樹のニンフ(ドライアド)も混じっているので呼称はお好きな方で。
-樹のニンフは、自らが宿る樹が破壊されると死に至る。
--そもそも非常に長命ではあるが、不死ではない。
--ニンフは守護する自然に危害を加える者を罰するという、日本に多く見られる祟り神的性質も持つ。
---人間の協力者を募る場合もある。
--他に、ニンフは人間や神との恋愛譚が多い。
---気に入った男性を樹の中など異次元に連れ込む。異次元では少しの時間であっても、外の時間は更に進んでいる。(浦島現象)
-村は祭りの催し目的にもあるように、更なる発展を目指している。
--その中に、樹海を切り拓いて新たな道を作る計画があった。
-ジャックとは知り合い。
--彼が関連した場所、人は拐わない(村長邸、ジャックに協力する人間、最初の犠牲者)。
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***【怪奇現象/幽霊さんの悪戯】
-村に根付く地縛霊の仕業。
--様々な怪奇現象(妖精、幽霊、ドッペル、化物、怪音……何でもアリ)を創り、怖がらせて楽しんでいる。
--怖がらせたいだけなので、現象に一貫性はありません。
---死に至らしめるようなことはしません。
-ヤツのせいで樹海が通常より迷い易い。
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***【狐神】
--樹海に在る悪しき獣と魔から守る結界を張り、村を創造した蒼い狐。
--他神との同居を認める代わりに自らの気紛れ(祟り)を許容させている。
-等々の伝説が存在する土地神。
-この村は歴史が正しく残っていない。狐神も600年前に実在した人物の話が、捻れて現在に伝わったもの。
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**キャラクター
「招待客である」「人間である」のみ守って下さい。
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**コメント
質問等どうぞ。
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