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老人 モーリッツ は、神父 ジムゾン を占った。
次の日の朝、楽天家 ゲルト が無残な姿で発見された。
《★占》 神父 ジムゾン は 人間 のようだ。
ついに犠牲者が出た。人狼はこの村人達のなかにいる。
しかし、それを見分ける手段はない。
村人達は、疑わしい者を排除するため、投票を行う事にした。
無実の犠牲者が出るのもやむをえない。村が全滅するよりは……。
最後まで残るのは村人か、それとも人狼か。
現在の生存者は、ネコ科 にゃこぶ、カラクリ人形 クララ、青年 ヨアヒム、旅人 ニコラス、ぱらぱら娘 パメラ、オリーブオイル オットー、衛生兵 フリーデル、多重人格 エルナ、老人 モーリッツ、少女 リーザ、零落元貴族 ディートリヒ、神父 ジムゾン、裏切りの古傷 シモン、吾輩は ヴァルター、もふもふもふ かたりな の 15 名。
ちょっとジムゾンさんのヅラを拝借するパラ。
パメの特性の░▓▒▓█▓░░▓▒粉をヅラにパラパラ。
・・・・・あ、あれ?変化なしぱら?
【ジムゾンさん白】パラ!疑ってゴメンナサイぱら。
――モーリッツ邸の地下。
奈落の底へと繋がるかのような階段を下りた先の、薄暗い一室。
そこら中に何かのメモや、古びた本が散乱している。
部屋に漂うのはお世辞にも良いとはいえぬ薬品の匂い。
奇妙な形をした大きな瓶の中には、目が4つある兎のような生き物や、
脚が8本あるカラスのような鳥が液体に漬けられていた。
「シャアアアアア!」
部屋の奥から、奇妙な声があがった。
人のものとは思えぬ、耳に不快な叫び。
「ほほほ、わしの怪人が外に出たがっておるな」
けれども老人はにやりと笑うと、奥の扉に向かった。
冷え切った床を靴が叩いて、こつこつと足音が響く。
扉の向こうは牢だった。
老人はある牢の中の、鎖で手足を拘束された人型の影に、格子越しに呼びかけた。
「怪人α、狼を狩るには装備はどれがいいかのう」
「シャアアア!」
怪人α――背丈は人間の成人男子ほどだがコールタールを塗ったように全身真っ黒で、2つの赤い目だけが爛々と輝いている――は、あごをしゃくって、壁にかけてあった装備品の一つを指した。
老人は一瞥し、答えた。
「それは狼狩りには向かぬのう」
【ジムゾンは人間】
今日もいいニョロニョロを刈り取れた…
よし、ジムゾンこのニョロニョロを抱いてくれ。
…ニョロニョロの色が変わらない。
【ジムゾンは人間だ】
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