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良家の娘 紅藤鹿ノ子 は 魔術師 としての宿命を望んでいたのかもしれない。
書斎に相続者候補を全て集め、久慈家現当主である彼女は言う。
「貴方達の中に久慈家お抱えの魔術師がいます。彼等を全て殺せば、遺産は生き延びた相続者の中で分配を。
魔術師達が皆を琥珀にしてしまったなら、遺産は島ごと彼等のものとなるでしょう。」と。
「…琥珀の妖精はいたかしら?忘れてしまったわ。いるようでしたらお気を付けて。」とも告げた。
「相続者同士で殺し合いになることもあるでしょう。
けれど、それは…覚悟の上ですわよね?」
彼女は微笑む。青琥珀を手の中で弄びながら。
容疑者の中には、町人が4人、魔術師が3人、真名探りが1人、好事家が1人、護符職人が1人、魔術師を目撃した者が1人、落ち零れ護符職人が1人、尊き琥珀妖精の血族が1人、人魚が1人 がいるようだ。
確か、海から追われた人魚もいた筈でしたわね。
わたくしと同じように、琥珀になれるかしら。
なれたらよろしいですわね?
老いて朽ちることなく、永遠に美しくいられるのですから。
久慈家現当主 久慈 カスイは議論を中断し、休憩を取り始めた。
/*人魚の朝は早い。
時間ないのに思わず箱起動してしまったわ。興奮で興奮が止まらない。
いんたーふぇーすの文章綺麗。めもめも
「君は人魚だ。
海から追い出され、いっそ琥珀になりたいと望む人魚。毎日さめざめと琥珀の涙を流す。琥珀化の術を受けて琥珀化することが望み。誰がどうなろうと知ったことではない。
人の手で殺されたくはないと思っている。そして仮に生き延びても泡となって消えるだけである。
琥珀になれば、ほぼ永久的にそのままであり続けられる。だからこそ琥珀になりたいのだ。」*/
華道家 桂草月は、久慈家現当主 久慈 カスイ を能力(涙を流す)の対象に選んだ。
「君は傍聴人だったが、死か琥珀化によって無力な存在となった。」
おぉ、かっこいいな。この文章。
守り神は死なないから…琥珀の力じゃな、うん
もし。
どなたが、魔術師ですか?
どうぞ宜しくお願い致します。
当方、この度が初の舞台となります。
魔術師として立ち回った事はありませんが、騙り経験ならば数度。
そちら様の動きやすいように、あわせます。
どうせならば、“楽しく”やりたいものですね、ふふ…。
13>11>9>7>5>3>1
処刑は6回。魔術無効も出る可能性がありますでしょう。
目撃者、人魚、琥珀妖精の立ち回りにもよりますが、この灰の狭さに3潜伏は少々辛いと考えています。
…騙るならば、好事家ですかね。
まず、お話出来るのを楽しみにしています。
私は、夕方には顔を出せます。
では…。**
[火のついてない煙管をくるくる回しながら、花穂の話を落ち着いて聞いている。]
魔術師3人に目撃者つき、人魚もいるとはねぇ…
あぁ、割り符持ちはいないんで?
なかなか楽しくなりそうですよう。
[以前父が目撃者となった相続会議とは、少し様相が違うようだ。
しかし自分のやることが変わる訳ではない。
花穂の美しい署名を書状に見出し、この島に戻ると決めてから心は定まっていた。]
まぁ、皆さん。
短い間ですがよろしくお願いしますよう。
[にい、と笑った]
とまれ、【あたしは真名探りでも好事家でもありませんよう】
特殊な能力をお持ちの方はとっとと出てきて下さいねぇ。
出れば出るだけ、幅が狭まるってもんですよう。
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