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むかしむかし、あるところに。
ある器を持つ、一人の男がいた。
男は土地を治め、民を治め、慎ましやかに暮らしていた。
むかしむかし、あるところに。
ある器を求める、一人の男がいた。
男は国を治め、民を治め、それでもなお慾をかいた。
むかしむかし、あるところに。
ある命を受けた、一人の男がいた。
男は授かった命に従い、供を連れて旅に出た。
決して長くはない旅だった。
───むかしむかし、滅んだ都が、あるところ。
その土地は、今は「埴」という名前で呼ばれている。
1人目、ライダー がやってきました。
ライダーは、村人 を希望しました。
−川津教会前−
[人影はひとつだった。
正確には、人に見えるものがもうひとつあった。
漆喰壁という珍しいつくりの教会の
その扉を押し開けたのは人ではない存在だった]
村の設定が変更されました。
2人目、渡辺 あゆ がやってきました。
渡辺 あゆは、人狼 を希望しました。
−川津教会−
[聖徒席の最前列に、その女は腰掛けていた。
ぺらり、ぺらりと音を立てて捲られる紙の色は既に茶色くやけていた。
女は、誰かに聞かせるかのようにその内容を読み上げている]
『聖盃戦争における聖杯の定義が
"持ち主の願いをあらゆる解釈による破壊のみによって叶える霊体"
だというのなら、
埴市における聖杯とは聖盃とするのが正しい』
『寺北遺跡に眠っていた漆塗りの盃は
万物の釜に繋がる淵に値するだろう。
ゴブレットの形ではない。金属でも何でもない漆塗りの盃。
けれどそれは確かに、一度"願いをかなえた"のだから。
出土した、木製の器であるはずのものが
漆の欠片、螺鈿の一枚、金糸の一筋すら失うことなく
この時代に現れたことすらそも奇跡と呼ぶべきことである。
だから、この街においては聖杯ではなく聖盃なのだ』
『そして、過去の文献を頭から信じるのであれば
聖盃の製作者は"魔術師だが魔術師ではないもの"であり、
そして、既に聖盃は何らかの汚染を受けている可能性が非常に高い。
製作者の強い念こそが、聖盃を汚染する元凶と考えられる』
『少し聖盃から離れ、前述の言葉を改めよう。
聖盃の製作者が魔術師であったことに間違いはない。
ただし、彼らは魔術師とは呼ばれなかった。
何故なら、この東の地においては魔術という言葉は存在せず
代わりに存在した言葉は咒い、呪い、である。
陰陽の術が魔術として相当するかは甚だ疑問である。
あれは、地学、天文学的な学問と呼ぶべきものであろうものだ。
よって、海の外から改めて魔術師がこの国の土を踏むまで
魔術師という単語は存在し得なかったものとなる』
『だが、不思議なものだ。
聖盃の製作者は我々の祖先たる古来の魔術師と同様に
表に出ることを選ばなかった。
彼らは陰に潜み続け、独自の環境を築き、
そして独自の発展とごく僅かの異分子を受け入れながら
この都市の裏の主となった。
今で言うところの、セカンドオーナーと呼ぶべき存在であった。
それでも、陰に潜み続け隠れ続けた。
だから彼等は隠れる者、
いんのもの────隠の者、と呼ばれるようになり
そしていつしか、土着の人々とは違うその姿から』
[かつん、と。
漆喰による海鼠壁のその内側、小さな教会の中で
扉が開き、軋む音がした。踵が床を蹴りつける音。
茶色い紙束を捲る手を止め、立ち上がった彼女は
その入り口に人と───人に在らざる何かを認めた。
そして、女は紅を美しく塗りこめた唇を微かに歪める]
3人目、ダグラス・有栖川 ラウラ がやってきました。
ダグラス・有栖川 ラウラは、おまかせ を希望しました。
[安楽椅子に腰掛け、眠っているように眼を閉じていた老婆。
微かな気配にぴくりと反応し瞼を重たそうに開ける]
やれやれ、やっとこお呼びが掛かったようじゃのぅ。
かれこれ50年も掛かりおって・・・
フェリシアよ、そなたにも待たせたのぅ
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