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―― 1st days
月影は沈黙する。―― 魔術師達の戦いを見守る為に。
浦舞は鳴動する。―― 英霊達の争いを受け止める度に。
聖杯は、そのどちらでもなかった。
思惑如何がどうであれ、ただ一組残った者を待ち続けているだけだったから。
―― 一方で、名も無き男は今宵も『彼女』を探して灯台へ繰り出していた。
どうやらこの中には、村人が12名、人狼が2名、C国狂人が2名いるようだ。
[『彼女だ。』
何に教えられるでもなく、男はそう理解した。
月に照らされても更に暗く、夜に立てども更に濃く。
闇に近いその影は、なのに『そこにいる』と分かった。
潮気に晒されるでも、夜気に身を冷やすでもない。ただ黒く、黒く黒く、人型に空間を刳り貫いて、夜に埋没することなくそこに在った。]
おっ、 …… おい。おい! そこのあんた!
[女が僅かに目を向けたことは、男から見えない。
だから彼は待つ必要があった。女が声を発するまでの沈黙を、逸らさず直視し続ける必要があった。]
三上 照彦が「時間を進める」を選択しました。
[女の微笑みに、男は胸を打たれた。
恋でもなければ和みでもない。
自分よりも存在の濃い存在。
闇色の彼女と比べればどうしようもなく不自然で。
―― 同時に、何故かとても自然な笑みを返している。]
そうだ。あんただ。
……昨日の朝も、ここにいたよな?
[ゴーストライターとして過ごした日々に充実がなかったとは言えない。妬み嫉み辛み、その全ても『中身が詰まっていた』と言えなくはない。
少なくとも、今の空虚な自分よりは。
―― だから、自分にない何かを持っている彼女と会う為に。
ここへ、一人の三上照彦としてきたのだ。]
[女の微笑みに、男は胸を打たれた。
恋でもなければ和みでもない。
自分よりも存在の濃い存在。
闇色の彼女と比べればどうしようもなく不自然で。
―― 同時に、何故かとても自然な笑みを返している。]
そうだ。あんただ。
……昨日の朝も、ここにいたよな?
[ゴーストライターとして過ごした日々に充実がなかったとは言えない。妬み嫉み辛み、その全ても『中身が詰まっていた』と言えなくはない。
少なくとも、今の空虚な自分よりは。
―― だから、自分にない何かを持っている彼女と会う為に。
ここへ、一人の三上照彦としてきたのだ。]
――――…ッ……。
[女は答を返さない。
瞳を覗き込まれれば、魅入られたように動けない。
―― 湛える色は魔。
そしてその存在の濃さに、自分は何を見ているのか。
これからも、これまでも決して届かないであろう屈強で明瞭な存在に大して、どのような感情を懐いているのか。
きっと。羨望。
魔としてより、まるで神と出会ったかのような、]
―――― え?
[気付いたのは、痛みよりも、音が先。
今まさに昇っている朝の光ではなく、もっと神々しい――禍々しい輝きが、彼女の手から発せられたかと思えば、
ぼおんと、くぐもった、とても間抜けな音がした。
衝撃は頭の骨を突きぬけ、足を無意識にたじろかせる。
―― 一瞬の空白の後、感覚は『正常』に戻った。]
[赤い。紅い。
痛みの発信源、胸にあてた指が、てらてらと染まっている。
手だけではなく、足元を、
あれ。
この、なんかはみ出てるものは、]
[絶叫しようにも、声が出ない。
それはそうだ。肺とかなんとか色々ごっそり綺麗さっぱり。
戻ってくる痛み。
反転する意識。
嫌な予感を通り越して、後ろ首筋を冷たい手でなぞられたような。
ああこれはあれだ。
『絶対割るなよ』って言われてた壷を割った時とか、
つまみ食いしてるのが見つかった時とか、
原稿にインク落としちまった時とか、
『手遅れ』であることを、気付かない自分自身に発するサイン。]
[―― 最悪だ。
今更気付いたって幾らなんでも遅い。
存在があってもなくても同じようなものだったから。
ずっとそれを求め続けた。
煎じて詰めて言えば。
俺は、こんなにも*『生きたかった』のだ――*。]
[―― 女は微笑んでいた。
青年は最期に苦悶の表情を遺しながら、息絶えた。
己が生み出した血の海に溺れ伏した。
手に張り付いた肉片。頬に張り付いた血。
じっと見つめた後、胸が無くなった男の遺体を持ち上げ、どこかへと立ち去った。
灯台下には、大量の血の跡だけが*残っていた。*]
[ほんの、一瞬。
朝の冷気に引き締まった肌が、霊気に震えた]
−−……?
気のせいか……いや、しかし。
[呟いて。港のなかを、あてもなく歩きはじめた**]
ええっ?無一文なのか?!人間と言うのは外出する時は財布を持ち歩く生き物だと思ったが、それもないのか?!
[朝日が昇り始めた神社跡にバーサーカーの念話が響く。
2人のサーヴァントと1人の人間が去った後、当然だがバーサーカーはセムラに、これからどうするかを問うた。
そしてセムラから得た答えが、無一文且つ食べ物もないという過酷な事実。おまけに目の前は瓦礫の山である。]
参ったな、私は確か、召喚されてからお茶しか飲んでないぞ・・・・・・。
[立て続けに起きた出来事で意識していなかったが、そう言えば随分前から空腹を覚えていた。]
うーむ、どうしたものか。いや、私は何とかなる、何せ犬だしな。
野宿などは楽勝だし、とても嫌だが食べ物を探してあちこち漁るとかもできる。
しかし、女性の君が野宿してゴミを漁る訳にも行くまい。
先ほどのサーヴァントたちに「金貸してくれ」と頼むべきだろうか・・・・・・まあ、彼らの様子なら快く貸してくれるだろうが、住まいの提供を断った直後だけに実にみっともないな・・・・・・。
[バーサーカーはやや肩を落とすと、少し物思いにふけった後に顔を上げ、]
・・・・・・駅前で大道芸でもするかね?
[と、念話でつぶやいた。]
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