人狼物語(瓜科国)


432 聖杯戦争村 Fate/noble imposter


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                          ―― 1st days

月影は沈黙する。―― 魔術師達の戦いを見守る為に。
浦舞は鳴動する。―― 英霊達の争いを受け止める度に。

聖杯は、そのどちらでもなかった。
思惑如何がどうであれ、ただ一組残った者を待ち続けているだけだったから。


―― 一方で、名も無き男は今宵も『彼女』を探して灯台へ繰り出していた。


どうやらこの中には、村人が12名、人狼が2名、C国狂人が2名いるようだ。


三上 照彦

[『彼女だ。』
何に教えられるでもなく、男はそう理解した。

月に照らされても更に暗く、夜に立てども更に濃く。
闇に近いその影は、なのに『そこにいる』と分かった。
潮気に晒されるでも、夜気に身を冷やすでもない。ただ黒く、黒く黒く、人型に空間を刳り貫いて、夜に埋没することなくそこに在った。]

おっ、 …… おい。おい! そこのあんた!

[女が僅かに目を向けたことは、男から見えない。
だから彼は待つ必要があった。女が声を発するまでの沈黙を、逸らさず直視し続ける必要があった。]

( 0 ) 2010/01/26(火) 07:30:00

三上 照彦が「時間を進める」を選択しました。


キャスター

[振り返った女は、

  ただ、優しく微笑んだ。]

( 1 ) 2010/01/26(火) 07:30:47

【削除】 三上 照彦

[女の微笑みに、男は胸を打たれた。
 恋でもなければ和みでもない。

 自分よりも存在の濃い存在。
 闇色の彼女と比べればどうしようもなく不自然で。
 ―― 同時に、何故かとても自然な笑みを返している。]


 そうだ。あんただ。
 ……昨日の朝も、ここにいたよな?


[ゴーストライターとして過ごした日々に充実がなかったとは言えない。妬み嫉み辛み、その全ても『中身が詰まっていた』と言えなくはない。
 少なくとも、今の空虚な自分よりは。

 ―― だから、自分にない何かを持っている彼女と会う為に。
 ここへ、一人の三上照彦としてきたのだ。]

2010/01/26(火) 07:35:56

三上 照彦

[女の微笑みに、男は胸を打たれた。
恋でもなければ和みでもない。

自分よりも存在の濃い存在。
闇色の彼女と比べればどうしようもなく不自然で。
 ―― 同時に、何故かとても自然な笑みを返している。]


そうだ。あんただ。
……昨日の朝も、ここにいたよな?


[ゴーストライターとして過ごした日々に充実がなかったとは言えない。妬み嫉み辛み、その全ても『中身が詰まっていた』と言えなくはない。
少なくとも、今の空虚な自分よりは。

―― だから、自分にない何かを持っている彼女と会う為に。
ここへ、一人の三上照彦としてきたのだ。]

( 2 ) 2010/01/26(火) 07:36:39

キャスター

[女はそっと男に近寄り、その瞳を覗き込んだ。]

( 3 ) 2010/01/26(火) 07:37:20

三上 照彦


――――…ッ……。

[女は答を返さない。
瞳を覗き込まれれば、魅入られたように動けない。

―― 湛える色は魔。
そしてその存在の濃さに、自分は何を見ているのか。
これからも、これまでも決して届かないであろう屈強で明瞭な存在に大して、どのような感情を懐いているのか。

きっと。羨望。
魔としてより、まるで神と出会ったかのような、]

( 4 ) 2010/01/26(火) 07:39:55

キャスター

[女は、男の胸にそっと細い手をあてがった。]

( 5 ) 2010/01/26(火) 07:41:32

三上 照彦


 ――――  え?


[気付いたのは、痛みよりも、音が先。

今まさに昇っている朝の光ではなく、もっと神々しい――禍々しい輝きが、彼女の手から発せられたかと思えば、
ぼおんと、くぐもった、とても間抜けな音がした。

衝撃は頭の骨を突きぬけ、足を無意識にたじろかせる。
―― 一瞬の空白の後、感覚は『正常』に戻った。]

( 6 ) 2010/01/26(火) 07:44:37

三上 照彦

[赤い。紅い。
痛みの発信源、胸にあてた指が、てらてらと染まっている。

手だけではなく、足元を、

あれ。

この、なんかはみ出てるものは、]

( 7 ) 2010/01/26(火) 07:47:34

三上 照彦

[え? あれ?



―― 俺、死ぬの?]

( 8 ) 2010/01/26(火) 07:47:54

三上 照彦

[絶叫しようにも、声が出ない。
それはそうだ。肺とかなんとか色々ごっそり綺麗さっぱり。

戻ってくる痛み。
反転する意識。

嫌な予感を通り越して、後ろ首筋を冷たい手でなぞられたような。

ああこれはあれだ。
『絶対割るなよ』って言われてた壷を割った時とか、
つまみ食いしてるのが見つかった時とか、
原稿にインク落としちまった時とか、

『手遅れ』であることを、気付かない自分自身に発するサイン。]

( 9 ) 2010/01/26(火) 07:51:17

三上 照彦

[―― 最悪だ。
今更気付いたって幾らなんでも遅い。

存在があってもなくても同じようなものだったから。
ずっとそれを求め続けた。

煎じて詰めて言えば。
俺は、こんなにも*『生きたかった』のだ――*。]

( 10 ) 2010/01/26(火) 07:53:03

キャスター

[―― 女は微笑んでいた。

青年は最期に苦悶の表情を遺しながら、息絶えた。
己が生み出した血の海に溺れ伏した。

手に張り付いた肉片。頬に張り付いた血。
じっと見つめた後、胸が無くなった男の遺体を持ち上げ、どこかへと立ち去った。

灯台下には、大量の血の跡だけが*残っていた。*]

( 11 ) 2010/01/26(火) 07:55:55

ランサー

[ほんの、一瞬。
朝の冷気に引き締まった肌が、霊気に震えた]

−−……?

気のせいか……いや、しかし。

[呟いて。港のなかを、あてもなく歩きはじめた**]

( 12 ) 2010/01/26(火) 08:11:37

バーサーカー

ええっ?無一文なのか?!人間と言うのは外出する時は財布を持ち歩く生き物だと思ったが、それもないのか?!

[朝日が昇り始めた神社跡にバーサーカーの念話が響く。
2人のサーヴァントと1人の人間が去った後、当然だがバーサーカーはセムラに、これからどうするかを問うた。
そしてセムラから得た答えが、無一文且つ食べ物もないという過酷な事実。おまけに目の前は瓦礫の山である。]

参ったな、私は確か、召喚されてからお茶しか飲んでないぞ・・・・・・。

[立て続けに起きた出来事で意識していなかったが、そう言えば随分前から空腹を覚えていた。]

( 13 ) 2010/01/26(火) 08:46:23

バーサーカー

うーむ、どうしたものか。いや、私は何とかなる、何せ犬だしな。
野宿などは楽勝だし、とても嫌だが食べ物を探してあちこち漁るとかもできる。
しかし、女性の君が野宿してゴミを漁る訳にも行くまい。

先ほどのサーヴァントたちに「金貸してくれ」と頼むべきだろうか・・・・・・まあ、彼らの様子なら快く貸してくれるだろうが、住まいの提供を断った直後だけに実にみっともないな・・・・・・。

[バーサーカーはやや肩を落とすと、少し物思いにふけった後に顔を上げ、]

・・・・・・駅前で大道芸でもするかね?

[と、念話でつぶやいた。]

( 14 ) 2010/01/26(火) 09:00:05

アーチャー



[――――夢。]

 

( 15 ) 2010/01/26(火) 09:07:39


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