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不滅隊隊長 スィフリアは魔神 ヒエムスに投票を委任しています。
薬売り レヴィーカは魔神 ヒエムスに投票を委任しています。
魔神 アウルムは魔神 ヒエムスに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
不滅隊隊長 スィフリア は 魔神 アウルム を追い出すことに決めた。
薬売り レヴィーカ は 魔神 アウルム を追い出すことに決めた。
案内人 ユーグ は 魔神 アウルム を追い出すことに決めた。
帝王の妻 エルハーム は 魔神 アウルム を追い出すことに決めた。
魔神 ヒエムス は 魔神 アウルム を追い出すことに決めた。
魔神 アウルム は 案内人 ユーグ を追い出すことに決めた。(ランダム投票)
魔神 アウルム は宮殿から追い出された……
案内人 ユーグ は、帝王の妻 エルハーム に退去の力を使った。
夜が明けると、帝王の妻 エルハーム の姿が宮殿から消えていた。
夜が明けると、案内人 ユーグ の姿が宮殿から消えていた。
現在宮殿に残っているのは、不滅隊隊長 スィフリア、薬売り レヴィーカ、魔神 ヒエムスの3名。
― 夜明け前 ―
[緑の中から空仰ぎ、天へと祈り続け――…銀月が沈む頃。
宮殿から退ける人の子の想い受け、天使はその姿揺らめかす。]
どうか、神よ――…迷い子を導きたまえ。
心強き舞姫を守りたまえ。
[宮殿に残る二人を案じながら、纏う翠の紋様が乱れゆく。
やがて―――天使が舞い降りるは、砂の海に佇む廃墟。]
― 廃墟 ―
そして神よ。
人の世界に戻りし子らをしばし見守るをお許しください。
我は、人の子自らの意志で指輪を外させること敵わず。
なれど、その心に撒いた種を芽吹かせる、今一度の時を――…
[”天使”を退去する呪に弾かれし身に、指輪も駱駝も食料もない。
それを不服とすることもなく、翠なる天使は膝折り*祈り続ける*]
― 青と白銀の塔 ―
[赤と黄金の塔が主を失っても、空は偽の陽光に満たされた。溢れる噴水の煌めきも、翡翠色の若葉にそよぐ庭も、月下香のかぐわしささえ、僅かにも褪せはせず]
[けれど、魔宮の回りを取り巻く空気の一部が、確かに何らかの熱情を失っていることに、気付く者もあったろう]
[白銀の魔神の手には、淡い色の緑柱石の駒一つ、それは鳥の姿に変ずる事無く、徐々に透き通り、透明な水晶のような氷の塊となってやがては自ら溶け消えた]
[魔神の冷たき白い手に残るはひとひらの柳の葉。風がそれを窓の外へと攫っていくのを、銀の魔神は言葉無く見送った**]
─オアシス都市─
[昨夜のうちに漆黒の男と目見えぬ人物のどちらとも邂逅するは叶わず。その日は仕方なく宿にて休息を取った]
[明くる日、都市が祈りの声やその時間を告げる音に満たされる頃。男は宿の部屋を出、外へと]
私が宮殿より追い出されて幾日か。
そろそろ誰かと契約が成されていてもおかしくはないが、果たして。
[己に知る術はなく、ただ想いを馳せるのみ。自然、視線は廃墟がある方へと向かうか]
―オアシス都市外れ―
[もともと不機嫌そうな表情は
輪をかけて不機嫌に見えたろう。
陽射しが影を作る崩れかけた建物の傍
かの廃墟があったほうを見つめて眼を細めた。]
――契約者は、
[出たのだか。
呟き、首を横に振った。
自身の左手を見下ろす。
指輪はもう其処には無い。
握り締めて、眼を閉じたまま空を仰いだ。]
― 廃墟 ―
嗚呼…そなたらが元へ参ろう。
放たれし魔神の声に、惑わされぬ前に。
[陽炎の如く翠なす姿は移ろい、透き通り消えて――…]
― オアシス都市外れ ―
[ただびとの目には見えぬ姿を現すは、オアシスの外れ。
黒衣の傍へ佇み、翠がかる指先を伸べる。
宮殿にて言葉交わした縁より、その瞳は天使を映すこと適おう。]
――ユーグにより、魔神放たれし。
そは、黄金のアウルムなり。
[見上げる頬へ伸べた指先は植物に似た涼やかさ。
透明な声音が清涼な風を運ぶ。]
― 朝/宛がわれた部屋 ―
[指輪から告げられる言葉で目を覚ます。
願いを叶えて貰ったと。
其れほど話したわけではない、金の陽気(に見えていた)な魔神かの人の顔を、想う。]
…エルハーム、殿
[同時、かの天使も去ったと。
武人は気だるげに寝台の上、ごろりと寝返りを打った]
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