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>>ふれあ
何処かで太陽が、白黒の世界で輝いた。様な気がした
いや。そうなる筈だと、自分は知っていた。或いは、信じていた
自分が人と情景を共有できる世界であってこそ尚、自身は彼女を見つける筈だと
彼女のモノクロの輝きに、惹きつけられる筈だと
掌の上にあるのは、最早死んだ蝶だ
そしてこれからは、浅葱では無くなる蝶だ
もうアサギマダラは産まれない。変わりに、ムラサキマダラなんて蝶が産まれたりするかもしれない
空いた掌は、世界越しに彼女と繋がる手段を握っていた
とっくに人は、どこでも人と話す魔法を手にしている
初めて彼女に、DMなんてものをした
>>ふれあ
アサギマダラ
『貴女は私の太陽でした
共に見れた花火の閃光を。その上にあった月色を
陽に当たり。翅を広げたアサギの折り紙を
全て忘れてしまっても
きっと私はまた貴女を見上げるでしょう』
どうせ。全て、忘れるのだ
それは投げやりても後ろ向きでも、やけっぱちなんかでもなく
最後の最後の、きっかけのようなもの
それは今の自分の死であり、或いは苦しみからの救いであり
産まれる事の無かった蛹であり、羽化する蝶であるような
終りの直前に漸く、殻が、壊れたのかもしれない
ロータリーのどこにも見当たらなかった人物がいつの間にか目の前にやってきていた。
>>71 ユイ
「先生じゃねえって言ってんだろ。
お菓子教室は後にも先にもあれっきりだぞ」
3色だけ残った花束は色が揃えば妹にあげたかったのだという。
何とも思わないわけではないが、申し訳なく感じる義理もない。
腕を組んで説明を聞いた。
「それなら俺たち、魔法使いさながらだな。
概念に意思はあるのか?」
「空の色……は、俺にとっては、アンタらで言うところの【薄い紫】だった。
陽が沈むにつれて【青から暗い赤】に変わる」
>>60 フジノミヤ
声を掛けられ振り返る。モニュメントに添えた右手はそのままに、彼の姿を見た。
溢れかえるモノクロの中、ただ一人自身の存在を示すように彩度を持った彼は。どうしようもなく、二度と許せそうにない程に綺麗だった。
二、三と逡巡し。観念し、首を振る。
「……いえ。あなたに、お願いしたいです」
小さく笑って告げた。
「俺、センスとかあんまりよく分かんなくって。写真あるので、見てもらえればと思います」
スマートフォンを取り出してアルバムを開く。一番最初に出てきたのは、ロック画面に設定していた虹の写真だった。
何を言うこともなくスクロールし、兄と結婚相手の写真を見つけ出す。自分によく似ていると言われる、けれども自分より快活な様子の兄を指さす。隣で穏やかに微笑む女性はまだ会ったこともないけれど、きっと素敵な人なのだろうと思う。
殆ど白黒灰のそれをフジノミヤさんに差し出した。
「お願いできますか」
帰伏。
最後まで色の抜け切らなかった自分の瞳がゆると揺れるのが、彼の瞳に映り見えた。
>>68>>69フジノミヤ
林檎は青。空は赤、肌の色はもっと濃い色。想像をして不思議に思います。そんな世界であの着物が作れる事は凄いと思いました。
才能は勿論ですが、努力無しでは難しいことは道だっただろうと、紛いなりにも色を扱う職業として、素直に賞賛してしまうのです。
賞賛というと上から目線になってしまうのは、私が正しいと思っているから。けれど、これからは彼の世界へと変貌を遂げる。
“正しかった世界”で見える美しきものは、フジノミヤさんにとっては歪な組み合わせになるでしょう。その世界で私は、どうなるのでしょう。やっぱり、自分の事しか考えられず、尋ねる時も申し訳なく思うのでした。
「…………フジノミヤさんの、世界になった時…私の感性はどうなるのでしょう。
例えば…肌の色が濃い色と仰ってました。その色にネオンカラーはアンバランスじゃないですか……どの色が、フジノミヤさんにとってネオンカラーになるか分からないですけど。」
想像をします。肌より濃いと聞いて1番に浮かんだ色は赤褐色の肌。健康的な小麦肌より濃い色。その色をベースに作るドール達は色素の薄い白をベースとした色に、差し色で原色を入れてみたり、橙色や金色等をメインにしてみたり。蛍光色避けてきました。
「きっとフジノミヤさんはなんでこの色を選んだのかと、疑問に思いながら過していた…と思うんですけど。私はそのアンバランスを、美しいと思いながら過ごすんですかね…」
青い海に白い砂浜は、真っ赤な海で何色の砂浜なのだろう。私はそれを美しいと呼べるようになるでしょうか。
それとも、“間違った”配色を美しいと呼ぶのでしょうか。
🏳️そういえば事ある毎に救うじゃなくて掬うって言ってたのはホズミの名前が雫だからです。虹から零れる雨粒全てを掬いたいと思うような愚かな人間です。
>>アオヤギ カツラ ヒムロ
さて、ユイが仕事をしているのに俺が罪から逃げる訳にはいかない。世界に我儘を押し付けて、その皺寄せで迫害を被らせた罪から。
それぞれの会話が一段落したころにモニュメントの前に彼らを呼んだ。そして口を開こうとするも、何から話せばわからなくて言葉に詰まった。
「まずは、長い勝負お疲れ様。いつもとは違う鮮やかさに落ち着かない日々が君たちにどれくらいの疲弊を与えたかは分からないんだけどさ。」
世界が生まれ変わる。少しづつか、いきなり飲み込むのか。それらは彼らのさじ加減だ。
だからこそ、その前に彼らに告げなければならない。
「君たちも知ってのとおり、今から色彩の概念が覆される。フジノミヤさんとイコミキさんのセンスだからたいそう酷いなんてことはないだろうけど。」
目をつぶって、覚悟を決めて、言葉を紡ぐ。
「そこでなんだけど、
実はこの色彩の概念崩壊は初めてじゃないんだ。
過去に俺が一度、世界を塗り替えているんだ。」
>>73 カツラ
「……ボクもあんたは素朴な正直もんやと思ってたら、あざとい嘘つきやったけどな?ま、嘘つきはお互い様や」
空けてもらった空間を見て、いつかのように二人分のスペースにゆったりと腰掛けた。
彼に対しては、いつも通りにしたかった。
「ふ、流石に最後は心がチクチクしたけどな。あんたが楽しそうやったから。
ほんまにわからん?
色の組み合わせなんて……ボクにとってはあんまりピンと来んよ。村陣営の人らとは見え方がちがうんやから。
最初はな、扇の色にしようかと思うてた。つまり、リンドウさんとヒムロさん──ふ、これでも狼さんに当たってたんやね。
あんたを選んだんは、あんたがお気に入りやったからや。ボクの嫌味にも気づかんと、素直ににこにこして、苦労人の空気があって、センスははちゃめちゃで、見とるだけで愉快やった。
だから、ちょっと『いけず』しようと思うたんよ。
オクダ君は逆に、気に食わんかったんよ。青紫やったから。ボクの大事な紫に似てる色を持つ人。
お気に入りと気に食わんを結んだら楽しいなぁという……ま、遊び心やねぇ」
目を細めて、にっこり笑った。
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