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島の遥か上空、蒼穹だけが2人を見下ろすことができた。
夜と朝の狭間、α星とエトセトラ。
雲の上に浮かぶのはシンプルな木製の机と椅子。
そこに座するはひと組の男女。机の上に残る色は白と黒だけ。
魔女の力を求めて争う彼らは淡々と手を進める。
我儘な二匹の猫はまるで遊ぶように1つの世界の存亡を決めていた。
1人目、魔女 三日月猫 がやってきました。
魔女 三日月猫は、村人 を希望しました。
先延ばしにしてはいけないことを先延ばしにしたツケは大きかった。
11月のクーデターのようで笑ってしまう、と無表情で思う。
しかし、陽が落とす影は二度と交わることはない。
決意と確信を持って、私は石を持つ。
そこに遊戯を楽しむ余裕はない。
私は彼を殺す、それだけだ。
村の設定が変更されました。
2人目、侵略者 がやってきました。
侵略者は、おまかせ を希望しました。
対面の魔女は退屈そうだ。
話も勝負も佳境なのに、まるでこっちの世界には興味が無い。
コスプレしたマネキンに話しかけている感覚。
明らかにぶかぶかな魔女の帽子から覗かせる目はただ冷たく。それが彼女が魔女たる所以である。
「もう、全部投げ出しちゃいませんかー?責任とか義務とか、そういう言葉嫌いでしたよね??」
問いに対する返答はない。
しかし、黙殺という対応は下手な答えより感情を表す。
ええ、ええ、そんなに不快ですか。
盤面にコツンと黒を置く。
めくれる石は、たった3枚。
侵略者は、見物人 に希望を変更しました。
侵略者 は、見物することにしました。
侵略者 は、支配人に任命されました。
最後のブランクに最後の一手。
置かれた白い碁石は遥か角に佇む同士と力を合わせてラインを染め上げる。
私の石の数は────48。
数字はオートマチックに勝敗を告げる。
「これで満足?」
私は彼に視線を合わせることはなかった。
ああー、うわー、まじかー、などというわざとらしいリアクション。
侵略者っぽいからというよく分からない理由が由来の拡張子を変更したようなサングラスのせいか表情が読めない。
しかし、一息つくと彼は不気味に笑った。
僕は呑気に伸びをする。
「オセロで負けちゃったかー。
僕としては自信があったんですけどね!」
本当に自信はあった。
何故なら僕はオセロが強いから。何故なら彼女がオセロが驚くほどに弱いから。
結果として思い通りにことは進む。
「でも約束は三本勝負、でしたよね?
濁った駒はやはり負ける運命なんですかね。」
その時の魔女の反応は何より分かりやすかった。
濁る、という言葉に彼女は過敏になる。
お前、と零れたはずの言葉にもしっかり怒りがコーティングされている。君にそんな鋭い言葉は似合わない。
「元々オセロはあなたの提案だった。ならあと二つは負けた僕が決めていいですよね?」
1つは決めていた。
魔女が作った世界がいかに残酷か気づかせるために。
もう1つは、なんでもいい。
「白黒つけるには、うーん、1つはチェスにしましょう。
あとはそうですね、
【あなたの島の濁った人格を14人借りて人狼をしましょう】」
盤面の上、残った濁った石はちょうど14個だった。
勝負の公平を期すために魔女の力の5割が相手に譲渡される。そしてその5割は私を全能から引きずり落とす。
彼が指で机を2回叩くとオセロは虚に消え、空からカタカタと、天気はポーン時々クイーン。
じゃんけんは負けた。彼はもちろん先手を奪う。
「この島の人間を巻き込む必要は無いでしょ、これは私たちの喧嘩のはず。劇場型の真似事なんて趣味が悪い。」
黒いポーンの行先はe4、予定調和、白のポーンが迎えに行く。苦し紛れの抗議は正面から叩き潰される。
「最初に彼らを巻き込んだのはあなたですよ。島の存続がかかってるゲームで彼らを省くなんて独裁者だ。」
だって、それは、と私の言葉は続かない。
何故なら、私は揺るぎもない独裁者だから。
f4、exf4、bc4、と進み、qh4でチェック。
「もちろん彼らに危害は加えません、世界とともに彼らが生き残るか、世界とともに彼らが消えるか。」なんて彼は言う。彼が滅ぼすのは人ではなく世界だ。
侵略者は王をf1に逃がす。
月が消えて、陽が雲に隠れ、流れが変わった気がした。
この勝負もそろそろ佳境、先は長くなさそうだ。
Nxg7でチェックを決める。
「コイントスで勝った方が地上を負けた方が天上を見守るいいわね?」
彼女はどこか負けを悟ったように契約を確認していく。
「好きにしてください。魔女じゃなく、1人の人として、いつも通り。」
そして、今日の僕はついていた。
彼女は支配者だけど、ただの観測者。
彼女が島全体にかけてる魔法の1つ。
「魔女の存在を認識はできるが誰かは気づけない」
これも彼女の弱さの象徴だ。
キングを逃がす彼女。
自分を守れない人間にこのゲームは向かない。
黒の女王は冷たく王を見つめ、白い騎士はそれに割り込む。しかし嗤うように司教が判決を下す。
「チェックメイト。」
こんな島に価値はない。
俺がこの魔女に最期を創る。
これは私の物語。
これは貴方の物語。
私たちの物語になるか、貴方たちの物語になるか。
その可能性はそれぞれの小さな掌の中に。
それは、とある物語のプロローグ。
小さな島と君の成長のお話。
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どうも、よろしくお願いします。
1周振り切れて後はなる様になれマインドを手に入れたので挨拶を!
まずはみなさん参加ありがとうございます。
多くの人の協力を経てどうにか村を建てられました。
ここからどうなるか全く想像がつきませんが魔女と皆さんの物語、一緒に見届けましょう!
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
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