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[せっかくの情報源が逮捕となるのかとチラチラとリルとセーガを交互に見ていたが、リルの対応>>80を聞くと少し緊張をほどく。]
そうそう、やっちゃったもんはしょーがない。
そういう時もある、うん。俺ちゃんもある。
[大きく頷いた。]
死神、ねぇ……
あー、死神か。ウチでも追ってる案件じゃんか。
なんでもモノマネが得意とかいう。
でもアイツ人間でしょ?
[トレインは実際にゲイルを追ったことがある。ここだというところで念動力で縛り上げると全くの無関係な人間だった。見事に出し抜かれた形である。]
[【人類統制局】
それが彼女が所属するグループの名だ。
といっても、マシン能力者による変換や人間に理解し易い意味に直した場合の話だったが]
ー 下層区域 ー
ーーー……ーーー。
[女性に触れられることなく、凍りつかせることもなく…ホッと胸をなでおろす。外面上はフウとため息をついただけのように見えるかもしれないが。]
(命に別状はない………。)
(……よかった、なんともなくて。)
[そんなことを考えてはいるけれど、おそらく表情には出ないだろう。]
……ーーー…?
[笑顔を向けられる、奇妙な気分になる。視線を逸らした。能力の前触れかもしれないと。]
さて、事件が一つ解決したところで。
えーと、お姉ちゃん。さっきの似顔絵の捜索の要請は警察機構本部に回してもらえる?
俺ちゃんもさ、ちょっとしたツテで探してるところではあるんだ。
見つけたらお互い交換しましょってことで。
[セーガとリルのやりとりの最中、知り合いの千里眼をようやく捕まえたらしい。時間はかかるだろうが、多少の情報は出るだろう。]
あと、お腹すいたからご飯の美味しいお店知らない?
[先ほど食べたサンドウィッチはすでに胃袋にはないらしい。]**
[その後の激突>>0:#6について彼女も彼も語ることはない。
何らかの必要が生じる、或いは状況の推移が無ければ**]
[スティーブの店で見かけるくらいで、直接会話をしたことはない。
ゲイルのことはスティーブ経由か、またはスリ集団が愚痴を零しているのを聞いたなら、多少知ることは出来るだろう。
『アイツからスったものは大体破裂する』>>0:346、『まともなものがスれない』『はした金にしかならねぇ』などなど。
それがどれほどの印象となるかは知れないが]
ふーん、ヴェスねぇ。
そーいやスティーブがそう呼んでたか。
あっ、俺ゲイル。
お嬢さんとお近づきになりたいなっ。
[おどけるような雰囲気で女性へと向き直り、淑女に対するように手を差し伸べる。
女性の手を掬い上げようとしたが、反応はどうだったか*]
ったく喧嘩のどこがたのしーんだか……、
[ぼやくように呟き、頭を掻き、やがて立ち上がる。
花は咲き誇り機械いじりの好きな少年はいつも通り元気で、
しかし、得体の知れない“何か”が迫っている現状。
ふとリルに、「こんな状況でもいつも通り過ごしていいのか」と、
訊きそびれたことに気付いたがかけなおすことはない。
最悪への備えというものを常に心がけておけば大丈夫だろうと判断する。
氷の足跡が残っていてもそれを追うことはなく。
自宅に戻って鞄を手に取ると、細いスラム特有の道を迷うことなく進む]
― スラム街のどこか ―
[ガラクタを積み上げられてできた家は、
唐突に壁の材質や色まで変わって一種の前衛芸術じみている。
誰が書いたんだか、へたくそな落書きまでつけられている。
そのうちのひとつ、*07手長猿*の落書きのある建物の前で足を止めた。
エーディの知る符丁が変わってないなら今はここにいるはず]
[じーさんの遺してくれたものの中に、
スラム街の、異能持ちや何らかの特技を持つ者達が寄り集まってできた“集団”のツテ、がある。>>0:71
色んな奴らがいるが、その中でもじーさんのことを知ってる奴らは、
困っている時には力を貸すと言ってくれた。
ただ、エーディ自身はこの集団のことがそこまで好きではなかった。
生前のじーさんはゆくゆくはエーディに自分のあとを継いで集団の“手足”になってほしかったようだが、
エーディは突っぱね続けた。じーさんに対する数少ないわがままだった。
――“厄介事”は嫌いだ。
それでも。
エーディにはどうしても手を出せない領域の情報が欲しいという願いを叶えてくれるには適した集団であることも確か]
[ゆえに建物の扉をくぐり。
出された茶(一体何で淹れられているというのか。かなり苦い)を丁重に断ってから、
なけなしのキャッシュを支払って頼むのだ。
いざって時花畑を守れるよう知恵と力を貸してほしい、と*]
── 下層区域・公園 ──
何だよ……
言いたいこと、あれば言えよ
[目を横に逸しながら]
言ったら、トばす
[不貞腐れたようにスプーンを咥え]
名前、何だっけ。
ゲル……みたいなやつ
[名前>>89を散々な覚え方をしているか。
……というよりは、普段なら覚えてはいるだろうが、記憶の引き出しに辿り着くのが阻まれているようなものだろうか。
どちらにしても、同じように名>>90は聞くことになり]
[特殊チームが”お祭りの主役の一人”を探している。
それはリルにとって噂が本ネタである可能性を高めていた。
エーディに話した、最悪の事態。
心の中でその覚悟だけはする]
人間……なんじゃないの。
アタシは携わってないから詳しいところまは分からないっての。
つーかそっちの案件だし。
情報ネットワークにアイツの予告状と同じ文面が隠された書き込みがあったってさ。
アタシが知ってるのはそれくらい。
[トレインの話>>85に知ることを告げて、軽く肩を竦める]
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