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セーガ、早いじゃんか。
[セーガを見つけた時には驚いたが、駆け寄ることはせず、広場から数十メートル離れた3階建の屋根の上からトレインはタリアの様子を伺っている。]
あーあ、ありゃ「黒」だ。
[トレインは、弾丸が頭に撃ち込まれた際の手ごたえを感じている。タリアが仮に人間だとしたら石頭どころではない。貫通していないこと自体がすでに人外の気配を醸しだしていた。]
[目に焼き付くような白銀の巨躯。
闘争の末に磨き抜かれた機能の極地
人間を殺戮すること等、容易い、
触れただけでなく見ただけで死を覚えさせるような
そんな、存在]
[外界確認用らしき透き通る蒼い眼
指先のようなそれはあまりに鋭利
人だけでなく金属すら易く斬り払う
5m程の巨躯が氷柱を下敷きに現れる]
[ナトゥーリアにとってセーガ個人等省みるに値せず。
数多の異能者の一部>>88との判断]
[よって、大通りの者達を地に巻き込む広範囲の一打>>90となる*]
[弾丸が撃ち込まれたタリアは倒れたままである>>51。先手は打てた。]
無防備すぎるな、余裕ってやつかい。
[小さく舌打ちをしたところで、ふとセーガへ目を向けると、何か別人と交戦を始めた気配がある。]
あっ、あーっ!!あの野郎!
[見覚えのある白ずくめ。特殊チーム案件。Dead or Alive。すぐさまトレインは袋の弾丸を1発はじき出すと、ゲイルに向かって第二射を発射する。]
いっつもえらそーに高みの見物しやがって。
表舞台で跪かせてやるよ!
[影での回避も想定し、3階から飛び降りると走り出す。人混みを念動力でかきわけ、距離を詰めるべくゲイルに一直線に向かうだろう。]*
─ 下層区域・公園 ─
[謝罪>>65には、「気にするな」と返して。
伝えてくれたゴロツキについての対処は納得してもらえたよう]
今は少しでも手が必要なんだ。
特殊チームも一部しか動けないようだしね。
[エーディにも入った情報>>68でその言葉の意味は知れよう。
同じような情報はリルにも入っていた]
スティ?
…………底抜けの無茶しいで馬鹿ってわけじゃないよ。
だけど、
……多分譲らないから、アイツ。
[手が届く範囲なら手を伸ばす。
範囲にいる限りは、きっと]
[そうこうしていると部下によって手配された転移能力者が公園へと辿り着く]
よし、行くよエーディ。
[目指すは中層で展開されている防衛線のグループの1つ*]
死神ぃ!……うぉっ!
[突如目の前に現れたナトゥーリア>>89に反応して方向を変えて飛びのく。]
ははっ、マジかー。そうくるか。
[まさか体積が増えるとは想像できない。甘く見ている訳ではなかったつもりだが、想定をはるかに超えるオーバーテクノロジーだった。]
ちょっ、いや、それはまずいんじゃないですか……!
[次の瞬間、拳を振り上げるナトゥーリア>>91を見れば、瞬時に意図を察して顔を強張らせる。あの体積を人知を超えるエネルギーで振り下ろせば結果は見ずともわかる。]
やっぱり親父の言うとおり重火器持ってくるべきだったかなぁ!
[さらに一歩飛びのくと、身をかがめて衝撃へ備えた。周囲へ飛び散る瓦礫等はできるだけ彼の念動力で制止させる、もしくは減速させるよう努めただろう。]*
[腹部に破片はぶち当たり、そのまま青年を吹き飛ばす。
建物の壁に思い切り身体を投げ出され、打ち付け、頭を打つ。もしそこがガラス製の窓や壁なら、ガシャンと大きな音を立てて崩れ去っていたろう。]
……っ…ぁ、ぐ…ぅあ……。
[意識が混濁する。 前が良く見えない。]
[青年の目から赤い光が消えていく。顔の模様が薄れていく]
…スティ…ぃぶ…とれ、い……
[最後に呟いたのは]
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