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……?
[と、そこにこちらに向かって全速力でかけてくる者。>>7あの姿は…と、どこかで見たことがあるような気がするのを思い出す]
………、花畑に、いつも、いる……
[思い出したのは、そんなこと。セーガはスラム街にも荷物を運び入れることもある>>0:33。 そのため花畑の横を通り過ぎることもよくある。 初めて見かけた時には一瞬足を踏み入れようと思ったこともあるかもしれない。
体質上、触れれば植物が枯れてしまうだろうことを理解しているので入ることはしなかったろうが。]
[青年は、こちらに駆けてきたエーディを見て自分ではなくリルかスティーブに用があるのではと思い口を噤む。]
……スティーブは…どこか行った…。
………リル……
[そう言って一瞬繋いだ手を離し、二人と目を合わせぬように視線を少しだけ逸らすだろう。]
(…誰かに触れられることも、誰かがこうしてこちらに走ってくるのも、初めて。)
(……あたたかい、というか、よく、わからない。)
[ふぅ、とつかれたため息は人間の吐息と同じ温度だった**]
ー 回想 ー
[荷物を担いでスラム街を歩く。 仕事を営む何でも屋、どこかでこちらを揶揄する乞食たち、能力者のくせにと拳を振るおうとする悪漢も、自分の顔に氷が張り付いていくのを感じれば逃げていった。]
『……ーーー………。』
『…サムい。』
[肩に担ぐ、随分と大きな荷物。中身は知らないし、知ったことではない。]
『………サムい。』
[でもここを歩くのは、少しだけサムかった。]
── 下層・通り ──
デート… じゃないあけど
[胡乱な呟きではあったが、分かり難くはあるが頬が微かに紅潮する]
……駄目なのか?
[『より』行うことについての問い返し。
自分でもそんな問いが出ることに微かな驚きが出た。
だからその後に幾らかの沈黙>>+5が挟まれたのだろう]
[荷物を届け終える。 帰り道は来た道とは別の方向を選んで歩く。同じ顔に会ってまた揶揄われるのはなんとなく嫌な気がした。]
『……ーーー……!』
[そして、青年はスラムの花畑を通りかかる。あまり大きいとも言えないその花畑だが、確かにそこには植物の命が生きていた]
『……ーーー……』
[誰かが世話をしている、管理人だろうか>>0:154。 外から少し見せてくれと言えば……1歩だけ、花畑の敷地内に足を踏み入れる。]
[息が漏れる。コートの襟に霜が付いた。]
『………。』
[青年は結局そのまま声をかけずに帰ったろう。それでも、帰り道のルートのひとつに花畑の隣の道を通るルートくらい作ったかもしれないが**]
[『セーガが言ってた』と聞こえれば、セーガと会ったのか程度の反応が返っただろう]
スティーブの好み、聞いてない。
[好み話くらい、これまでもしたことはあるだろう。
だからこれは単に話したくないというような、そんな意味合いでの言葉ともなる。
軽口の叩き合いみたいなもの、でもあった]
俺は……好きだな。
[傍らのタリアに聞かせないようにするかのように、声が小さく]
凄く好み
……………………
人だよ、彼女は。
[『バグ野郎』との指摘に出たのは否定の言葉。
それはどこか、微かに惜しむような残念がるような
スティーブにとって戦慄するようなものだったか]
……
[スティーブ>>+10が足を踏み込み、手を伸ばしてくれば、ゆると視線向けるにつけ染まる、赤い両眼]
すぐ戻るから。
邪魔しないでほしい
[それは、一応の主語は『依頼に』>>2:207>>2:208>>2:209だとかバグ・シングの関連について、という意味ではあったが]
[遠隔移動能力行使/対象はスティーブ。
移動先は、マスター特製ハバネロ>>2:246がある種特徴の中層R-501のバーか。
或いは、自身の家だったか]
[タリアを見ただけでは美こそ感じこそすれ、それこそセーガのような、比較的淡白な反応>>2:112でもおかしくは無い。
痺れるように陶酔しているのは、蒼い目、刻み込まれた強い恐怖と恋愛感情の錯誤のようなものに似ていたが、今はそれらを通り越し、接触の裏で無意識に感じる死とタリアが優しかったからだろう]
[困惑し取り乱し恐怖し救いとかつての憧憬をみる、までならまだ、違ったのだ]
[何らか気持ちを変えさせるなり対処法を持っていない場合、セーガと同じよう>>2:146に、周囲の空間は撓む等は無く、つまりは空間の歪みなどは無く転移となるだろう。
どちら>>+14になろうと、場所は中層だ。
ドームは放射線状に道>>2:33が伸びている。
故に、この通りから中枢へ向かうのなら、戻って来る時も大体どの辺りにいるかの判断はつくだろう*]
/*
この自分の行動のはずなのに「かもしれない」とつくやつはいったい 相手の行動次第で分岐するのに含まれてるのか
……まあいい好きにやろう それで向こうのやりたいことがつぶれたとしても……それは……こう……
[好みの話し、そんな会話があったなら、
妹が生きていたときなら、こいつと全く逆の奴がいい、そう言って怒らせたり、
死んでからは、簡単に死なない奴。
そう言ったりもしただろう。]
………
[俺は好きだな。普段で、その言葉を聞いたなら、笑い、からかいはするかもしれない。だが、喜んだだろう。ヴェスが誰かに対して好意を抱くこと。それが、どれだけ男にとって、どれだけ大きいか。]
………
[ヴェスの言葉に黙り、男は言葉を発しない。いや、返せなかった。ただただヴェスから目を離さず]
[指摘した言葉に、返されたのは、否定。
駄目なのか?そう聞き返された問い。
人だよと、返されただけなら、まだいい。しかし、そこに生じていた、惜しむような、そんな。
胸のうちが、ざわめきを立てるのがおさまらない。]
……お前…なんか変だぞ。
[手を伸ばし、瞳に映る、ヴェスの赤く染まった目。邪魔しないで欲しい。そう言われても、それでも、掴む。]
トばすなよ。
意味ねぇぞ。
[男は、ヴェスにそう言う。]
何回でも、邪魔しにくる。
[それでも、能力が行使されるのなら、
掴んだ手を引き、視界をずらそうとするか。しかし、その行為は読まれたものであったかもしれないあったかもしれないし、手を払われていたのなら、行われることはなく、
または、なんらかの妨害があったりすれば、避けることは難しく、男の足止めをするには十分だったかもしれない*]
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