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「ねーさん。
そろそろ稚児行列、始まるんじゃないかな。
朱と調ちゃんが出るんだよ。
二人とも、特に調は頑張ってたから。
ほら、見に行ってあげよう」
うわー!!稚児行列見に行かなきゃー!!
キクヒメ様のお説教長いんだよもぉー……そもそもボクここ数日の記憶があんまりないっていうのに……ボクが何したっていうのさ!
ねっ、そう思わない?小鳥さん!(ピ……ピヨ……)
あーもー時間がないや、走れー!
[朱と調が出る稚児行列の始まりを今か今かと待つ人が増えてきた。かくいう自分も最終調整をあらかた終わらせ、全力で会場へと走ってきたばかりであった。]
「はあ、は……間に合った、か?」
[自分のいるところまでまだ来ていないようだ。一息つくと安心して腰を下ろし、行列を待った。]
あ…調さまと朱さまだ…
…素敵だなぁ、なんだかこの一連のことを忘れてしまいそう…
……出会った人々のことは勿論、忘れないけど…ね
最後にあの人に、会おうかな
…えー、祭り、でございますね。
祭りなんてなァ、幾つになっても心踊るもんで、連なる提灯、並ぶ出店。賑やかな町人、綺麗な浴衣のおネエちゃん。
一言に祭りと申しましても、色ンな祭りがございます。
此度、あたしたちがいるこの稲荷神社のお祭りは…なんでも百年に一度の当たり年ってェ話でして…ここだけの話、出るんですってよ、ば、け、も、の。
「おィ、バカなこと言ってんじゃねェよ、お狐様ったらこちらの神様だよ。バケモノなんつったらバチが当たるよ、このバカモノ。」
「そんなもんかねェ。おい、そんなことよか何か呑みてぇよ、ちょいと出店で一杯やろうや。丁度いい、あすこに唐物屋があらァ。どうでェ、たまにゃ洋モノ…」
「唐は大陸だよ、もう酔ってんのかィ」
「すまねェ店主、一杯頼むよ!」
「アイヨ!イイお酒アルヨー。【ムラサメ】【ニワサメ】【ジキサメ】っていう世ニモ珍しいお酒ヨ」
「へぇ、そりゃいいや。どんなだい?」
「【ムラサメ】は村カラでたラ、酔いが覚メル、【ニワサメ】は店カラ出たラ、酔いが覚メル、
【ジキサメ】は飲ンダそばかラ酔いが覚メルネ」
「なんでェそりゃあ。呑まねェ方がマシだィそんな酒。どうせ酒にいっペぇ水回してんだろ?」
「マサカ!水にお酒、回シテるネ」
「なンだよあの店は…」
「アレも商売なんだろ。それよかこれ見ろ、かっぱらってきてやったぜ」
「杏仁豆腐かィ、…おお、こりゃうめぇや」
「食ったらその辺の藪にでも皿ァ捨てとけよ、足がついちまう」
「あいよ、そおーれっと」
「あ痛っ!…誰です、お皿なんて投げて寄越したのは…これは…!杏仁豆腐のお皿…!私が稲荷の遣いの狐と知っての振る舞いですか…?杏仁豆腐の恨み、思い知りなさい!」
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