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村は表面上は平穏だろうか。
それとも、既に騒動は起きていただろうか。
村に逃げ込んだという犯罪者の男を探そうと各自動き出す。
どうやらこの中には、村人が4名、人狼が1名、狩人が1名、封印狂人が1名いるようだ。
エースサイキッカー アーネストが「時間を進める」を選択しました。
『久しいな、ユウヅキの』
……お前は、いつぞやの…夢に出てきた…!何をしに来た!
『お前さんには応用力がある。犯人を捕まえるために…その空間の力を使っては見ないか?』
…貴様さえ来なければ、こんな力に目覚めることもなかったんだよ!!!
『私はただ通りかかっただけさ。お前さんが望んだ知識を与えただけだよ』
…貴様っ…!!!
『お前さんの知識の喰らい方は見ていて飽きないよ』
『どうか、頑張っておくれ』
…………?
[誰かに話し掛けられた、気がした]
[しかし周囲に人がいる様子はない。
そもそも、あの声は本当に普通の"声"だったのか。
音声という情報として、耳から流れ込んできたものだっただろうか]
『しらないこえがきこえるな』
『なんだかごちゃごちゃしたこえだ』
[羊の眼はこちらを見ている]
『かいぬし おまえなのか』
[はっきりとこちらへ向けられたその言葉に、目を見開く]
まさか……!
お、お前なのか?
おれの声も聞こえているのか!?
[思考として発せられたその言葉に、羊は再びべええ、と鳴く]
『きこえるぞ』
『おどろいたな かいぬしのことばが わかるようになったのか』
[それはまるで、異能のようだった。
精神感応、テレパスと呼ばれるような]
[しかし羊飼いは気付かない。
それが無害かつ、自分にとって喜ばしいものであったために]
[何故突然そのような力が目覚めたのか、その理由に]
[互いに交わす笑みはどちらもぎこちなく、苦い。
言えばきっと駄々を捏ねられると、引き止められると思い、何も言わずに去った。
そんなことをされれば、決意が鈍ると分かっていたからだ。
消息を絶った後は死んだものと思ってくれればいい、と。
そう思っていたのに、再会してしまうとは]
……ここではドームみたいな便利さは無いからな。
自給自足だし、力仕事だってしなきゃならない。
筋力はだいぶついた。
[大きくなった、と言われて>>0:282その理由を告げる。
ハロルドの能力を知っていれば、違和感を覚えるかもしれない言葉。
能力を使っていれば、ここまで筋力がつくはずが無いのだ]
あぁ、ここに住んでいる。
犯罪者の話も聞いた。
…そうか、今は荒事も請け負ってるんだな。
[幼かった子が逞しくなったと思う。
先に手を離したのは自分だが、独り立ちした姿が自分から更に離れて行ったように思ってしまった。
いつまでも子供ではないのだから、と自分に言い聞かせる]
それがもし生来の物なら、空恐ろしいな。
[『エネルギーの調整、制御』に特化した能力。
もし生来な物なら、都市管理に携わっている者達の目にも早くから止まっていたのではないか、と益体ない考えが浮かぶ。
何故、犯罪者として現れたのだろうか?]
…………息が詰まる話だ。
他者に影響を与えられる能力は、ヒーラーくらいで良い。
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