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モノクマ
「ボクはモノクマ。この希望ヶ峰学園の学園長なのだ!
えー、突然ですがオマエラにはこの学園内だけで共同生活を送ってもらいます!
期限はありません!一生ここで暮らすのです。
しかし、この学園から出たい人のために特別ルールを設けました。
誰か殺した生徒だけがここから出られる…。それだけの簡単なルールなのです。
殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺銃殺。
殺し方は問いません。うぷぷ。こんな脳汁迸るドキドキ感は鮭や人間を襲うくらいじゃ得られませんなぁ。
ではでは、豊かで陰惨な学園生活を楽しんでくださいね」
1人目、超高校級の目玉 チャン・サヤ がやってきました。
超高校級の目玉 チャン・サヤは、村人 を希望しました。
どうして!?どうしてなの!?
私たちが殺し合いをしなきゃならないなんて……。
早くここから出ないと……!!
私はアイドルグループの目玉になるために何でもしてきたんだから!!
村の設定が変更されました。
2人目、超高校級のデッドボール 阿呆田獅子 がやってきました。
超高校級のデッドボール 阿呆田獅子は、村人 を希望しました。
てかさ、これってどういう状況?
殺すとか殺されるとか…なんかの冗談だろ!?
やっと野球から離れてミュージシャン目指せるっつーのに、こんなんやってられっかよ!
3人目、超高校級の司祭 有栖川栗栖 がやってきました。
超高校級の司祭 有栖川栗栖は、おまかせ を希望しました。
そんな……。
最高の司祭としての格を身に付けられるというから、
この神学校(ガクエン)に入学したのに……。
これはどういうことなの……?殺し合う……?
司教様(ガクエンチョウ)は、クリス達にいったい何を望んでいるのかしら………?
4人目、超高校級のボーイスカウト 盛岡山果 がやってきました。
超高校級のボーイスカウト 盛岡山果は、ランダム を希望しました。
ど……どういうこと!?
活動を支援してくれるって話だったのに外に出られないなんて、何の意味もないじゃない!
ほ、本当に閉じ込められてるのか確かめなきゃ……。
どこかに抜け穴があるはずよ……!
どうやら問題なさそうですね。
獅子さんと山果さんはなんとお呼びすればいいのかしら?
「シシ」さん?「シシコ」さん?
「サンカ」さん?「ヤマカ」さん?
真名を問う(ジコショウカイ)必要がありそうですか?
それとも普通に漢字のまま呼べばいいのかしら。
5人目、超高校級の殺人鬼 伊吹あやめ がやってきました。
超高校級の殺人鬼 伊吹あやめは、おまかせ を希望しました。
なんだ、アンタたち。まだ状況が理解できてないのかい?
これは冗談でもドッキリでもなんでもない。
学園長は本気で俺たちにコロシアイをさせるつもりなんだよ。
窓に貼りつけられた板といい、閉鎖された扉といい……この徹底ぶりには“マジモン”な狂気を感じるね…。
おっと、一応自己紹介させてもらうかな。
俺は伊吹あやめ。
才能はたいしたことない。「超高校級の殺人鬼」だ。
殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺銃殺だったら、特に好きな殺り方は斬殺かな。
さてさて、モノクマとやらの話が本当ならこの学園を脱出するには、誰かを殺さなきゃいけないらしいが……。
どうやら俺にとっておあつらえ向きな舞台のようだ。
せいぜい背後には気をつけることだな。
まっ、短い間だろうがよろしく頼むよ。
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