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/*
すみませんが寝ます
/*
えーと、これから唐突に自演ロール落としますが……。
時系列とか無視無視です、ごめんなさい。
他のロールには影響しませんのできっと。
*/
……あーあ。
あたしは、人狼になったことで、みんなを苦しめたこと、ずっと後悔してた。
人間のままでいたかった……って、ずっと思ってたから。
だから、あたしに与えられたのは『共鳴者』の役だったのかな。
人間として頑張れって、チャンスを貰ったのに……。
……うまくいかなかったよ。
あたし、どこまで行っても逃げられないんだね……。
[息を吐いて、苦笑する。
ゲームが終わってみれば、その答えは単純なもの。
どうあがいても、誰を模倣しようとも、犯した罪から逃げる術はない。
人狼シュカは、永遠に人狼シュカなのだ。]
[いろいろあったけど、ゲームが終わって、気持ちの整理をつけて。
ようやく――姉の前に立った。]
おねえちゃん。……お疲れ様。
[労う声色は震える。
心臓が早鐘を打ち始める。大好きなはずの姉の前から逃げたい衝動に駆られる。
だけど、逃げない。目を逸らさない。真っ直ぐに言葉を伝える。
――ここで出会ったみんなが、教えてくれたから。]
……おねえちゃんっ……あの夜のこと、ごめんなさい……。
わたし、ひどいこと、言って……。
許してもらえないかもしれないけど。
でも、わたし、……おねえちゃんのこと、好きだから……!
[妹の声が耳に届く。
それで、……ぼんやりしていた運命の晩の記憶が蘇った。
忘れていた、いや、忘れたくて忘れたくて仕方がなかったその記憶を。
自分がそれを覚えている限り、ミレイユは苦しみ続けるだろう、その記憶を。]
……うん。うん。
いいよ。
あたしこそ、ごめんね。って、ゲームが始まる前に言ったね。
同じ事を何回も言うの、しつこいでしょ。
だから――
[ミレイユを、その体で包むように、優しく抱きしめた。]
――また会えてよかった。あたしも、ミレイユのこと、好きだよ。
◆回想・騒動の始まる前夜◆【微グロ】
[その夜は、眠れなかった。
姉の友人が人狼になった。処刑された。もうこの世にはいない。
その原因はわたしだ。殺したのは、わたしだ。
おねえちゃんの親友を奪ったのは、わたしだ。
タオルに顔を突っ込んで、現実から目を背けてぶるぶる震える。
事実が記されたあの手紙はゴミ箱の底のはずなのに、未だそこから恐ろしいものが漏れ出ているように感じる。
部屋の空気が、とにかく重苦しかった。]
……。……。……。
[何か言葉を発して言い訳をしたくなる。自分が悪いのではないと正当化できる言葉を必死に探す。
だけど声は何も出ず、ただ口をぱくぱく開閉させるのみで。
カーテンを閉めるのも忘れて月明かりに照らされる部屋の中、独りでじっとしていた。]
[夜も更け、日付も超えた頃。家のどこかで物音が響いた。
ドタドタという足音。家具が倒れ、食器や花瓶が割れるような音。そして、微かに聞こえる獣の咆哮のような――
まさか、泥棒? 戸締りは両親がしっかりしているはず。
それに泥棒にしては激しく音を立てすぎている。獣の咆哮も気になる……。
もしかしたら、わたしが逃がした黒い犬が戻ってきたのだろうか。
罪を犯したこのわたしに、復讐するために。
そんな風に自分自身を嘲りながら、恐る恐る部屋を出て、明かりを付けずに下階へ。
絶えず聞こえる騒音を辿るように、足音を殺して歩いた。
すると、両親の寝室へ辿り着く。
ドアは半開きだった。]
[その隙間を覗こうとした時、最初に気付いたのは鉄錆のような生臭いにおい。
この室内で異常が起きているのは明白だった。
息を呑み、震える手でドアを開ける。
中は真っ暗だった。だが、そこには確実に“何か”がいた。
本能で危険を察知する。]
……誰!?
[身体が恐怖に呑み込まれてしまう前に、叫びながら、ドアのすぐ側にあった電灯のスイッチを入れる。
一瞬で明かりが灯り、部屋の中の様子が明らかになった。]
――ッッ!!?
[絶句、した。]
[そこにあったのは、姉であるシュカの後姿。
両手を伸ばして――動かなくなった何かを――母親サリィを――その首を、絞めている。
ドアの位置からでもはっきり見える、姉の突き出しているその腕は、明らかに人間のものではなかった。
その両手で首を絞められた母の体は既にぴくりとも動かず、目を見開いたまま――絶命、していた。]
……っ……っ!!
[声が出せない。目の前に突きつけられた異常な光景を見つめていると、母の体が姉の手から落ち、力なく床に転がった。
その側には赤黒い――血をどくどくと垂れ流した――父親アーリックが――首を引き裂かれた状態で寝そべっていた。
こちらは、一目見ただけで確実に死んでいると理解できた。]
や……やだ……なん、で……!?
[体が動かない。どうすればいいのか分からない。
これは悪夢か? いや、現実だ。誰かに助けを求めなくては。]
おねえちゃん、助け……
[不意に口から出たのは、姉へ助けを求める悲鳴。
だけどそれは途中で途切れた。目の前にいるのが、姉本人なのだから……!]
[妹が、あたしを呼んだ。
それに反応して、くるりと首を回し、部屋の入り口に立っているミレイユの顔を見つめる。]
――ミレイユ。
あたし……これ……どうなっちゃたんだ、ろ……?
[その瞬間、揺らいでいる意識が元に戻った。
なんだか頭がぼうっとする。体が、自分のものではないような感覚を覚える。]
[姉がこちらを振り返った。その目は一瞬だけ、赤くて。
だけどすぐにいつもの姉の表情に戻り、次に投げかけられた言葉もいつもの様子で。
だからこそ、一層恐怖が強まった。]
……おねえ、ちゃん? なに、してるの……?
お母さんと、お父さんを……!
[床に無残に転がる両親の死体。直視することができない。
どこに目を向けても映るのは恐怖。眩暈がして、壁を背にしてその場に座り込んだ。]
おねえちゃん、その手……どういうこと……!?
に、人間……じゃ……。
[人間のものじゃない。そう言いかけて、言葉は消えた。
シュカの手は、今や人間のものではなく――まるで獣の持つそれと似た形をしていた。]
え? ……手……?
[シュカはぼんやりとした表情で自分の手を見つめる。]
あー……なんだこれ……。
『人狼』……みたいだなぁ……。
[ここ最近、村で噂になっている人狼のことを思い出した。
人の姿をした狼。人間を襲う恐ろしい生き物。
今の自分の姿は、まるでそれのようで。]
……あたし、人狼、なの?
[首を動かして、虚ろな目でミレイユを見つめた。]
[姉の首がこてりと傾き、赤い髪が踊る。
そこにはべっとりと血が付着していて、赤い髪色が更に赤く染まっていた。]
……人狼……って……!!
[人狼の噂は村で広まっているのを聞いていた。
だがそれ以上に、ミレイユの記憶に強く残っているのは――姉の親友、コレットからの手紙のこと。]
どうして、おねえちゃん、まで……!?
[人狼と化したコレット。そして目の前の姉。
この異常な事態に、ついにミレイユは耐え切れなくなる。]
……わたしが、おねえちゃんを呪ったから?
不幸になるように祈ったから?
こうなったのは、全部わたしのせい?
コレットさんが死んだのも、おねえちゃんがこうなったのも、全部わたしが……!?
コレ、ット……?
[妹の口から出た、忘れられない親友の名前。
別れを後悔して、村を出ても会いたくて仕方がなかったあの子の名前。]
コレットが、死んだ、って、どういうこと……?
何か知ってるの、ミレイユ。
ミレイユ……?
[ふらふらと、体を揺らしながらミレイユに近付く。]
[姉が、近付いてくる。背筋が凍りつくのを感じる。
いつも明るくて元気で、日常の象徴であった姉の顔が、今はこの上なく怖い。
怖い。怖い。怖い。]
……来ないで……来ないでよ……。
[壁を背にして震えながら、腰が抜けて立つこともできず、叫ぶ。
心が壊れてしまわないように、狂ったように叫ぶ。]
来るなぁぁっ……!!
この、人殺し……化け物……!!!
近寄るな、近寄るな、わたしに触るな、ぁぁぁぁぁあ!!!
わたしは悪くない、わたしのせいじゃない、こんなの、うそだ、……っ!!
やめてよ、もう嫌だよ、もう嫌なんだよ、助けて、助けて……!!
[自分でも何を言っているのか分からないまま、この恐怖から逃れようと必死に叫び続けた。]
[ミレイユから聞こえてくる、拒絶の言葉の数々。
化け物。人殺し。……今の自分は、本当にそうなってしまったのか?
ぼんやりした意識で考え込む。]
ミレイユ……あたし…… ……っ!?
[その時、心の芯が何かに突き動かされるような感覚を覚えた。
徐々に体の自由が利かなくなる。シュカの魂が、赤く赤く染まっていく。]
あ……ぅあ……っ ミ、レイユ、……!!?
[そして、意識を失って……気付けば、ミレイユの顔を殴り飛ばしていた。
まるで無力な人形のように、ミレイユの体は弾け飛んで、床に転がる。]
[物凄い力で顔を殴られた。上半身がよじれて床にうつ伏せになる。
頬がズキズキする。どうやら人狼の爪が頬を引き裂いたようで、血が滲むのを感じる。
痛みにより、この異常事態が更に現実感を増す。悪夢ではないことを実感させられる。
怖い。怖い。怖い。怖い! 怖い!]
こんなの、おねえちゃんじゃない……!!
おねえちゃんは、こんなことしない!!
化け物め、消えろ、いなくなれっ、おねえちゃんを返せ……!!
お母さんを返せ、お父さんを返せ……!
……わたしの、せいで……こんなッ……っ!
こんなことになるなんて、思わなかった!!
ただの遊びのつもりだったのに……本気じゃなかったのに!
いつもコレットさんと一緒にいるおねえちゃんが眩しくて……!!
独りぼっちの自分が惨めで、悲しくて……!! 辛くて苦しくて寂しくて……!!
そこからずっと逃げ出したかったのに、そんな勇気も出せなかった……!!
何もかも、全部周りのせいにして、目を瞑って……!!
わたしは、ただ――おねえちゃんが、うらやましかっただけなのに……!!!
[口元から血を流しながら、激情を吐き出した。
恐怖の感情が、後悔の涙となって、溢れていく。]
[ミレイユの悲痛な叫びを聞いて我に返った。
もう一度、狼の爪がミレイユの喉元目掛けて伸びる瞬間に、静止した。]
……ミレイユ……ごめん、ごめんね……。
あたし、ずっと、ミレイユの気持ち、分かってあげられなかった……。
あたしだって、同じだよ。
ミレイユがずっとうらやましかった。
何でも知ってるミレイユが。勉強が得意なミレイユが。いつも冷静なミレイユが。
……ずっと、傍で見てきたんだから……。
[ミレイユの涙に呼応するように、シュカの赤く染まりかけた瞳も、涙を流す。
それはまるで、悲鳴のよう。]
ミレイユのせいじゃ、ないよ。
あたしが、こうなったのは、あたしの心が弱かった、から。
ミレイユの苦しさ、どうにもしてあげられなかった、から……。
[自由の利かない体を気力で動かし、獣の腕で――ミレイユを、抱きしめた。]
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