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道化師 リヴリア は 太陽の子 ミズキ に投票した。
道化師 ダハール は 太陽の子 ミズキ に投票した。
渡り鳥 グレイヘン は 太陽の子 ミズキ に投票した。
太陽の子 ミズキ は 星売り カスミ に投票した。
お花畑の ハル は 太陽の子 ミズキ に投票した。
星売り カスミ は 太陽の子 ミズキ に投票した。
太陽の子 ミズキ は村人達の手により処刑された。
道化師 リヴリア は、道化師 ダハール を占った。
次の日の朝、星売り カスミ が無残な姿で発見された。
《★占》 道化師 ダハール は 人間 のようだ。
現在の生存者は、道化師 リヴリア、道化師 ダハール、渡り鳥 グレイヘン、お花畑の ハル の 4 名。
― 少女たちの部屋 ―
[グレートヒェンたちの会話はわずかに聞こえていた。
そこで彼女を追いかけるか、わずかに迷った、けれど]
……あら。
[その前に眠っている少女たちを、とベッドを回っていたとき。
ミズキ、カスミと呼ばれる二人の少女の様子が普段とすこしちがうことに気づく。
……ばたばたとカルテを取りに走り、息を切らして戻る。
そのまま、どちらかでも目が覚めるまで注意深く観察していた**]
[貸してもらおうかな。リヴリアのその言葉>>3:137に、少女は気前よく頷いた]
リヴリアちゃんと、お揃いの格好。
なんだか面白いねえ。
[想像してみる。同じ服を着た二人が並んでいる。
まるで似ていないのに、なんだか姉妹のよう。
……なんて。少女に家族なんて、いないのに。少女はこっそり苦笑して、そのイメージを霧散させた。
すぐに気を取り直して、ダハールに"ロリコン"という不名誉な疑惑を与えてしまったとも知らず、リヴリアの問いかけに素直に頷く]
あのねえ、恥ずかしがり屋さんのダハールちゃんをねえ、ハルがちょっといじめちゃったみたいだよう。
逆襲されちゃったあ。
[転がるようにして遊んだこと。楽しい記憶のはずなのに、思い出すとどこかがちくんと痛いような気がした。
痛いことなんて、なんにもないはずだから、そんなのはきっと気のせいだけど]
お花畑の ハルが「時間を進める」を選択しました。
[それから、用事がありそうな二人を見送って、もぐもぐとパンを食べた]
可愛い旗だねえ。
[ご機嫌で呟く。その頃には、ハムの材料をしゅうかくしてくれた女の子のことも、旗をピラフに立てたら教えると約束した女の子のことも、少女はきっと忘れてしまった。
そうして]
……あっ!
[ずっと雲に隠れていたおひさまが、ようやく顔を覗かせる。
ふわりと少女の頬をあたたかな春風が撫でていく。
傍らに目を落とすと、花冠のために摘んだレンゲは、生き生きと少女に編まれるのを待っていて]
えへへ。今日はとってもいいお天気、だもんねえ。
[少女は頬を緩ませ、そう呟く。
ほら、やっぱり気のせいだった。
今日はとってもいいお天気で。おひさまはぽかぽかで、風は暖かくて、お花はとってもきれいで、それが揺らぐはずがない。
ご機嫌な少女は、リヴリアとダハールの払う犠牲を知らない**]
[現実は小説より奇なり──
さも至言のように謳われる
そんなことは当たり前だろう?
だってお話しには起承転結があって
登場人物には皆スポットライトがあたる。
主人公には主人公の
ヒロインにはヒロインの
脇役には脇役の
敵役には敵役の
……噛ませ犬には噛ませ犬の色が]
[様々な色が密接に絡み合い
フィナーレへ向かってとパレードは続く
全ては書き手のタクトに倣い
読み手の頭の中でパーツは埋められていく
それが虚構なのだから]
……
[目を開けると そこは花畑だった。
爽やかな風が吹き抜け
花々が気持ちよさそうにその風を受けながら
煌めいていた。
まるで虚空に描かれた一枚の絵のように
ように…ではないだろう
まさしくそれは絵だ。
夢に描いた一枚の絵
私がはじめて他人のために描いた夢の絵
私より永きの夢を旅して
多くを知って
けれど、その殆どを忘れてしまった彼女へ
私があげる 最初で最期の一枚
受け取めたか否かを見届ける気はもうなかったのだけど]
食べておいで。ハルの子と過ごせる最期の時間だ。
食べてお行き。けれど逆“襲”などと言って手折ってはくれるなよ。
そして、食べたならもうお帰り。
キミはここの住人ではないのだろう?
キミ自身の口でそう言ったことだ。
ああ、確かに夢はもう終わるよ。
死ぬさ。私も、ハルの子もね。
だが夢の終わりに他人は関係ないだろう。
現の住人ならば、現で朽ちろ
キミにはまだ幾許かの未来があるはずだ。
……過去には夢はないんだよ? ダハール。
[ニィ…っと嗤って見せてから、踵を返す]
道化師 リヴリアは、道化師 ダハール を投票先に選びました。
[その頃から、
少女が時折『死にたい』と口にするようになったことも。
父と娘、ふたりきりの家族であることも。
難病の娘抱えた父親は元々忙しく働いていたけれど
その発作以降、入院費を稼ぐために
余計に忙しく働き始めたことも。
今も、"ろくに見舞いにも来れない程"
身を粉にして働いていることも、
―――きっと、全部。]
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