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こうして、ダーナ=メイフィールドが作り上げた”聖杯”の中で、幾度目かの”聖杯戦争”が始まった・・・・・・
どうやらこの中には、村人が15名、人狼が4名、C国狂人が1名いるようだ。
−夜・高等部一階/開かずの間前−
そもそもおかしいのだよ、この用務員たる栗栖源一郎が足を踏み入れたことのない用務員室があるなどと。
・・・・・・はて、なぜ今までその事実に私は気が付かなかったのだろうか。
用務員 栗栖 源一郎が「時間を進める」を選択しました。
さーて、先週のサ○エさんはっ?
・教会の神父は爆睡中
・痴れ者と叫んだ名を名札に書く王様
・やばいぞギャグが少ないぞ耐えられるのか私、自重せよ!
の、三本でした。
特に三本目に気をつけましょう。フレーバーが空気を壊してはいけません。
>どうやらこの中には、村人が15名、人狼が4名、C国狂人が1名いるようだ。
この村、場合によってものすごく早く決着しません?
−夜・高等部一階−
――――――。
[用具室前でぶつぶつと喋っている人影を、荏嶺は廊下の角から伺っていた。
ダーナの日記に何かしら書かれてはいないかと思ってやってきたのだ、が。]
[2012年 10月 13日
聖杯戦争の開始を確認しました。
今度こそ願いがかなうと信じていますよ、荏嶺。
学園敷地内での戦闘の後始末は任せます。
聖杯戦争に関わらない生徒たちは何が起きてもそれを特別な事と思わないように思考を操作しています、外部からの鑑賞と参加者の統制は任せましたよ]
[そして、日付が変わると同時に日記に次の頁に文字が浮かび上がる]
[2012年 10月 14日
サーヴァントの召喚は順調のようです。
イレギュラーもいるようですが、今回は問題ないでしょう。
あとは生贄の準備だけです。
聖杯への願いの儀式は、多くの生贄が学園に集まる日。今度こそ、生贄たちの命と引き換えに、私の復活と私たちの永遠の命を。
そして、その時こそ人間になってなお令呪に束縛された杏里もまた、解放される事でしょう]
[ぱらぱらぱら・・・・・・]
ど、どういう事なのだ。
生贄とか復活とか永遠の命とか、さっぱり理解できん。
[しかし、ふと脳裏を過る。
”多くの生贄が学園に集まる日”とは]
・・・・・・学園祭、か?
だとしたら、この生贄っていうのは。
[体が震える]
だ、誰かに教えなければ。
[栗栖はその日記を手に取ったまま、用具室から出ようとした。
しかし、その瞬間強力な力によって用具室の内側へ弾き戻され、壁に体を打ちつけた]
―回想/日曜・夜―
[夕方には白水の家まで一旦戻り、立海が寝静まるのを待って、外へと出た]
……。
[屋根の上に立ち、見やるのは学園の方向。
胸がざわざわとするのを感じ取る。
見に行っても良かったがここを離れる事はつまり、立海を危険に晒すことと同じ。
顔見知りが多いのであれば、拠点たるここも知られている可能性が高いのだから]
難儀だな。
[呟きは空に掻き消える]
つっ・・・・・・なんなんだこれは!
部屋から出られないじゃないか!!
[正確には、日記がこの部屋から持ちだされる事に対して抑止力が働く結界がこの用具室に張られている。
その存在に気がつかず、用具室の扉は容易く開くが、開けようと言う気が起きない。無意識に”開かずの間”であるとインプットされてしまう。
もし扉を開けて日記を読んだとしても持ちだすことは出来ない。
そして、生徒たちはその内容を”重要な事である”と思わないように意識をコントロールされてしまう。
それが、ダーナ=メイフィールドの日記にかけられた呪いであった]
くそっ、どうすればいいのだ・・・・・・
[この日記を机の上に置き、このまま用具室を出れば元の生活に戻れた。
しかし、栗栖はそれをしなかった。
それが栗栖源一郎の命運を分けた要因であり、またこの行動を取った事自体、彼が既に学園の関係者という大きなカテゴリーから外れ始めているイレギュラーである事を示していた。
そして、彼の災厄はその背に近づいていた]
くそっ、どうすればいいのだ・・・・・・
[この日記を机の上に置き、このまま用具室を出れば元の生活に戻れた。
しかし、栗栖はそれをしなかった。
それが栗栖源一郎の命運を分けた要因であり、またこの行動を取った事自体、彼が聖杯戦争参加者と同じく、既に学園の関係者という大きなカテゴリーから外れ始めているイレギュラーである事を示していた。
そして、彼の災厄はその背に近づいていた]
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