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>>209クロエ
「わぁ!確かに!それなら飲めるね!
先生ってすごいや!ほんとうに何でも教えてくれるんだぁ」
ライトなら肯定するだろう、ライトなら明るく応えるだろう。
ライトの言葉を反芻するばかりを気にかける男は、言葉の意味など深く考えません。
>>214サヤカ
「あれ?サヤカおねぇさん、血がでないの?
血が出ないなら他でもいいよぉ。
汗でも、涙でも、唾液でも、鼻水でも、胃液でも、尿でも、なんでも。
ねぇ、喉が渇いたんだ。
ほら、まだまだあるだろう?サヤカおねぇさんがくれないとボク困っちゃうよ。
喉が渇いたんだ。はやくぅ!」
>>213 キヌサン
(蹲って動けないジーノからゆらりと離れて近づいて来る。
……ああ、エモノはここにも。)
「壊れちゃえばイーヨ。
みんなと同じようなコトするのがマトモならサ、壊れてマトモになっちゃえばイーヨ。
キヌサンも俺を愉しませてくれるんだ?
俺はジーノに言ったよネ。乾季と雨季で違うコと遊ぶってサ。
ココでもそれやってイーんだネ。
サスガ全員俺、ってヤツだヨ。俺に必要なモノはまた別の俺がちゃんと持ってきてる。
……なぁ?遊ぼうぜ?
オマエも俺を潤してみろヨ。」
(そう言って顔を寄せると、キヌの頬を流れる涙をゆっくり舐め上げた。)
>>216 みくる
[畳み掛けるような弟の罵倒にうずくまったまま震えていたら、目の前にみくるが来てしゃがんだ気配がした。「お兄ちゃん」と呼ばれて、微かに嬉しいと思ったが、それを望まない自分もいた。みくるに求めていたのは、妹、ではなくて──後ろめたさに、顔を上げられないでいると、みくるはマサトの顔を覗き込む]
あっ……みくる……
[自分を見つめる大きな目は、それでもやっぱり、可愛い、と思った。独りよがりでも、傷つけても、やっぱり、今まで会ったどの女の子より可愛かった]
[そう思った瞬間のこと。魂だから、涙なんて出ないはずなのに。きっと今、自分はぽろぽろと泣いているんだろうと思った。ただただ悲しくて涙を流すこと自体が、もうつらかった]
──ごめん、握手、ウソなんだ。
本当は、本当はね、ただ、
ただ、みくると手を繋いでみたかっただけなんだ。
ううん、違う、違うよ。これが幸せなんだ。
苦しいのも、悲しいのも、ぜんぶぜんぶ幸せなんだ。じゃないとおかしいもん、みんながいるのに幸せじゃないわけないもん、そうだ、そうだね。あはっ。
血も涙もあるオンナからはちゃんと涙が出るよネ。魂でもサ。
とりあえず行動のキャップをベロチューまでと定めておりますが「お前ほんまそういうとこやぞ」の声が上がればスンッと大人しくなります。
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