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いやぁぁぁぁぁ―――!!!
はなせえぇぇぇぇぇ―――――っ!!!
[次の瞬間には、弾かれた様に大声で悲鳴を上げた。
強く捉えられた身体、そこから抜け出そうと力の限りに暴れる。
それは、吸血鬼の本能だけによるものなのかは、定かでは無いけれど。]
ぐ、あぁぁぁ…っ
[残る力を持って、彼の身体の何処でも良い、噛みつこうとしても押さえ込まれたか。
押さえ込まれれば、過去の古傷が疼き、更に狂ったように叫んだ。
しかし、其れも流れ出る血と封印の業に、徐々に弱々しいものとなってゆくのだろう。
封じられた後の彼女の周りには、血の溜まりができていた。]
――ぐ、ぁ ア
つ……
[死にものぐるいの激しい抵抗に、捉えたまま床に押し付け体重差で抑え込んだ。
首が熱い、
頭が、腕が、噛まれた処が、痛い、舌が熱い]
[やがて腕の中の体から力が抜ける]
[命がけで術を放ったのか、封魔の師が頽れようとする気配。
その献身はどこから来るのだろう、薄れて流れる意識は思う]
………
[体を起こそうと、身を捩る。
瞼を開けば、間近には、下敷きにした娘の蒼白な顔]
――す、ま ぃ
[荒れる息の下で囁いて、血溜まりの床を爪で掻いた。
手首を突っ張り、荷重が軽くなるよう上体を離す]
『そう…そうであるな』
[薄く、笑う]
『それでも、我が血を受けるは、孤独を生きる覚悟の上か』
[ナバールが血を吸う。人の血と違って決して甘くはないが、他の吸血鬼と違い、不味いわけではない]
『これでそなたは血を分けた者。である』
[少し嬉しそうな顔をするのは、他の吸血鬼より少し近づいたからか]
アレクトー!
[ジェフとの戦闘で、アレクトーというあどけない少女に目を向けてうろたえる]
あの血の量で、人に戻ったなら…
[嫌な予感がした]
ああ…
[ジェフとアレクトーの戦闘を見て、嘆きは言葉に出て。
吸血鬼は滅ぼさなくてはいけない種なのだろうかと嘆く
それはただの種への生き残りをかけた戦いなのであって。
お互いを滅ぼしていいというわけではないと思うけれど。
始祖とナバールを見合っては、やはり人を餌とする吸血鬼だからと、心がうれいていた]
…私は何を望むのだろう。
[伊達の傍らで、ほんの少しだけ長らえた時間。
人と吸血鬼の戦いを見据えて、私はどう思っていくのだろうと思っていた]
[苦く、濃い血の味を舌で承ける
人間の甘露とは違うが、酷く惹きつけられた]
『ああ。』
[手を離し、立ち上がると黙礼のように目を伏せた]
『たましいを孤独には陥らせないと約束しよう。』
『感謝する』
[ナバールの約束に、また、少し笑みを]
『さぁ、行くが良い』
[“眷属”が控えている。出口を見遣り、ここを出るように促す]
[眷属の蝙蝠が彼からこちらに移った]
[始祖は――血分けの主はこれで
望むように人間と対峙する事が出来るだろうか
僅かでも血脈は継がれ、
狩られるを待つのでない――同胞の王として]
[頷いて、歩き出す姿は不意に影にとけた]
[封魔され、意識が戻った頃だろうか。
請われれば、地下深く迄の道を案内しただろう。
そうで無くとも、一人でもよろめきながらも其処に向かって。
杖は、内臓にまで到達していたかもしれない。
死ぬな、と思った。]
― 地下3階 ―
地上のあれか……主は近いのか?
[降りれば湿った空気が肌に貼りついて来て、不快感に少し眉をひそめる。
これが地上に降った雨と立ち込めた霧に似たような印象を抱いたのは、あのときの体験ゆえか。
知らなければ警戒したかもしれないが、地上で実際に降られた身としてはこれだけ薄くなっているのなら進めると判断がついた。]
[彼女は、そう、辿り着く事は出来ないだろう。
薄れた酸の霧が、容赦無く傷を侵食する。
彼女の通った跡には、赤い色が落ちる。
地下3階への階段を降りた所で、崩れ落ちた。]
[逃げるつもりでいた。
何も出来る事などない。この体では。
せめてもの奇跡をこの手に、取り返して――]
はっ、 … っ――
[けれど今、足は地下へ向かう。
「馬鹿たれ、死ぬ気なのかい」
止めてくれる声はない]
[案内する娘の背を汚す赤。圧迫の止血法では止まらなかった]
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