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……わたしの躰、は。
あのまま雪に埋もれるのかしら。
……出来たら、ジラントとジェーニャの近くに埋め直して欲しいのだけど。
[列車から<<逃げた>>己の魂が此処に有るのを今更不思議に想いつつ。そこはご都合主義。空気も紅茶も美味しいです。]
不必要で歓迎出来ない面倒ごと、確かにそうだな。
でも、この血も、あの血も、
生きてる奴等も、喰われた遺体も、全て置いて?
[逃げるということか。
それはそうだろう、留まって律儀に尋問を受けるとは思えない。]
逃げた後は、誰かの心を壊すまで嬲って、お前に、器として差し出して。
そして………そして、どうするんだ。
意味は、あるのか……
[自問するように呟きは続く。
内容は周囲にも聴こえていただろう。]
[シャノアールの貌ではなく。
14歳のカチューシャの貌が、確かに見えた。]
そう?
嬉しいわ。
[つられて笑顔になる。
嗚呼――娘と、こんなやり取りをしたかった。
この夜が明けた時、出逢えたなら。
言葉も話せぬまま死を迎えた子に、紅茶を出せるだろうか。]
[『到着してしまう』いろいろな人のつぶやきを聞いて。
ふと、永遠に列車が着かなければいいのにと思った。]
……列車、つかなければいいのに。
[そうすればずっと一緒にいられる気がするし、あの悪霊が世に放たれることも、これ以上誰かがひどい目に遭うことも、もしかしたらないのかもしれない。]
……外。明るくなってきた。
[けれどどんなに拒んだとて、夜は明けてしまうのだ。いつかは、必ず。]
標本とかで、一生晒され続けるのは勘弁…
これがあの人狼です!とか、ガイドされたりとか? ぅっわー……
せめて、個人蔵にしてほしいぜ…。
[そして、不貞寝してしまう人を見てた。]
いや、食わなかったのは…。
[その身体のせいとかじゃないんだけど…といおうとしたけど…。]
どうした?ロラン、具合悪いか?
[元気なさそうなので、声をかけたけど…。]
>>46
人生に意味は無いよ。
遅かれ早かれ、どうせ誰もが死体になる。
死体になったら、それで終わりさ。
[そう云う少女は、何処か愉しそうで。]
だからこそ、意味を作り出す。
自分の生まれて来た意味を。
生きる意味を。
作り、見出し、与え、時には奪う。
それが、充実した人生って奴さ。
ベルナルト。元より意味なんて無いんだ。
それでも。
意味が、見つかりそうか?
標本とかで、一生晒され続けるのは勘弁…
これがあの人狼です!とか、ガイドされたりとか? ぅっわー……
せめて、個人蔵にしてほしいぜ…。
もう死んでいるのに、
具合が悪いなんて、あるはずないだろう?
[別に、何がどうというわけでもないのだけれど。
そう、なんとなく拗ねたように見上げて]
……仮に具合が悪かったら、どうしてくれる。
>>+58
ああ、そうか。死んでたな。
[なぜだか拗ねてしまっている人に、何か悪いことをしただろうかと思案するが、原因がよくわからず…。]
仮に?
いや、具合が悪いなら、寝てろ。
[そして、そんな仮定形を出されて、ありきたりな答えを返しつつ…困り顔。]
おーかみさま、かんしゃします。
[ユーリーから尻尾に触る許可が出れば、とろけた目でそれに抱きついた。
お茶の最中かも知れないしもっと前かも知れない。時系列は気にしたら負け。]
素敵……
[ほぅ、とため息をついてゆっくり撫ぜる。人間には無い器官。自分の意志で動くのがまず不思議。力強くてかっこよくて。うっとり。]
おおかみさま。
[呟くその姿は、列車を見るシュテファンの目にちょっぴり似てたかも知れない。]
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