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[神父>>+39へと幸福そうに微笑む。]
商売柄、信頼を裏切られるのは慣れているわ?
さあ。
見当もつかないけれども、その七色に光る触腕。
……人間の感情や思考を解する知性。
人々に仇為す邪神にしては矮小だけれど、
元人間にしてはまだ低次だわ。
良い所、成長過渡期の邪神候補辺りではないの?
[神父にとっては賞賛になったか侮辱となったか。笑みは深まらず、淡白にふっと微笑んだろうか。]
それとも、単純に軟体的身体を持つ異星人じゃないかしら。居るのよね、人に好戦的な種族が。
[神父の口上>>+41へは。]
貴方の見方を否定するつもりはないわ。
もう一度言うけれどもね、
今回の利益の相場は私の世界で換算すれば、
二束三文なのよ。
確かに私の世界で、
この様な生物災害・生物兵器の需要はあるわ。
でも、文明度の低い星を侵略する場合や、
惑星強奪時の主戦力にさせたっても、後始末が大変でしかない。
この世に触れてはいけないタブーなんて、
そう多くはないわ。
生命体は常に進化を為しているし、
その進化がどの様な形態で行われるかは、皆違う。
この様な進化の為し方も、或いはあるでしょう。
それに、惑星売却には綺麗な状態というのも求められるわ。
……、うちのボスの趣味が惑星上の生命体の清掃というのもあるけれど……、もう星間戦争を起こそうとしたって直ぐに鎮静するし愚か過ぎるもの。
[暫く神父>>+42>>+43の話を無言で聞いている。]
…………。
[ス]
[やおら、ジムゾンの脳へ向けハンドガンで弾を一発撃ち込んだ。]
/*
ちょいと覗いてるんだが、すまないが、>>*11
褒めてないよねw人間より下だと言ってるぞw
まあジャスミンは高度な科学を発達してる人類だし・・・。
>>*13 怖い・・・;;
という訳で次は逃げよう。
【あれ】が【ブライアン】だと分かって言っているなら、
その通りよ。
[硝煙立ち昇るハンドガンを手に、女はジムゾンに微笑む。
神父からは何でも喋る愚かな女と見えたか、それとも騙し合いの始まりとも見えたか、どちらだったろう。]
【ブライアン】博士が感染し、
変異する事こそが、私の目的だったわ。
/*
すまんねーー。どう訊けばいいのか分からなかったしー。
ま、本物の邪神様さえ読む能力は無いんだよ。
何を訊けばいいのか察する事の出来る能力なんてないw
貴方が信じられないのは、
その微笑みと口調の所為だと思うわ。
[凛として告げる。]
次の悪事なんて無いわ。
そうね、この世界ではもう。
終わりにするの。
[静かに告げる。]
喩え話にもならない話をしましょう。
天秤の片方には、貴方の最愛の人。
もう片方には、一つの街の人々。
どちらかを犠牲にして、どちらかを救えるとするなら、
貴方はどちらを選ぶ?
ふふ、貴方の回答はどちらも救わない、かしらね。
要はそういうことよ。
[妖艶に微笑む。]
私は自分勝手なの。
確かにどうなっても良い。
でも、この街へ義理は果たさなければならない。
だから、災禍を収めようとしているのよ。
[女は玲子とマッカラーがダクトを通り脱出した後、神父と語り始める。]
(【白い悪夢】は、今頃暴れているかしらね。)
…………。
(奪われ、
喪われ、
何もかも消えた。
嘗て抱いた理想も、
嘗て持っていた願いも、愛も失われ、
残ったのは自我なき化物。)
ッ ぐ !
[巨躯の振りかぶる刃が女を縦に裂く、その直前。
横へ跳び、回転するようにして体勢を立て直す。]
博士、何故貴方が…… ッ
[あの日、ブライアン博士は確かに殺されたはず……
見た事も無い変異を遂げた彼に、戸惑いを見せる。]
[ キ ン ッ ! ! ]
[ガ キ ィ ン ッ ! ! ]
[目前の巨躯には、生前の姿など跡形も無く。
爪を交差させ、辛うじて斬撃の嵐を受け流した。]
[>>*11 への答え合わせはなされない。「さあ、どうでしょうね?」と神父は笑っただけだ。
>>*12 この世界より高度な科学と文明を持つ宇宙で生きるジャスミンはそう答えるのだろう。文明が進み科学が発達した世界では命が作り出される事は珍しい事ではない。遥か昔にも、邪神が人間が生み出したと言われているのだから。ジャスミンにとって神父に忠告される謂れは無かっただろうが、「この世に触れてはいけないタブーなんて、そう多くはないわ。」という相手に「いつか足下を掬われない様に。」と返した。無限に広がる漆黒の海、未知の宇宙の航海へと。
>>*13 ジャスミンが放った銃弾は今度は妨げられる事は無く頭を抉って脳しょうをまき散らした。だが、その後も神父の声は何処からとも無く聴こえてくる。……心臓(コア>>8:56)は頭には存在しなかったらしい。残念にも、死んだ様に眠る神父の顔が苦痛に歪む事も無かった。
.
[「貴方はどちらを選ぶ?」……神父に最愛の存在が居ないのであれば質問にはならない。想像をして答えろと言われたなら、「答えは決まっているでしょう」と返したかもしれないが、この場でのジャスミンの問いに返したのは沈黙だ。
「確かにどうなっても良い。」「でも、この街へ義理は果たさなければならない。」その二つが相反するように聴こえるのは神父の気のせいだろうか。]
あの子、ミラ
[>>8:81 1度目のサブマシンガンを向けられた時のジャスミンの呟き。]
ブライアン…… ね。 どうでも、よいこと、のひとつですか。
[ミラへ協力したのは何故なのか。あの子とは、そして何故ジャスミンがその子の代わりに仇を討たなければならないのか。本当にどうなっても良いなら義理を果たす必要もないのではないか。
勿論、彼女の言葉を真に受ける方が間違っているのかもしれない。此処で話しを聞いた位で彼女の本心が何処かにあるのか測り知るなんて、彼女が心の在りかを指し示してくれない限り、不可能だ。]
[そうして 、血の池の中で倒れる神父の身体は蠢いて。やがてジャスミンの眼下で変貌を遂げる――。
銃弾を受け一部が欠けた頭部の周りに散る脳しょうが蟲が床を這う様にざわざと動き出す。頭部チェーンソーで抉られた脇腹の傷から腸を思わせる肉色の管が零れ出る。閉じられた口と目からも、目蓋を起こして或いは口をこじ開ける様にして這い出てくる。ぼごぼと泡を吹くような音を立てて空気と粘液の混合物を吹き上げながら全身の穴という穴から触手が生み出された。肉の塊は次第に七色に輝き始める。
傷口から数えきれない程の数の触手が次々と生えていく。その内の数十本の触手がその粘つく胴を神父の遺体に巻き付ける。神父身体もまたたく間に肉塊に呑み込まれ後には七色に輝く肉塊だけが残った。何処まで膨張し続けるつもりなのか、ぼこりぽこるとあぶくの音がジャスミンにも聴こえるだろう。
しかし、3・4メートル程で成長を止めた肉塊はジャスミンに問う。]
そ゛れて゛?
あな、 た 、の 、 ね ヵ ゛イは ・・・?
[>>*0 それは、話し合いの前に交わされた約束事について。
事態解決の協力の内容を聞き出せば神父は地下へと潜るだろうか。**]
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