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[緑色のメモが落ちている。
ぐちゃぐちゃとした筆跡の誰かの走り書きが記してある。]
皆様とっくに計算終わっているかとは思いますが一応自分用メモも兼ねてスケジュール発表ですよ。
えーと現在5人なので最大3回コミットです。
・5→3→1(2) ・5→4→3→2
1回目→流動的です。
2回目→本来の更新時間である00:00
(自動更新はされないので要コミットです)
3回目→生存者で可能な時間に。
補記:エピの時間加算>>
1回目→+00時までの残り時間、2回目→+24h、3回目→00時までの残り時間
となる筈です。
等と大体の予定を立てつつミリーの意向次第でぽちっとしますね。いっそコミットせずにゆくと言うのならそれも良かろうなのだ。分からない事はメモでも何でも聞いて下さいませ。
合言葉はラ神ェ……!!!
[鞠姫は貧乏苦学生というより、もしかするとメイドや給仕を雇う立場のような人間なのかも知れない。そう思いはしたが言葉にしたかどうかは定かではない。
客よりも店員が多い。
本来はそれも別におかしな事ではない筈。
ここ数日が賑やかすぎて少し忘れていただけだ。
祭りのあとのような静かな空気の中、ミリーの安らかな寝顔を眺める。
それからねこにゃーがたどたどしく片付けをするのを見て、目を細める。]
ねこの一存じゃ決まらないだろうからな……。
[いつか話した気もする。
ねこと、レオにこの店で働く事を持ちかける事を考えている。
例え彼らがそれを選ばなくともまた誰かがここへ立つだろう。
誰が店主という立場を勤めるにせよ、そのビジョンのどれにもナタリアの姿は無く、ナタリアは自分の任期の終わりを根拠もなく感じていた。
外は相変わらずの雨。厚い雲から振る地雨の雨音が店内に満ちる。
ナタリアがここで店主を務めるようになったのは偶然であれ、終わりを選ぶ権利は常に手の中にあった。漸く定まった気持ちに一つ息をついた。]
[この店に店じまい、という概念は無いけれど、一人の店長が勤める期間として区切りを付けると確かに”そろそろ店仕舞い”の時間だ。
時計の針が動く音が静かに雨音と重なる。*]
[ナタリアが何か考え事をしていることには気付かなかったし、その内容は尚更だった。
ぼおっと意識の海を漂い、雨音が窓を打つ音に耳を澄ませる]
あ……、いえ。特に何も。
雨多いなあ……、とか?
[ナタリアの声に振り返り笑んだ]
[すっ飛んできた長靴の事を忘れていた。しまった……。と今更のように長靴を拾い上げ]
そう。
そんなにぼけっとしてる何て珍しいから。
ねえ。
そろそろこの店を辞めて。
どこかへ行こうと思う、
……って言ったらどうする?
[至って普通の調子で。]
[かけられた言葉は「ちょっと近所のコンビニ行ってくる」程度に普通の調子だったので、危うくその意味を捉えかねる所だった。
瞬き、考える]
どこかに、行くんですか?
何でまた。
何か、問題が? 嫌なことでも?
[驚愕と共に、その声は段々と責めるような色を内包し始める。
質問への答えは返さないまま]
無いよ。
店は楽しい。
仕事も嫌いじゃあない。
でも、ここに居る理由はもう無い。
半分くらいはね。
[長靴を、靴底を上にカウンターに置いた]
それで、
もし
本気で私がそう言ったらどうするの。
ここにいる、理由……?
[返ってきた言葉を繰り返す。
ナタリアの意思が読めず、瞬きを繰り返した]
どうする、って。……俺は。
[戸惑う。
既に賽は投げられた。奇跡の為の行動はとった。時計の針は再び、動き出してしまった。
――その先のことはもはや、考えても意味はない。
けれど、そのことを悟らせるわけにはいかないから]
どうしましょう。
ここを出て……また旅でもするかな?
[嘘をついた。それが望む答えなのかは分からない]
[やりたい事を見つけるまで、と至極下らない理由で始まった事だが既に半分は意味を成就した。望むのは単純な事。ただその方法が見つからない。男が何をしたのかなど知る由もない]
ここに居れば時が止まってしまう訳ではないよ。
平穏なだけで
何も解決はしない。
そんな不安は嫌だ。
だから、
隠さないで。
置いていかないで。
目を逸らさないで。
私の知らないところへ一人で行かないで。
奇跡でも何でも構わない。
[つらつらと続く言葉の裏に、時折不安の声音を覗かせながら]
[隠している。置いていこうとしている。目を逸らそうとしている。
その言葉は真っ直ぐに心に突き刺さる。
ああでもこれも全て、後少しの辛抱]
……大丈夫だよ。
もう少しで、全て解決するから。
俺のことなんて全て忘れればいい。
忘れて、幸せになればいい。
[その言葉は、知らないところへ行こうとしているという事実の肯定。]
嫌だ。
置いて行かないで。
[奇しくも望まれた通りに我が儘に]
忘れない。
どこへも行かせない。
そんなのは嫌だよ。
[そしてもう一度名前を呼ぶ。二度目。]
[このひとがこんなに強く引き下がる姿を見たことがない。
嫌だと言って、名前を呼ばれて。
苦すぎる中の甘さに、頭がくらりと歪む。
求めるものは既に手の中。
けれどそれを壊さないで済む方法が分からない]
……ナタリア。
大切にしたいんだ。
大切に、させて欲しい。だから……、
止めないで。
[呼応するように初めて呼んだ名前は、懇願するように。]
嫌だ。
[甘美な誘いすらも拒み]
ジョーンズ、
生きたいのか、それとも――
[言葉を濁す]
どちらでも構わない。
どこへでも行って探せば良い。
一人で悲しみを負おうとしないで。
一瞬でも、絶望よりも希望を見せたんだから無理だとしても棄てないで。
置いて、行かないで。
[俯いて。
男はゆっくりと、口を開く]
――悪夢を、見たんだ。
[同じ悲しみを背負わせたく無かった。
止まれ、やめろ、そんなことをするなと。痛む心が強く止めようとしているのに]
姐さんが、皆が。この店から消え去った後の夢。
俺はそこに独りでいて……。
それでも悪魔が、目を開けろと耳元で命令する。
[それはいつか、その身体を抱きながら見た夢の話。
問われても答えなかった。けれど――言葉は止まらない]
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