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[新たにこの城に囚われたロランは其れを望んだ。
けれど他に望んでこの城に囚われた者は居ただろうか。
城主にそれは知れない。
灰色の亡霊はまだ話を出来る状態になさそうで
意識はもうひとりへと向いた]
ダニールは……、自由になりたい?
[問うのが怖かった言葉をポツと呟いて、唇を結ぶ]
………。
[灰の積もるベッドの上を見る。]
[嫌そうに眉を寄せ―]
部屋、変えてもらおっかな。
[つぶやきはとても剣呑な調子。]
[そのまま自分の荷物を掴んでつかつかと廊下に出て、瞬いた]
[人在らざる者になって、感じる空気が違うことに気づいたのだ。]
[それは―]
お城の、人?いるの?
[姿もわからない。声も聞こえない。]
[ただわかるのは、ふとした気配のみ。]
[もしかしたらアナスタシアは気づいていないかもしれないけど。]
へええ、やっぱ誰かいるんだ。
お城の人ならお願いしちゃおっかなー。なんてね。
[言いながら隣の空き部屋に入る。]
[さも当然という態でベッドに座って―]
部屋を変えたこと、城主様にお話した方がいいかしら?
[一人ごちて首をかしげ、そのままばさりと。]
あ、隣から水差し持ってくるの忘れちゃった…。
[そんなことを呟きながら、目を閉じた。**]
[薔薇色に染まる頬はオリガ>>43をより艶やかに見せる。
可憐な花を愛でるかのように瑠璃色は細くなり]
……ならば花が恙無く咲けるよう目を掛けよう。
少しずつで良いから、オリガの話を聞かせて。
キミのお姉さんからは可愛い妹だという事しか聞いていないから。
[オリガという名の人の子に興味を示す言葉を向ける。
純粋なところも一途なところも姉妹は似ているか。
それでも今はふたりを重ねることなく目の前の娘を見詰めた]
――…ありがとう。
[想いに返す言葉は感謝のそれ。
彼女の想いに途惑うのは其れを向けられるのが久しいからか。
呼ばれるたび、綻ぶような笑みを浮かべる様は
御伽噺にある吸血鬼とは遠いもの]
── 城内 ──
[礼拝堂へ向かう二人のところへ赴くと告げるベルナルトと別れ、城へ戻った。
食堂のナプキンを広げて血まみれの短剣を挟み、手の汚れを洗い流す。
折り重ねた白を手にし、背筋を伸ばして歩き出した姿はいつもと変わらず。
不意に誰かと遭遇しても、殺人鬼と見間違えられることはなくなっただろう。]
── グレゴリーの部屋の前 ──
[共にリディヤを送っていった昨夜、グレゴリーの部屋は確認してある。
ロランの死体を茂みに隠してもいかず、凶器を死体に残してゆくほどの「異状」を示したグレゴリーが安閑と部屋で過ごしている確率は低く見積もっていたが、ロランの死に至るまでの理由が何かしらみつかるかもしれない可能性はある。
だが、何かが叩きつけられる音(>>16)に、その確率を修正した。
──部屋は空室ではない。]
―礼拝堂―
[ああ、と声にならず息をのむ。
立て続けに襲う死に、娘の冷静な心さえも軋みをあげて]
シエル様は、いまどこに……?
[その答えを聞いて少しの間思案する。
ベルナルト>>19の提案に申し訳なさそうな表情を浮かべ]
私は礼拝堂に残ります。
ここは明るいですし、もうすぐ人も訪れるでしょう。
灯を絶やしたくはありませんから。
[きっとぬばたまのひと―アナスタシアも現れる。
その思惑があるのも事実。
心の中でニコライに謝罪しながら、安心させるように微笑む。
ベルナルトはそれを心配しただろうけれど、
ブランシュ様をお願いいたしますと、辞退を重ねた]
― 礼拝堂前 ―
[礼拝堂から漏れる灯火は暖かく揺れる。
黒衣の影は、建物から数メートル離れた場所にあった]
……。声をかけてみる?
[明るければ、ヒールの足跡が何度か立ち止まりながら礼拝堂の周囲を一周しているのが見えただろう。
額をじとりと濡らす冷たい汗を払い、布に包んだ数本の蝋燭を手の中で転がした]
―本棟前―
[辞退を重ねられれば、無理強いすることは出来なかった。
くれぐれも気をつけてくださいよと言い残し、カチューシャを送り届けた。
自室に戻ろうかとも思ったが、もう一度だけ外を軽く見てまわることにする。
フィグネリアが礼拝堂に残っていることもある。心配の種はなるべく少なくして、眠りに就きたかった。
きっと、ユーリーはグレゴリーに合流したであろうし]
どうか無事に、送り届けて下さいね。
そして――ベルナルト様自身も、お気をつけられて。
[どうやっても、ベルナルトを完全に信用出来ない状況。
たとえ蒼白な顔色と言葉があっても。
特に娘には、男性をより警戒する傾向が昔からあった。
それでも最後の言葉は嘘ではないけれど]
……いつの間にか、いるものと信じ込んでいる。
これも城の魔力かしら。それとも、
疑心暗鬼というものは、いつだって醜いわね。
[きっともう自分は染まっている。芯まで残さずに、全て。
ふたりの後姿を本塔へ消えるまで見送りながら、
自嘲をこめた笑みを浮かべ、思考を纏めようと*試みる*]
[どうしても、体が前に進まない。
身に流れる血に嗤われているようで、女の蛾眉は不機嫌に歪む。
唇を噛んで鉛のような足を無理に礼拝堂へと動かせば、胃の腑が捩れるような嘔気に苛まれて肩で息を吐いた]
何をムキになってるのかしら。
別に蝋燭ごときどうだっていいじゃない。
[元々、信仰心に篤いわけではなかった。吸血鬼の城に聖なる宮など馬鹿げている。
思考はそう結論付けるのに、纏わりつく重さに耐えかねて数歩下がれば、拍子抜けするほど体が軽くなった。
吸血鬼の呪われた血がそうさせるのか、親吸血鬼の言霊>>4:150に縛られているのか、判然とせず。
立ち去るでもなくその場に佇んで礼拝堂の明るい窓を見ていた]
―墓所―
[リディヤが埋葬された場所の前に佇む。
薄い金髪を、冷えた夜風が揺らす。
明日には、ニコライとロランもここに埋められることになるのだろうか]
……。
吸血されて、死んだヤツは、まだいない……。
[吸血鬼は、殖える。襲われた者は、同じ闇に堕ちる。
グレゴリーはそう言って短刀を抜いた。
もし――親吸血鬼が滅ぼされても、彼女に襲われたものが同じ吸血鬼になっていたとしたら]
――。
[首筋に穿たれた痕。
それが単なる餌となった『人間』の証であると、あって欲しいと願った**]
――…アヴァクーム
[ポツと紡ぐのは執事のような眷属の名]
お茶会をしたいから一等おいしい紅茶を用意してくれる?
甘いお茶菓子があるとなお良いのだけれど。
――…シュテファン
[次に呼ぶのは酒庫番を任せる眷属の名]
赤の在庫はまだ残っているかしら。
宴が終わったら、またおいしいお酒を仕入れなきゃね。
―礼拝堂―
[目の端を過ぎったあれは――ぬばたまの。
待てど現れぬ姿に、娘は礼拝堂を出て]
……ニコラエヴナ様、
[娘は窓から漏れる明かりに照らされるが、
こちらからは、表情さえ判別できぬ姿しか映らない。
しかし静かな声で、彼女の名を呼んだ]
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