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[シャルロットが自分の事を言っているのだと気付いてそちらの方へと手を振りながら]
シャルロット、私は私の戦いを起こしているだけだ。
何、少しばかり元気な花がこちらに来たがっているのを宥めているだけだからそんなに気にするな。
[そんなに頑張っていないぞ、と笑って見せた]
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うーむ、これは流石にちょっとどころではなくマズった。
赤(次元力とか魔王関連)を関係無しに考えないと辿り着けない心情だったな・・・割と途中からずっと勘違いしてた。
この最終段階でほんと・・・皆さん申し訳ない・・・。
やらせない。
[頭を下げたドンファンに、きっぱりと告げる]
さっき言ったつもりなんだけどな…
ただ目の前にある壁をぶん殴ろうとしてるだけの君に、そんな大きな力は振るわせられない。
舟の処分には、あっちを使う。
[告げて、示したのは、暴走する超時空ジェネレーター]
少し危ない賭けになるけどね。
タイミングさえ間違えなければ上手くいくはず。
[強がりなのか、本当なのか判断しがたいグラジオラスの言葉>>78に対して]
私はグラジィちゃんと一緒にがんばりたいのぉ。
その為には、二人がここでボコスカやってるのが邪魔だっただけなのぉ。
[当事者の『二人』が聞いている事など気にせずに、そんな不満をもらす。
そして、青薔薇へ視線を向ける。]
[カンナギの指し示す方角に頭を上げると]
[先程までは漏れる程度にしか発していなかった次元の光を―――盛大に撒き散らす、暴走をはじめた機械]
[低い声でその場の全員に告げる]
・・・待て。
全員動かないでくれぬか・・・危険すぎる・・・頼む。
[意識を集中させると、己の持つ力と溢れ出る光が共鳴する]
[驚愕の表情を表し呟く]
これは、次元の力が・・・暴走を始めている・・・!?
[おねーさんが、と気遣うシャルロットに。]
……ええ。
いつまでも耐えていてもらうわけにも、いきませんもの、ね。
[ふわり、微笑み。
それから、その手を取って。]
……ですから。
[ぎゅっと、握る。]
―その頃・ノア中央部―
[ノアの心臓部では、制御する者―――メイアルがいなくなった事をトリガーとして大規模な振動が起きていた。]
[カンナギや...によって散々に破壊されたノアだが、二つの機能―――『無差別攻撃・ノア自体の砲弾化』は損なわずに――――この時、完全に起動した]
[心臓部に蓄積された生命エネルギーを媒体として、ノア全体が鳴くかのように超時空ジェネレーターと共鳴し、振動する。]
[この不気味な振動はノア内部にいる者全員に伝わるだろう]
[ノアの主砲があった部分から染み出るように光が差す]
[カンナギが破壊しつくした主砲は、メイアルの遊び心から出来た見た目だけの作り物であったのだ。]
[やがて光が集約し―――爆ぜた]
[その瞬間、内部にいた者達には異変が完全に伝わるだろう。 外の様子を知ることが出来る者はその光景が分かる。]
[ジンロウ町8(20)丁目が消え去ってしまった事を。]
[光が町を焼く光景を見た者ならば誰もが声を失うだろうが、もしメイアルが見ていたのならば表情を曇らせるだろう。]
[本来ならば、その一撃はジンロウ町全土に及ぶはずであるが・・・アニュエラが用意し、グラジオラスが力を込めた植物の力によって魔力的な力、生命エネルギーが減退され威力が落ち込んでいるのだ。]
[この主砲の一撃により、グラジオラスには生命エネルギーが爆発的に膨れ上がり吸収しきれなかった事が伝わる]
[次元の力を感知できる者にも同じように伝わるだろう]
[振動と共鳴は、まだ続いている。]
[導きを求める彼女に頷いてみせ。
そこで箱舟《NOAH》と町に起こる異変。]
――急ぎましょう。
シンマイ様!お花の方!
しばらくの間、ここをお任せいたします。
……カンナギさん。
行ける?
もちろん。
[ユーリの言葉に、即座に頷く。その先に続く言葉が何であれ。ユーリが行ける?と問うなら、それは行けるってことだ]
…ドンファンくん、さっきは言いすぎてごめん。
でも、大きい力を使うなら、使う前に、ちゃんとそれが正しいことなのか使い道が間違っていないのか。きちんと自分で考えてからにして。
でないと…
[告げて。言葉に詰まって]
…後悔することに、なるかもしれないから。忘れないで。
[継いだのは、繕うような言葉。最後に。一回、拳骨を作って、それを彼の頬に当てて]
うん、行こう。
[ふたたびユーリとシャルロットに向き直り。頷いて]
―砲撃の少し前―
[超時空ジェネレーターの光を苦々しく見つめ]
[その場にいる者に向き直って厳しい表情で語る]
全員・・・聞いてくだされ。
俺は生まれながらにして、次元に干渉する力を持っている。
この町でこの力を使ったのは一度のみ。
駅前で魔王城が炎に包まれ焼け落ちた時・・・あの場にいた者は見ているかもしれませんが、大質量の魔王城が跡形もなく消え去ったのは――――この力です。
今、その力があの機械から漏れ出ている・・・あれは11支部で説明を受けた次元の力を制御する機械と同じ物・・・それが、暴走しかけているようだ・・・!
暴走の果てに何が起きるか・・・想像すらできませぬッ!
何か手を打たないと大変な事にっ・・・!
[直後、大きな振動が玉座の間を揺るがす>>83へ続く]
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