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狼やるのは嫌いじゃないんだけど、真面目に役を努めようとすると村人の少なくとも3倍はログを生成しなければならない羽目になるから、余程就業日程に余裕が見出せる時期じゃないと怖くて希望出せない。
赤を纏いし者は常時三倍を要求されると言う悲しい運命らしい。
でも、狼の役から逃げると言うのもなんか癪なので、基本ランダム希望にするようにしている。
そして、狼を引いて日常生活が死ぬ。
う、うん……上がったら、声かけるね……?
[怒ったりするところなのかとか少し迷ったが、ペーターに特に悪気はなさそうだ。やがて反応に困っているうちにペーターがドアから出て行くのが目の入った]
うぅ……悪いこと、しちゃったかな……?
[相手は子供だし過剰に意識するのも問題だっただろうか……? とはいえ、一緒に入るのはやはり恥ずかしいのも事実だった]
やっぱり、ボクのこと男だと思ってたのかな……
[困惑しながら小声で呟くと、気づいたようにシャワーを止めて、浴室から出た]
[髪を乾かしてマントを羽織ると、ペーターのところへ]
えと……さっきは、ごめんね? お風呂、上がったから……。
[先ほどのペーターの姿がちらついて、顔をまともに見られない。自分でも顔が真っ赤なのが分かる]
にーちゃん・・・だよなぁ・・・???
[風呂をスタコラ退散してから延々とそんな事を考えている。
胸があった・・・気がする。
そういえば一度にーちゃんって言った時の反応がおかしかった時があったような・・・
でも、そうなると、抱きつかれたり。
守ってやるとか言ったり。風呂覗いちゃったり]
オレ・・・なにしてんだ?
[いや・・・気のせいな気もするんだけどなー。
とかなんとか考えてる内に声を掛けられて]
うわっ・・・あ、にーちゃ・・・ん?
[さっきから考えていることや、なんかムダに挙動不審と言うか様子がおかしいこともひっくるめてなぜか疑問系]
いや、気にしてねーよ。大丈夫。こっちこそ・・・その、悪かった。
[釣られてなのかなんなのかこっちまで落ち着かない様子]
っ……。
[その呼び方に小さく震えて、ぎゅっとマントの裾を握り締める。恐らく、ペーターも先ほどの鉢合わせで気づいたのだろう、と察する。というか、裸だったのだから女だと気づかれない方がそれはそれでショックが大きい]
……にーちゃんじゃ、ない、よ……
[覚悟を決めて小声で呟く。恐らく、皆まで言わずとも伝わるだろうと思うが……]
別に、騙してるつもりはなかったんだけど……ごめんね、言い出せなくて……。
[申し訳ないやら恥ずかしいやらでいたたまれなくなり、真っ赤な顔で俯いている]
[にーちゃんじゃないよ。
察しはつきながらもなんやかんや否定し続けていた事実をバーンと突きつけられて]
え・・・
[今までの女性にやっていたんだとすればあまりにも恥ずかしいというか痛痛しいというか、な出来事や言葉がワッとよみがえり]
ご、ごめん・・・
[同じくらい真っ赤になりながらなんとか最初にひねり出したのは謝罪。
その後に止めといってもいいであろう、お風呂を覗く、というか裸を見た、という事実に思い当たって。
その言葉の意味も知らずに少年は口にする]
お、オレ・・・その・・・責任取るよ。
[あまりにも言葉足らずで何言ってんだ?と取られるかも知れない。が、混乱した少年にはこれが精一杯である]
ううん……ボクが言ってなかっただけだから……ペーターが謝ることなんて、ないよ。
[実際、謝られるようなことをされたとも思っていない。浴室での出来事も、見られたのはお互い様だ。ペーターだって多感な時期だろう]
ボクも……いろいろと、謝ること、してたし……
[女性であることを伝えたら、思春期のペーターとしても触れられるのを嫌がられた可能性はあった。それを知っていて伏せていたというのも、否定しきれない]
ふぇ……せ、責任!?
[ペーターの年齢からどこまで認識してその発言に至ったのかは分からない。だけれども、年頃の少年に見据えられながらそんな発言をされるのは当然初めての経験で。
意識するな、と言われるほうが無理というものだろう]
[べつにねーちゃんが謝る事じゃ・・・と、エンドレスループしてる場合じゃない。
責任取る。とか言ったが実際どう責任を取るというのか。
少年(多分10歳前後)は必死に考える。
そしてもっとも単純な答えに行き着いた]
うん・・・オレ、ねーちゃんの事、まもったげるよ。
[風呂を覗いちゃったことやらなんやらが守る事にどう繋がるのかなんて知らないけれど。
まぁ子供なんてきっとそんなもん。
それでも言葉に繋がりは無くても意味はあるから。少年は目の前の女性をしっかりと見据えて]
ずっと。
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