577 【憑狼】それでも列車は北へと向かう【飛び入り歓迎】
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[ユーリーに、優しげな視線を投げかける]
貴方が真実に、私を愛したいというのなら…
私は貴方の言葉に応えましょう。
貴方が恐れる全ての者を、私が取り除いてあげましょう。
人よりも遥かに強大な力を持ち、嵐の様な猛々しい心を持つ貴方達が、唯一恐れる…「狩人」という存在を。
私を殺しなさい。
それで、貴方が恐れるべき存在は、この列車から居なくなる…**
( 7 ) 2010/11/28(日) 12:00:58
[気を失ってると思っていたエーテル>>3が声を発したことに、
驚いて、目を丸くして見つめた。が、]
支えているつもりはないけど?
私は何もしてないわ。
[少なくとも本人はそう思っていて。
うっかり狼の巣に迷いこんだ犬を、
何もせずただそのままにしてくれてるんだと。]
( 8 ) 2010/11/28(日) 12:18:34
[テーブルにつき占いをはじめるエーテルを黙って見つめた。
彼女が、己を狩人ときけば、面白そうに笑みを浮かべ、
どうするつもりか、と、ユーリーの動向を見守った。
二人から離れたテーブルに寄りかかるようにして*]
( 9 ) 2010/11/28(日) 12:22:58
-回想-
[ダニールが尻もちをつき、エーテルが…とダニールの間に割って入った。ポケットから出された本の、ページを見やれば>>6:138]
…なんだ、こりゃ
[絵と文章を見る。これは、あいつの事を言っているのか…>>138]
[覚えているかと問われれば>>140]
あぁ、覚えてるよ?
…つまり、カチューシャが、この「憑狼」って言いたいの…?
[>>143]
[ダニールの指先が…に伸ばされたままだから。…はその指先を、血のついたままの左手で、握った]
-回想終わり-
( 10 ) 2010/11/28(日) 13:58:48
>>6:187エーテル
[左手の手袋を外し、傷口に押し当て、溢れる血を抑える。
赤い目を細め、…は零れた血の筋に唇を寄せた。
ひゅうと啜り、ぺちゃりと舐めとり。]
あぁ、勿体ないよな。こんなにも熱くて、美味いのに…
[自らの血を美味いと啜る…を、彼女はどう思った事だろうか。意識が飛んだ後も、暫く血を味わっていたが、ナタリーに声をかけられ顔を上げた>>1]
( 11 ) 2010/11/28(日) 14:10:42
>>1ナタリー
救急箱? ぅんにゃ、知らねぇ
何処にあるんだよ、それ。取りに行くからさ。
思い出せよ。
…あぁ。
[…は彼女を背中から抱き締めていたから]
[「食べちゃう?」の問いかけには、困ったような曖昧な笑顔を返した]
あぁ、俺のシャツを使えよ。俺ぁ両手塞がってるから。
…ね ナタリーが脱がして 裂いて使えよ
[床に落ちている自分の持っていたナイフを、顎をしゃくって指し示した]
( 12 ) 2010/11/28(日) 14:17:08
フーン。
わざわざ忠告してくれるとは、な。
[それとも、既に術中にある己への勝利宣言だろうか。
針や糸を器用に操る様を見、治療を受けながら>>196小さく呟く。]
( 13 ) 2010/11/28(日) 14:25:35
[代わりの器を見つけるまでとシャノアールは言った。
それは他の誰かを犠牲に差し出すに等しい。「弟」を狼に売り渡した時のように。]
………、………。
[今更、罪悪感など抱かない。
だが、カチューシャはそのようにして繋いだ命を喜ぶだろうか。
己の行おうとしていることは、ただのエゴであり自己満足に過ぎないのではないか。
回らない頭の片隅、答えの出ない自問自答を繰り返しながら、治療が終わるのを待った。**]
( 14 ) 2010/11/28(日) 14:26:10
[シャツの袖口で、口元の血を拭う。
左のこめかみからの出血は収まっていたが、自分の顔が己と、ダニールと、そしてエーテルの血に塗れているのだと気付き、軽く声を上げて笑った]
[腕の中に居た彼女が目を開き、立ち上がろうとする>>4]
だから、動くなよ…
[そうは言っても彼女は頭を振り、…から身を離そうとする]
は、好きにしろ
[立ち上がるのを手伝うと、…は別の卓上にあった水差しに手を伸ばす。持ち上げ、水を顔面にかけると、残ったシャツを持ち上げて拭った]
( 15 ) 2010/11/28(日) 14:27:45
[水差しに直接口をつけ、水を含むと口内をゆすぎ、ぺっと壁際に吐き捨てた。
エーテルが椅子に腰掛ければ、その横顔をじっと見た>>4
何を得たのか、興味深そうに見ている。口元をにやりと上げて>>6]
( 16 ) 2010/11/28(日) 14:33:34
>>7
[彼女が気を失う前に問われた事を、また問われた]
ほ……ぅ…?
[「狩人」という単語に、…は驚く]
( 17 ) 2010/11/28(日) 14:41:57
>>7エーテル
[歩み寄り、傍らに立つ。先ほどまでのにやにやとした笑顔は消え、眉を寄せて泣きそうな表情を浮かべていた。
手を伸ばし、彼女のフードを外し、直接髪を撫でた。優しく柔らかく…]
…俺にはさ、正直、エーテルの言ってる「真実」ってのが分からない…
俺が欲しいのは、心で、体で …魂で、血肉なんだ…
全部全部、愛したいんだよ…
俺のものにしたい
( 18 ) 2010/11/28(日) 15:01:11
>>14
[治療を終えた処で]
ああ、そうそう。
代わりの躰を見つけると云う事は、つまり。
代わりの躰に成り得る人間の心を、ぼろぼろに壊してしまうと云う事だ。
この躰でも出来無くは無いが、男が居た方がとてもやり易い。
[愉しそうに、実に愉しそうに笑い。]
この意味は、解るよな?
( 19 ) 2010/11/28(日) 15:09:28
言ったよね、「自分に嘘をついている>>172」って]
俺の中には、確かに怪物が…化け物が居るんだよ。
この血の臭いに、とても興奮している…
その傷口に、見える肉に、早く牙を突き立てたいって…
ねぇ、呪縛って何?
ダニールも言ったけど、俺は…優しいの?
君の「真実の愛」って…どうやったらくれるというの?
[手は首筋を撫で上げ、頬に触れた。潤む瞳で、縋る様に見つめる]
( 20 ) 2010/11/28(日) 15:16:26
あぁ、狩人なんて…大嫌いだよ。
俺が本当に望んでいたのは、護れる盾だったのに…
( 21 ) 2010/11/28(日) 15:21:41
…俺の事、人狼とは知らずに護ってたんだろ?
俺の事知って、それでも応えようとしてくれるんだろ?
珍しく、「喰いたくない」と思ったぜ。
ぁん……それでも、愛しいと思うから、これもまた愛してるって奴なのかな?
( 22 ) 2010/11/28(日) 15:38:16
[片手で両頬を掴み、強引に顎を持ち上げる。
手首を掴んで制されたとしても。
僅かに青い彼女の唇に、啄ばむようにキスを落とす。
熱い舌を割り入れ、追い、絡める。
先ほどまで味わっていた血の味を、彼女も感じたかも知れない。
唇を離し、彼女の口の端に垂れた唾液を舌で舐め取る]
……殺されたい?
お望み通り、殺してやるよ
俺が、あんたの言う「真実の愛」ってやつを理解したらなぁ?
( 23 ) 2010/11/28(日) 15:41:46
スリー
[…はナタリーを呼んだ]
ちょっと行って来るから、ちゃんと看てろよ?
[救急箱をと、食堂車を出て行く]
( 24 ) 2010/11/28(日) 15:44:29
-食堂車→-
>サンドラ
[食堂車を出た。扉の前に縛られ転がるサンドラを見下ろす。くっくと笑った]
そういえば。
人間の証明ってやつをしてくれるんだったなぁ?
選ばしてやろうか?
( 25 ) 2010/11/28(日) 15:53:44
アナスタシアのように飛び降りるか、
シュテファンやサーシャのように胸にナイフを突き立てられるか、
ロランのように腹に穴を開けられるか、
ダニールのように抉られるか、
ラビのように喉元に喰いつかれるか、
選べよ。……なぁ?[にこにこ]
じゃ、戻ってきたら証明させてやっから。
[…は立ち上がり、一般車両へと移った]
( 26 ) 2010/11/28(日) 15:54:29
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