情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[今日も二人で除草作業を行っていた]
ねぇ、睡蓮、もう適当でよくない?
いっそ、基地中全部植物園にすればいいのにー。
[きっちりした睡蓮の性格上、そういう訳にはいかないのは十分分かってはいるのだが。
ただ、今回は久しぶりにスイ=レンの方から、歌を聴きたいというリクエストの結果の除草なので、いつものようには愚痴はこぼしていない]
じゃなければ、睡蓮、あのシールド造れない?キサナドの影響を防ぐやつー。睡蓮頭いいから、造れると思うのー。
ねー、これって、グッドアイディアじゃない?
[手をポンと打って、スイ=レンの方を振り向く]
[振り向くと、こちらに背中を向いているスイ=レンの姿が。じっとして動かない]
ね?睡蓮?
[一瞬固まって]
睡蓮?
[そっと近寄ると、スイ=レンが真っ赤な顔をして、力いっぱい歯をかみしめていた。額からは脂汗が流れていた]
具合良くないの?医務室行ける?
それとも、何か持ってきましょうか?
[ローズは少しオロオロした。ついにその時が来たのかと、恐怖に陥る]
[動けそうな感じがしないので、とりあえず、医務室に向かい、点滴などの道具を一式用意して、再度スイ=レンの元に戻る]
点滴用意したわ。そこに横になって。
[持ってきた毛布を敷き、そこにスイ=レンを寝かしつける。点滴をセットして、スイ=レンの腕に刺す。
あれから、何度か注射を行ってきたので、大分慣れていた]
[スイ=レンが、何か言いかけたので、制止して]
大丈夫よ。少ししたら、落ち着くから。
落ち着いてからでも遅くないから。
[宥めるように言う]
大丈夫、わたしはここにいるわ。
[手をそっとスイ=レンの胸に当てると、少し落ち着いた感じがする]
(発作の間隔が短くなってきている…)
[先に逝ったメンバーとスイ=レンの症状には若干の違いがあった。発症からここまで約1か月を要し、しかもここまでは症状が比較的軽い。
なんらかの免疫が生じてきている可能性はあるのだが、残念ながら、ローズの専門外になってしまうので、理由はその程度の推測でしかない]
(こんな時に、キィ=キョウがいてくれたら…)
[そんな思いが巡る]
─ヤ=ナギが逝ってから、ひと月の後・月基地─
いや、あとここだけだ。
……お前な。
基地全部を植物園にしたら、システムが停止するぞ?
そもそも───…
[もう何度目だろう。
半ば習慣のようになった、除草作業を2人で行う。>>36
ヤ=ナギが静かに眠りについてから、暫くのこと。
発病後、小康を保ちながらも、
──緩やかに、ウィルスは身体を蝕み続けていた。>>28]
『──お前の歌が聞きたい』
[そう願ってしまうのも、幾度目のことだろう。>>36
我ながら、懲りないものだと思う。
けれども、彼女の歌。
歌う彼女を眺め、その声を聞く。
それこそが、今の最大の慰めであった。
鈍く続く痛みすら、和らぐような気持ちがする。]
──…コントロール・ルームにまで伸びるとは─…
[言葉が途切れる。
ぐらりと、視界が霞んだ。
熱の塊が喉をせり上がり、呼吸の自由を奪う。
ローズの声が、不意に遠くなった。]
(──…まだだ。)
[無意識に、歯を食い縛る。>>38
ローズの声が遠い。
意識を失わないよう、倒れこまぬよう己を支えるのが精一杯だった。]
(────まだ。)
[まだ、早い。
ローズには、彼女をひとりにしてしまう。
彼女の笑顔を───]
[息が、途切れる]
…………、…。
[ああ、と声を出して頷いたつもりが声にはならなかったらしい。>>39
手早く点滴を用意する彼女に促されて、漸くぐったりと横になった。
固い床の上、肌に当たる毛布が僅かに温もりをくれる。]
────…。
[ろーず、と。
唇だけが言葉を紡ごうと形をつくる。
だが、そっと優しく宥められ、そうして深く息をついた。>>41
細い指が胸元に当てられる。
それだけで、喉元に詰まった熱の塊がほっと落ちていくような心地がした。
───息が、戻る。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新