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マスター
[マスターを発見/接近]
情報不足により、任務遂行が出来ませんでした
もうしワケありまセン
[思考ルーチンにノイズ発生]
あなたまで囚われているとは意外だった。
円盤を撃墜できる戦闘能力はもっているとおもったから。
……出口がみつからないの。
適切な場所で自爆で上方へ脱出口を啓開して。
それが、私から貴方への最後の命令。
[躊躇なくその命令を下した]
― それから ―
大丈夫。
[二人より早く意識を取り戻し周囲を見回す風精。
傍らには本体ともいえる航空機が着地している。]
行きなさい。
[簡素な命令と共に音も無く空へ舞い上がる航空機。
熱光学迷彩で空に溶け込むように消えた]
― 納屋 ―
キリエ。
ここの生活はどう?
荒廃した無人の地球とは違う……。
先進的な技術も無い。
素朴……悪く言えば野蛮な人類だらけの星。
もう、地球が恋しくなったりしていない?
[首を傾げてにこりと笑った]
[音声認識>>221]
―――ザ…―ガッ――
[思考ルーチンにノイズ発生]
了解シましタ。マスターが範囲外に出るヨウ移動ご
任務ヲ実行しまス
[思考ルーチンにノイズ発生]
―――ガッ――シ――
[思考ルーチンにノイズ発生
任務更新/自爆し、マスターの退路を確保
移動開始]
[ラグーンの後を追う横で、不意に見つける懐かしい文字。]
これは…。
[一見模様だけの何も無い廊下だが、これは自分たちの使用する文字である。文字に書いてあるように壁を叩くと、割れて。]
…。
[目的の本をさっと回収すると、素早く扉だけ閉める。
目配せをして周囲を伺い、本の中身が見られて無いか確かめる。
そしてラグーンの後を追う。]
>>221はい?
[マスターと思しき存在は。
ラグーンに自爆命令を出したように聞こえた。]
いやいやいや。
自爆おわたは勿体無いわよそこの人。
[ラグーンを見ながら。]
なんというか。
寧ろこっちからしたらつれて帰りたい人材なのよね。
天井に大穴開ける手段なら別途ラグーン持ってる無いし使う手段あるんじゃないかしら?
[とりあえず提案してみた]**
人材というよりは機材?
そう。あなたが必要としているのなら
マスター権限を譲渡しても良いけれど……。
以前、みた所では施設や分厚い壁を破壊する装備は持っていないように見えたの。
自爆すれば、半径8km近くを吹き飛ばせる……。
それにかわる手段はあるの?
[ラグーンとしのぶを交互に見つめた**]
ホッスルトコロ?
ハルピアのホッスルトコロ?
盲点ですなー。
[そう思って考えてみたことがなかった。
なにがしたいのかってこと。
考えてみたらすぐに分かった。考えるまでもなく、やってたことだった]
愛を分かるために、生きる
[ソレから、その先は、ガヤに聞かれたときに答えたこと]
愛と、いっしょに、生きる
[それで、ハルピアは、サンシアを、愛、なので]
サンシアと、いっしょに、生きる!
[言葉にしてしまえば、愛を分かるために生きることと、愛といっしょに生きることはおんなじだったから、憶えるのが簡単で助かりました]
そういえば。おなか、すきましたな?
[ごはんとお水をそろえるために飛び回って、それから、ごはんを食べる間もなくここまで来たので。
サンシアの膝の上で、きゅるるとお腹が鳴った]
−一方その頃べんとらー−
『つっまーんなーい』
[きしきしきしきし。
短い言葉に続いて、きしむような音がべんとらーの周囲に響き渡る。
それは、圧縮されて音声に変換されたプログラム。
マスターからの命令を認識するための音声認識システムへハックして、ラグーンのシステムに介入。自爆を実行するためのシーケンスを侵食して命令を初期化。
そうした意図を持った即効性のウイルスがラグーンの『耳』から流し込まれる。
ラグーンの防壁に阻まれる可能性を否定はしないけれど、前回ウイルスを入力したときの手応えからして問題あるまい。と、思う。即席で即効性なウイルスなので、多少は抵抗もしやすかろうが。
しのぶも止めに入っている様子なので>>231、それによって発生するタイムラグを考慮すればほかの手段を講じることもできよう。それよりも]
『マイスターくんが如何に脱出の手段を講じるかを観測したいの、わたしは。
既知の兵器の爆発なんていう単純な演算で解決できる事象で邪魔しないでいただけるかしら!』
[実質的には脱出の邪魔にしかなっていないけれど。
ラグーンと同型の兵器の自爆なんて、カタコンベに眠っていた性能諸元から算出すれば済むデータなので、実際に観測する必要性に乏しい。
ソレよりは、マイスターがどのような手段を講じるのか、そこから観測できる彼の思考パターンは如何様なものか、とか、そっちのほうがべんとらーとしては興味津々なので。
再度自爆命令が入力されるならば、再度阻止に動く構え**]
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