577 【憑狼】それでも列車は北へと向かう【飛び入り歓迎】
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……ダニール。
[彼の魂が肉体から抜け出たのを見て、小さく呼ばう。]
……おつかれ、さま。
[なんと伝えればいいのか迷って、結局アナスタシアと同じ言葉を告げた。
微笑みは霊能者の死を喜ぶものではなく、純粋ないたわりの気持ち。]
( +1 ) 2010/11/28(日) 12:24:31
[10歳の頃。サーカスと合流したキャラバンは、街にたどり着くことなく砂に埋もれた。
そして、この列車も。……雪の中朽ちることはないにせよ、北へ着くことはないのだろう。]
……人間、足りないね。
[滅ぼした村で。日に日に人間が減っていくのを、嬉しく思えていたのは自分だけだったのかもしれないと今思う。ほんの少し、思い入れが出来ただけで、こんなにも寂しい。]
……。
[ミルクをたっぷり入れた紅茶を両手で抱えて。大人しい子供のように現世を見ていた。]
( +2 ) 2010/11/28(日) 12:52:53
ダニールさん。
ああ、お疲れさまでした。
[同じようにそれだけ言って、アナスタシアに紅茶の余分はあるか、と尋ねる。
「宗教家と、俳優は違う」
と言った生真面目な横顔を思い出して、状況が違えば、北の集落のパブで同じような議論を戦わせていたのかもしれない、などとふと思う。
と、同時に「霊能者」であった彼を想う。]
( +3 ) 2010/11/28(日) 13:29:38
村人たちは、能力者さんに、過剰な期待を寄せてしまうものですからねぇ。
[しかし彼らもまた、人間なのだと。
焼ききれてしまった、フィラメント。
そしてまた、一人風前の灯火にさらされているたおやかな「狩人」を見詰める。]
[アナスタシアは新たにお茶の用意をしているのかと、振り返ってかしゃり、その姿にまたシャッターを切った。]*
( +4 ) 2010/11/28(日) 13:29:57
-回想-
[ダニールが尻もちをつき、エーテルが…とダニールの間に割って入った。ポケットから出された本の、ページを見やれば>>6:138]
…なんだ、こりゃ
[絵と文章を見る。これは、あいつの事を言っているのか…>>138]
[覚えているかと問われれば>>140]
あぁ、覚えてるよ?
…つまり、カチューシャが、この「憑狼」って言いたいの…?
[>>143]
[ダニールの指先が…に伸ばされたままだから。…はその指先を、血のついたままの左手で、握った]
-回想終わり-
( 10 ) 2010/11/28(日) 13:58:48
>>6:187エーテル
[左手の手袋を外し、傷口に押し当て、溢れる血を抑える。
赤い目を細め、…は零れた血の筋に唇を寄せた。
ひゅうと啜り、ぺちゃりと舐めとり。]
あぁ、勿体ないよな。こんなにも熱くて、美味いのに…
[自らの血を美味いと啜る…を、彼女はどう思った事だろうか。意識が飛んだ後も、暫く血を味わっていたが、ナタリーに声をかけられ顔を上げた>>1]
( 11 ) 2010/11/28(日) 14:10:42
>>1ナタリー
救急箱? ぅんにゃ、知らねぇ
何処にあるんだよ、それ。取りに行くからさ。
思い出せよ。
…あぁ。
[…は彼女を背中から抱き締めていたから]
[「食べちゃう?」の問いかけには、困ったような曖昧な笑顔を返した]
あぁ、俺のシャツを使えよ。俺ぁ両手塞がってるから。
…ね ナタリーが脱がして 裂いて使えよ
[床に落ちている自分の持っていたナイフを、顎をしゃくって指し示した]
( 12 ) 2010/11/28(日) 14:17:08
フーン。
わざわざ忠告してくれるとは、な。
[それとも、既に術中にある己への勝利宣言だろうか。
針や糸を器用に操る様を見、治療を受けながら>>196小さく呟く。]
( 13 ) 2010/11/28(日) 14:25:35
[代わりの器を見つけるまでとシャノアールは言った。
それは他の誰かを犠牲に差し出すに等しい。「弟」を狼に売り渡した時のように。]
………、………。
[今更、罪悪感など抱かない。
だが、カチューシャはそのようにして繋いだ命を喜ぶだろうか。
己の行おうとしていることは、ただのエゴであり自己満足に過ぎないのではないか。
回らない頭の片隅、答えの出ない自問自答を繰り返しながら、治療が終わるのを待った。**]
( 14 ) 2010/11/28(日) 14:26:10
[シャツの袖口で、口元の血を拭う。
左のこめかみからの出血は収まっていたが、自分の顔が己と、ダニールと、そしてエーテルの血に塗れているのだと気付き、軽く声を上げて笑った]
[腕の中に居た彼女が目を開き、立ち上がろうとする>>4]
だから、動くなよ…
[そうは言っても彼女は頭を振り、…から身を離そうとする]
は、好きにしろ
[立ち上がるのを手伝うと、…は別の卓上にあった水差しに手を伸ばす。持ち上げ、水を顔面にかけると、残ったシャツを持ち上げて拭った]
( 15 ) 2010/11/28(日) 14:27:45
[水差しに直接口をつけ、水を含むと口内をゆすぎ、ぺっと壁際に吐き捨てた。
エーテルが椅子に腰掛ければ、その横顔をじっと見た>>4
何を得たのか、興味深そうに見ている。口元をにやりと上げて>>6]
( 16 ) 2010/11/28(日) 14:33:34
>>7
[彼女が気を失う前に問われた事を、また問われた]
ほ……ぅ…?
[「狩人」という単語に、…は驚く]
( 17 ) 2010/11/28(日) 14:41:57
[――独りは怖い]
[独りきりで生きるのは、とても怖くて、淋しくて、冷たくて]
[課せられた任を全うせねばと虚勢を張って、人の言葉からも己の感情からも耳を塞いで。
そうして得た物など、砂よりも脆く崩れ去ってしまった]
[心に掛けたフィルター越しに、寸劇を見守るだけの観客。
それならば観客自身の心など、どこにも必要が無い]
( +5 ) 2010/11/28(日) 14:54:33
[既に死した者、そして今も生きる者たちの幾人か。
彼等と違う所は、縋るものが、現世の何処にも無かっただけのこと]
『一人にしてくれ』
『独りにしないで』
[虚空に消えた言葉>>6:175は、生と死とを隔てて尚、形を成す事は無い]
( +6 ) 2010/11/28(日) 14:54:49
[死の間際、意識が途切れきる前――もしくは、既に事切れた後のこと。
息子のものと良く似た、けれど重なり切らない声>>6:182が僅かにだけ届いた]
…………ふ。
[苦笑を零せたのは、生ある自分だったろうか、死した自分だったろうか。
己の名を呼ぶ幾つかの声に、ゆるりと瞼を上げる]
――――……ああ。
[仮初の唇から零れるのは、嘆息のような、得心したかのような、小さな呟き]
( +7 ) 2010/11/28(日) 14:55:04
[そこに息子の姿が無い事に、安堵とも落胆ともつかない心地を覚える]
……そうか。
君はまだ、家族の元へはいけていなかったのだね……。
[此方を労るアナスタシアの言葉>>+0に、返す感情は何だっただろう。
死者は怨嗟の声など上げては居らず、生きていた頃と、何も変わらない]
――ぇ、あ。
[シュテファンに紅茶を勧められれば、彼や己自身が死者であることが不思議にも思えてくる]
( +8 ) 2010/11/28(日) 14:55:23
[けれど、もう痛みも熱も持たない胸には、大きな爪痕が残っている。
床に倒れ同じ傷を晒したままの男の――己の――顔に、生気は欠片も残ってはいない]
……あっけないもの、だな。
[呟いて、更に掛けられる労りの言葉>>+1に顔を上げる。
そこに見える、彼から初めて向けられた表情に戸惑い、淡い微笑を返す]
…………きみも。
間に合わなくて、すまなかった。
[謝罪の言葉は、彼の命を救えなかったことに対してか、言葉を交わせなかったことに対してか。
言葉を交わせていたとしても、心を通わせることは出来なかったかもしれないけれど、それでも]
( +9 ) 2010/11/28(日) 14:55:45
>>7エーテル
[歩み寄り、傍らに立つ。先ほどまでのにやにやとした笑顔は消え、眉を寄せて泣きそうな表情を浮かべていた。
手を伸ばし、彼女のフードを外し、直接髪を撫でた。優しく柔らかく…]
…俺にはさ、正直、エーテルの言ってる「真実」ってのが分からない…
俺が欲しいのは、心で、体で …魂で、血肉なんだ…
全部全部、愛したいんだよ…
俺のものにしたい
( 18 ) 2010/11/28(日) 15:01:11
[シュテファンの問いに微笑み、新たに紅茶を。
――墓下とは何と便利な場所であろうか。]
……はい。
[ダニールの前に淹れたばかりのキャンブリックティーを。甘いあまい、記憶だって、心には残っている筈。そう、結末はどうあれ。]
……他の人も、良かったら。
( +10 ) 2010/11/28(日) 15:04:24
[生者の世界では、未だ明けない夜の世界では、生と死を巡る光景が今も続いている]
…………どうするのだろうね。
[舞台を降りた役者――否、舞台へ上がることすら放棄した者に出来るのは、観劇だけ。
自らを殺せと名乗った狩人の姿を、遠くの部屋で交わされる密約の行方を、ただ見守る]
[生きていた時と同じ、柔らかに湯気を上げる紅茶。
それに熱を感じるのは、生前の記憶から来るただの錯覚なのだろう]
……どうなるのだろうね、彼等は。
[温かいカップに、たっぷりとミルクを落す。
紅と白とは螺旋を描き、やがて混じり合い。消えた]
( +11 ) 2010/11/28(日) 15:07:32
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