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―異次元空間 回想―
(……主は何をしておるのだ?)
[アンクルが来たのにはさほど驚かなかったが、背中をよじ登ってきたエルヴァイラには少々…いや、結構驚かされたりしつつ、これをあちらで吐き出したりしないようにせねばなんてことを考えていた。
実際そうなるかはしらないけれど]
ただの竹串であろう。
だがそれができるゆえに、やつはやつなのだ。
[あえていうならば出ようといういくつかの思いを結集させての行為だったのか、それは知らぬ。ただ、どうするのか?というのにはいつもの低い笑みを返した]
/*
ロール部分は適当にメモでまとめてあるので、確認用とかで入用でしたらどぞ。>アニュ殿
アニュ殿、メイアル殿お疲れ様でした。
―異次元空間 回想―
ほれほれ〜じゃ
[背中によじ登って竹串を食べさせるという行為――中身を知らない者からすれば微笑ましいかもしれない、そんな唐突のじゃれあいに魔王は戸惑っていたようだったが]
ほれ、呉れてやるのじゃ。
[正義の力なれば自力で、無限で、理不尽な奇跡を使えども、他の物であれは有限で、理由無き力を用いることは出来ない。
だからこそ...は先ほどから更に残った95%もの己の中の群体を魔王へとエネルギーとして、数多の数の願いとして、相手の思惑を無視して介添えしていた]
ぐ……ぐしゅ……
空を穿ち、天を毀し、次元を結ぼうとするならばこれでも足りぬやも知れぬの。
『ならば……あとは正義の徒か人の手を借りよ』
[魔王のルール違反(>>5:+80)を理を超越する我意を手助けするのは悪側で貫きたいという我侭から、...は磨耗する。]
ぐしゅしゅ……享楽の宴を仕舞いにしてやるのじゃ。
浮かれ騒ぐ輩をば……
[そこで背から剥がれる様にして、地面に飛び降りる]
/*
身勝手ながら更に魔王にパワー供給してみたり。
正義は望めば何でも可能に出来る力があるけど、悪は理由と事情がないとできないから不便だねーという屁理屈ですw
異次元脱出が、ここにいる正義と悪の共同作業になるのか、地上からの一方的な救いになるのか、ここのエルさんは魔王一人で出来る可能性があるなら全面協力ですよという意思表示的なものです。軽い無茶振りですw
くすっ
無様ね
なら構わないわ
相応しい惨めさで、死になさい
[そして勝利を確信した彼女は呪文詠唱を始めた。6本の黒剣が、それぞれ禍々しい魔剣となる。対人魔法としては最大級のもので]
久遠の絆絶たんと欲すれば
言の葉は降魔の剣となりて
汝を討つだろう
終末の魔剣!
[6本の剣はアニュエラに向かって、一直線に飛んでいった]
[6本の魔剣はアニュエラの体をノアの床に磔にするようにして突き刺さっただろうか。あえて嬲る様にして、剣で止めは刺さずに。近寄っていくとアニュエラの顔を踏みつけて]
やっぱり気が変わったわ。
貴女は、殺してはあげない。
異空間に消えるが良いわ。
魔法少女さん?
[勝利を確信した余裕か。顔を踏みつけたままで、超時空ジェネレーターに魔力を注入した。もうまもなく、発動すれば彼女は異次元へと消える。そうすれば、残った者達はノアの主砲で吹き飛ばしてやればよいと考えながら。彼女は勝利の余韻に酔いしれていた。]
―箱舟内部―
[シャルロットが徐々に何かを思い出して行く様子に足を止めて、振り向いた]
シャルロット…?
お前。
[やはり、彼女は]
やっと、戻って来てくれたんだな。
またそう呼んでもらえて本当に嬉しい。
…おかえり、シャルロット。
[シャルロットが口にしたのは、何度目かの球根から芽を出した時に呼ばれていた名。
何故だかおかえりと言いたくて、同じように彼女を抱き締めた]
[どれくらいそうしていただろう。それは一瞬だったのかもしれないし、とても長い時間だったのかもしれない。]
うん、行こっか。
あのテクノロジィを取り戻して、グラジィちゃんがずっと咲き続けられる世界を残さなきゃいけないし、
ずっと泣いてるあの子を助けてあげられるのは私しかいないしね。
[二人で再び奥へと歩みを進めた。]
/*
うひ……ふー。
まだ最初の方の赤ログと、直近の墓しか読めてないんだけど、メイアが素敵なドSなのは、確信したわ。
こっちの結果だけ落として、また夜まで離脱するわね。
……そして、メイアは、どう見ても狼すぎて、逆に狼ないわと思ってたあたし涙目w
狼ドン君を放置してでも、メイアを吊ってくれるくらいの覚悟決めてたのに。
*/
[魔法少女モードが解けたショックだろうか]
[黒剣を避けようとした、アニュエラの足が縺れた]
ぅっ……!!
[床に張り付けにされ、真紅が飛沫く]
[顔を踏まれれば、苦鳴の声もかすれて]
……。
[ジェネレーターの発動とその振動に、一瞬過去の様々を思う]
……美しさがなければ、生きていないのと同じだと思ってたわ。
[唐突なつぶやきを、メイアルは聞いただろうか]
だけど。
髪を切っても、敵に踏まれるという辱めを受けても、想像ほどには、屈辱に感じないものね。
[置き土産にしては、見栄の強すぎる言葉だと、受け取られるだろうか]
[もう止められない]
[異次元の光に照らされる一瞬前、アニュエラはいつもの微笑みを浮かべた]
……ひとつ教えてあげる。
魔法少女モードは、解けたんじゃないわ。解いたのよ。
悪女が魔法を使えないように、魔法少女はマジックアイテムが使えないから。
発動しなさい!賢者の鏡ッ!!
[光]
[次元転送の際に、少なくともメイアルの起こすそれの際には必ず観測されるそれ]
[しかし、光なら]
[鏡で跳ね返せる]
[もちろんそれは、理論上の話で]
[実際は跳ね返すまではいかず、周囲を巻き込む程度でしかなかったけれど]
[後のことは頼んだわ……]
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