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[文化祭の準備が長引き、下校しようとすると辺りはすっかり暗くなっていた。柳は親友と供にに帰宅する。]
―…おまえ、進学どうするの?
[友が進路について尋ねてくるのは初めてではなかったが、そのたびに決めていなかった訳でもないのに、柳は言葉を濁して答えないでいた。
同じようにしていると今日は友の方から先に口を開いた。]
―俺、いつかあそこに行きたいんだ。
[と、友は夜空に輝く満月を指差した。]
[それはずいぶん壮大な夢だなあ、と柳が言うと、友は「絶対実現する。」とにかっと笑った。
柳も月を見上げて目を閉じる。思い出すのは深い蒼。いつか見た夢の中に佇む、暖かく優しい誰かの瞳。]
…俺ね。やっぱ絵が描きたい。あのくらいの賞じゃまだまだ難しいと思うけど、美大、受けてみようと思う。
[友は柳が答えた事に一瞬驚きの表情を見せ、それから彼の頭をくしゃりと撫で、彼に聞こえないように何か呟いた。]
[柳は親友を振り返り、一瞬何かを思い出したような不思議な表情をさせたが、やがて気のせいかと思い直し帰途に着いた。
月の光は蒼くやさしく、ただ黙って彼らを照らしてた。]
/*
すいません、この後落とす時間取れなそうなんで先に終わっちゃいましたwwww
中身発言はたまにあると思いますがー。
[6(6)回目の呼び出し音でようやく出る]
は、はい、私カホです。秋葉カホ。
ええ、この間のハンカチの人です。
[悪いタイミングに声をかけてしまったかもしれないと少しあたふたしながら3(6)回深呼吸をして落ち着こうとする]
[それから[[1d]]秒後、用件を切り出す]
あの、あの……。
連絡先を教えていただきましたよね?もし完成した時になかなか会えないと困りますから連絡先を教えようと思いまして……。
えーと、この番号にかければ大丈夫です。あとメールアドレスですが……。
[完全にこちらから連絡を取る気でいるように見えるかも知れないが、カホはそれに気付かない]
[それから5(6)秒後、用件を切り出す]
あの、あの……。
連絡先を教えていただきましたよね?もし完成した時になかなか会えないと困りますから連絡先を教えようと思いまして……。
えーと、この番号にかければ大丈夫です。あとメールアドレスですが……。
[完全にこちらから連絡を取る気でいるように見えるかも知れないが、カホはそれに気付かない]
17+6+3+5=31 という事で覚醒しました。電話のを切り覚醒ロールを回します。
カホは全く前世と変わってないじゃないかと言われそうですが、後悔がショウさんと一緒にいられなかった事くらいで自分自身に何かあった訳ではなく転生前の自分に不満はなかった(むしろ回りから大人になれと言われての反発があったかも?)のでこんな感じです。
[電話から暫くしての事。]
ショウさん。
[カホの夢の中に出てきた人物が話をしている]
……ショウさん、その……無理にとはいいませんが、出来れば右側に来てくださった方がありがたいです。
私、事故で左の耳が聞こえなくて、左に立たれると話が聞こえなくてわざわざ首を傾けなきゃいけなくて……。
[カホも同様に生まれつき左の聴力がない。それ故の苦労はよくわかる。]
ううん、そうじゃないです……。
[数多くの夢を見てきた中で、何故サフラーの夢をノートに書き記したのか。そして何故それが強く印象に残っているのか。]
サフラーさんの気持ちはすごくよくわかります……何でかって、サフラーさんは……。
[不意にショウとサフラーの会話がまた聞こえてくる]
え、左側に立ってくれれば、ずっと俺の顔を……見ててくれるからって……。
そうですよね。左側にショウさんが立っていれば話は聞きにくいですが、その分ショウさんの顔が見られますから悪くはないですね……。
……そうです。
私は……サフラーさんなんでした。
ショウさんが大好きで大好きでたまらなかった、サフラーさん。
だからだったんですね……夢の中のショウさんに惹かれていたのは。
[カホはこの瞬間、サフラーとして覚醒した]
だけど私には私の人生があります。
ショウさんがいるならば見つけたい気持ちはありますが……今の私はサフラーでは無く秋葉カホです。
[カホが恐れていたのは自分がサフラーになってしまい秋葉カホでは無くなる事だった]
−良かったです。そう言ってくれて。
[目の前にいるのは自分よりも綺麗でかわいい感じのする女性。自分の夢で見たサフラーそのものの。]
サフラーさん、ですか?
−はい、ディ=オシュ=サ=フラ=ワー。そっちの言葉では紅花の意味があって、紅花油は別名サフラー油ともいいますし、地域限定のハンバーガーのお店としてサフラーバーガーなんてのも……。
[このどうでもいい雑学をよく話すのもサフラーであり、そして紛れもなく自分自身だ]
15足して22。まだ目覚めませんね。
でもフラッシュバック発生です。さらにムーンドリームも進むでしょう。きっついのいろいろ考えてます。
そして、すいません。時間がないので唐突にさらばです。
嫁、また会おう!
−えーと、何の話でしたっけ……そうそう、初めましてです。カホさん。名前はサーじゃリズムのうんたらで予めこっちは知ってるんですよ。
それはともかくとして。私もカホさんと同じで、カホさんの生きたい道を優先するのを考えてて、私の気持ちを押しきるつもりはありませんでした。
私は生まれ変わってもショウさんと一緒にいたいですよ。だけど、生まれ変わったショウさんが望まなかったり貴方が望まなければそうしろというつもりはありません。
私はあくまでも前世の立場でありますから今の人生にあれこれ口を出したりするのは間違っていまそから。
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