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―その頃・ノア中央部―
[ノアの心臓部では、制御する者―――メイアルがいなくなった事をトリガーとして大規模な振動が起きていた。]
[カンナギや...によって散々に破壊されたノアだが、二つの機能―――『無差別攻撃・ノア自体の砲弾化』は損なわずに――――この時、完全に起動した]
[心臓部に蓄積された生命エネルギーを媒体として、ノア全体が鳴くかのように超時空ジェネレーターと共鳴し、振動する。]
[この不気味な振動はノア内部にいる者全員に伝わるだろう]
[ノアの主砲があった部分から染み出るように光が差す]
[カンナギが破壊しつくした主砲は、メイアルの遊び心から出来た見た目だけの作り物であったのだ。]
[やがて光が集約し―――爆ぜた]
[その瞬間、内部にいた者達には異変が完全に伝わるだろう。 外の様子を知ることが出来る者はその光景が分かる。]
[ジンロウ町8(20)丁目が消え去ってしまった事を。]
/*
ドンファンくんの噛み合わなかった理由が赤視点からだとすると、赤視点でどんな会話が飛び交ってたのか気になるなぁ…
うう…コワヒヨゥ…
/*
これもしかして『ここらで奮起して!』って言った結果だったり…する…?
うわあああああ、だったらごめん!!
>>79の発言に、「いえ、やらせていただきたい!」って反発してほしかったんだよーーーー!!
ダメだ、完全に裏目ってる気しかしない…
[光が町を焼く光景を見た者ならば誰もが声を失うだろうが、もしメイアルが見ていたのならば表情を曇らせるだろう。]
[本来ならば、その一撃はジンロウ町全土に及ぶはずであるが・・・アニュエラが用意し、グラジオラスが力を込めた植物の力によって魔力的な力、生命エネルギーが減退され威力が落ち込んでいるのだ。]
[この主砲の一撃により、グラジオラスには生命エネルギーが爆発的に膨れ上がり吸収しきれなかった事が伝わる]
[次元の力を感知できる者にも同じように伝わるだろう]
[振動と共鳴は、まだ続いている。]
[導きを求める彼女に頷いてみせ。
そこで箱舟《NOAH》と町に起こる異変。]
――急ぎましょう。
シンマイ様!お花の方!
しばらくの間、ここをお任せいたします。
……カンナギさん。
行ける?
もちろん。
[ユーリの言葉に、即座に頷く。その先に続く言葉が何であれ。ユーリが行ける?と問うなら、それは行けるってことだ]
…ドンファンくん、さっきは言いすぎてごめん。
でも、大きい力を使うなら、使う前に、ちゃんとそれが正しいことなのか使い道が間違っていないのか。きちんと自分で考えてからにして。
でないと…
[告げて。言葉に詰まって]
…後悔することに、なるかもしれないから。忘れないで。
[継いだのは、繕うような言葉。最後に。一回、拳骨を作って、それを彼の頬に当てて]
うん、行こう。
[ふたたびユーリとシャルロットに向き直り。頷いて]
―砲撃の少し前―
[超時空ジェネレーターの光を苦々しく見つめ]
[その場にいる者に向き直って厳しい表情で語る]
全員・・・聞いてくだされ。
俺は生まれながらにして、次元に干渉する力を持っている。
この町でこの力を使ったのは一度のみ。
駅前で魔王城が炎に包まれ焼け落ちた時・・・あの場にいた者は見ているかもしれませんが、大質量の魔王城が跡形もなく消え去ったのは――――この力です。
今、その力があの機械から漏れ出ている・・・あれは11支部で説明を受けた次元の力を制御する機械と同じ物・・・それが、暴走しかけているようだ・・・!
暴走の果てに何が起きるか・・・想像すらできませぬッ!
何か手を打たないと大変な事にっ・・・!
[直後、大きな振動が玉座の間を揺るがす>>83へ続く]
[箱舟と町に起こる異変に気付き]
なんでっ!?
[魔力は植物の力で抑えられているはずなのに…
しかし、今ここで青薔薇のお姫様を解放出来るのは自分しかいない。
首飾りを握りしめて、この場に残りたい気持ちをグッと抑え]
お願いします。
[と青薔薇とカンナギへ頷く]
はい。お願いします。
[頷くカンナギに頷き返し。
後部座席に乗る。シャルロットも導いて。]
すぐに、戻って参りますから。
[ドンファンとグラジオラスに向けて、微笑んだのと。
ジャス天号が疾りだしたのと、どちらの方が先だったか。]
……では、向かいましょう。
――町の中心部へ。
りょーかいっ!しっかり掴まってて!揺れるよ!
[ユーリの言葉に、ゴーグルを下ろしながら頷く。
二人の手前、表情は笑みの形を模って繕っていたけど。
本当は。乗っている舟の振動が意味するものが、恐ろしかったのだ。
とにかく走り出して。体を動かしていたかった]
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