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…っと。長くなったかな。
[受け取った鉤爪があるなら、ドンファンからの連絡を待つこともないだろうと]
もしもしドンファンくん?
こっちはこっちで目処が立ったから。乗り込むつもりだったら中心街までおいで。
あにゅーの道具使わせてもらうから、きちんとお礼言っとくようにね。
[一応、あらかじめ電話だけしておいて]
ンじゃあ行くけど…
ゆー、だいじょうぶ?
…きっとまた、助けてもらうと思うけど。無理だけはしないでね?
[がしゃりとジャス天号のスタンドを上げながら。走り出す前に、ユーリに言っておく。自分が痛いのより、ゆーが痛いほうが、辛いから、と。くしゃっと一回、その頭をなでて]
では。ジャスティス急便。
行きます!
[一声上げて。飛空挺に乗り込むべく。ジャス天号は一気に加速して行った]
[>>76カンナギの様子に、ついムキになって、味方に引き入れようとしすぎたようだ、と反省する]
[無理に黒塗りしなくても、普通に考えてメイアルは悪。ほうっておけば、メッキは剥がれる]
簡単に言えば。
一番足の速いアナタが、先に行ってジャスティスしておいて。
あたしも必ず後から追いついて、一緒にジャスティスするから。
ってことよ。
[にこりと、微笑んだ]
行ってらっしゃい。
あたしが行くまでに、倒れちゃダメよ?
[手を振って、見送った]
[グラジオラスが眉間にシワを寄せながら話した言葉>>77に対して]
問題は、ドンファンさんが私達の味方になるか敵になるかがわからないと言う点です。
「見かけたけれども今は持っていない」と言ってしまって、ドンファンさんがどういう反応をするのかを見るのも一つの手かも知れませんね。
あの方、思った事を正直におっしゃってしまいそうですから。
よっ。
[燃え落ちた教会に残った鐘楼を踏み台に]
ほっ。
[廃墟と化したジンロウTVを跳び移り]
はっ。
[ジンロウ町駅の高架で助走をつけて]
よいしょっ…っと。
[中心街のビルから一気に、跳び上がる]
…まいどっ!
あなたの町のジャスティス急便、ジャスティスの配達があると聞いて伺いました!!
[ざしぁっ]
[飛空挺の甲板に。能天気に告げる声が響いた]
責任者の方はいらっしゃいますか?
― 贖罪を糾ぶ聲 ―
「断罪の刻は来たり!」
「咎人よ、散るがいい!」「罪人に鉄槌を!」
「Guilty!」「Guilty!」「Guilty!」「Guilty!」
――――嗚呼。
煩い。五月蝿い。
糾ぶことしか出来ぬ、煽動者共め。
あな、憎らしや、憎らしや。
届かぬこの手が、恨めしや。
聖女が何だと謂う。世界が何だと謂う。
此方におわすは只の小娘。
何の力も持たぬではないか。
―11支部・外―
カンナギ殿、いかが致した?
・・・飛空艇、なんですかそれは―――外ですか?
[カンナギからの連絡を受け外に飛び出してみると、そこにはグラジオラスと見慣れない少女(ドンファン視点)がそこにいた。]
おぉ、グラジ殿・・・なんだか久々ですなっ!
と、そんな事より空に飛空艇なるものが浮かんでおるらしいのですが・・・ここに来るまでに何か見ましたかな?
[カンナギから受けた連絡をそのまま伝える]
[二人が地上に降り立つと、ドンファンが駆けてきて、箱舟の話を聞く]
箱舟ですか、私も存じ上げませんね。
[自然に会話に交じっていたが、ドンファンが見覚えの無い相手へ対しての視線を感じれば]
はじめまして。ルピナスと申します。
こちらの協会の方に所用がありまして、グラジオラスさんと一緒にこちらに参りましたの。
[と簡単に(偽名で)自己紹介をするだろう。]
[シャルロットが箱舟について解答するのに頷いて]
私達は空を飛んで来たのだが、飛空挺には気が付かなかった。落雷や隕石は確認出来たのだが…あちらの方は大分と落ち着いてきたようだ。
[遠くに見える煙の跡を見上げ、再び向き直る]
それでドンファン、お前の方は此処に何用で?
[ソファに寝そべり、脚を伸ばして考える]
[例えば、グラッジィとシャルが持って返るだろうテクノロジーで、あの箱舟ごと消してやるのはどうかしら]
[否]
[箱舟は落とさなければならない]
[メイアルの野望の象徴であるあの箱舟は、目に見える形で、完璧に破壊されねばならない]
[それも、一般人への被害なしで]
[困難だが、不可能ではないだろう。カンナギは、敵まで助けてしまう正義であるし]
[ただ、相手はあのメイアルだ。そううまくはさせてくれないだろう]
[箱舟が落とされるなら、町の中心へ落として甚大な被害を及ぼすか、箱舟ごと爆破でもして、被害を広げるか]
[あらゆる状況を想定しろ]
[そして、その全てに対処しろ]
あたしはアニュエラ。
世界一美しい女。
そして、世界一優しくて強いヒーローの、意思を継ぐ者。
む、そうか。
俺はこの11支部に情報を貰おうかと思って来たのだが、なにぶん取り込み中のようでな・・・何も分からない状態なのだ。
なにやら「異次元」「箱舟」などと単語が飛び交っているのだが。
[>>89花の子から何故ここにいるかを聞かれれば返し、隣にいる少女から挨拶をされれば不思議そうな顔で]
はじめまして・・・?
何を言っているのだお主、何度も中立亭で会っておろうが。
そういえば普段と服装が違うようだが・・・いゃ、それは「れでぃーのみだしなみ」というものであったか。
からかわんでくだされよ、シャルロット殿。
[ハイパー鈍感な男だが、何故か変に鋭かったりした。 あれこれと言い繕うシャルロットを見るならば「じょせいのみだしなみ」に納得して特に追及しないだろう]
[今回の変装にはかなり自信があったが、ドンファンには気付かれてしまったようで>>91
内心動揺していたが、変に取り繕うと怪しまれるので逆に開き直ることにした。
口調や声色を元に戻して]
ふっふっふー。気付かれちゃいましたか、ドンファンさん。
せっかくおねーさんとお忍びデートをしようと思ったのにぃ。
[グラジオラスの腕に抱きつき…]
ねー、おねーさん♪
[アイコンタクトで合図を送る。気付いてくれるだろうか。]
せっかくのお忍びでーとなんだから、今見たことは他の皆さんには秘密ですよ。
少しでもしゃべった時には、喫茶まろんのカレーの中でも伝説中の伝説と呼ばれる……いや〜ん!思い出しただけでも怖いですー。
[あえて、いつも以上のハイテンションで接する事にした]
[シャルロットの変装は以前見たものよりも上だったはず、それを見破ったドンファンの眼力?それとも別の何か?に本気で戦慄を覚えた]
…バレていないと思って懸命に演技していたというのにあっさりと見破りおって。
まあそういう事だ、割と他に知られたくない事なのでな。黙っている方が身の為だ。
[シャルロットがこちらを見上げて来るのには何かを感じ取った。これは普通の上目遣いではない。ついでに花達にも警戒を呼びかける]
行かなくても。
ちょぉーっと、おせーかな。
[相手が如何に歴戦>>93と言えど。そも、彼らを相手にするつもりはあんまりないのだ。
飛空挺の主に話を聞いて。必要があればそれを止める。それが目的だったから。殺到する兵力は、相手にすることなく、跳び越えて。
…まぁ。先頭に立って向かってきたやつの顔には思いっきりタイヤ痕がめり込んだけど。そのくらいは大目に見てもらおう]
…抜けないとこに引っ掛ける…だったかな?
[呟いて。飛空挺の甲板のど真ん中を狙い澄まして]
ゆー、フォローお願い!
[一応、直下は瓦礫。確認はできていたつもりだけど。必要があれば氷の防御壁で誘導してほしいと。一声かけて。
大気圏をやすやす突破できる速度で投げ出された鉤爪は。巨大な飛空挺を撃ち貫いて伸び、ジンロウ町の中心をなす市街地の。いまは瓦礫と成り果てたそこに、突き立っただろうか]
―回想・つづき―
……!
カンナギさんっ、あれ!
[ユーリの指先が、天を指す。
……そこには――――……]
――…… 愚かな。
[呟いた詞は、聲になっていただろうか。
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