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あ、エーテルさん、手当て、お願いできる?さっきみたいに。
[そういって、エーテルに持っていた救急箱とタオルを手渡した。]
私、自室に荷物を取りにいきたいの。
― 食堂車 → 後方車両 ―
[がつりがつりと、刃が薄い扉を穿つ音。
それを頼りとして、列車の後方部へと足早に向かう]
[ナプキンに残されていた文字を己の背後から覗き込んで居た者の存在や、
何処かで行き違っていた者の存在には、気を払う余裕などあろう筈も無い]
[やがて見付けた扉の前。
扉が立てる厭な音、人々が争う音、サーシャの叫ぶ言葉]
[其れ等の喧騒に、直ぐ届く所にある光景に、手を伸ばす]
――――だめだ!!
サーシャくん、だめ……っ!!!!
[手を伸ばした。それなのに]
[彼に触れる事も、言葉を届ける事も、叶わない。
ナイフに掠めた指先だけが紅を散らす]
何があったかしらない!
でも、話を――……
[死体で発見された自称占い師を人狼だと告げたアナスタシア。
その彼女と話したいと言ったシュテファン。
そしてシュテファンの判断を甘いと断じ、アナスタシアを殺すべきと告げた自分]
[それなのに、話をしようと、したいと。
今更になって、目の前の狂乱する青年に求める矛盾]
はな、し……っ、――――。
手当て…。
あぁ、そうだよ、ベルナルトが一番酷いんだ。
…ダニールは?
[サーシャを再び見下ろす]
(…お前の狂気を止められなくて、悪かったなぁ)
[目の前に、辺りに、鮮やかな紅が散る。
彼の身に彼自身の持つ凶器が沈んだのだと理解するには、一拍の間が必要で]
――――ぁ。
[サーシャの、怒りに煌く瞳から急速に光が失われて行く。
唇が、彼の友の名を形作るのをただ呆然と見守って]
………………ねえ、君は。
もう、道を違えていた者かい?
[彼の肉体を見下ろす彼自身の姿に、薄く力無い笑みを浮かべた]
[少女は救急箱を受け取る際に、羊のパペットを外した。そこから出てくるのは黒い鉄の塊―――ではなく、ただの白い手だ。他に、銃を隠せるようなスペースは、少女の躰には存在しない。]
っぅ……。
[そして、少女は涙を溢れさせながら、ベルナルトの手当をしていく。服を脱がし、消毒液を塗り、血止めを塗って、包帯をくるくると巻いていく。その手際の良さに、違和感を覚える者も居るかも知れない。]
[小さく呟く]
こんなに小さな子が銃を、ロラン君に撃った……?
[手際の良さに違和感を覚える程、『以前の』カチューシャを知らない。
けれど違和感は、ずっと付き纏っている。
ベルナルトの気絶していたという間に、一体何が起こっていたというのか]
あぁ、ダニール…。
[下ろされたままの腕を見て。
そういえば、ベルナルトは肩を酷くやられていて。
自分も肩を痛めた]
…は んっ
[皮肉げに笑おうとしたが、ただ頬が動いただけだった]
[もしエーテルが、自分の手当てをと言い出してくれたのなら。
泣きそうな顔をして嬉しがるが。
けれども。
自分よりもダニールの方が手当てが必要だと思うから]
[皆、死に慣れてしまったのだろうか。
たった一晩にこれだけの死人が出ているというのに、幾人かは事件が起こる前と変わらぬ態度でいる]
人狼は死んだ。
まだ他に居るのか……それとも、人間同士で殺しあっているだけなのか。
[分からない。怖い]
[ナプキンに残された文字――ミハイルとサーシャが人狼の仲間という内容の――が、思い出される。
サーシャが人狼では無い事は、己の目で『視て』いる。
あの告発めいた文字がそも誤りなのか、それとも真実なのか。
真実だとして、他に人狼が存在するのか否か――堂々巡りする思考に、眩暈を覚えた]
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