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たしか、これ…。点滴のはず…。
[何度かキィ=キョウがしていたように、点滴の用意をする。
ただ、注射針の刺し方には自信はなかった]
どうしましょう…?
[目でスイ=レンに訴える]
>>28
[夕べスイ=レンが何度かしたように、頬にスイ=レンの手が触れる]
ええ、また、逢えますわ。
[安心して、と言うように、囁く]
[見よう見まねでヤ=ナギの腕に点滴の針を1(6)回ほど失敗して、なんとか、落ち着いたところに刺し終える]
(キィ=キョウがいないことがこんなに大変だなんて…)
[しばらくして、ヤ=ナギの体温が5(6)度ほど下がった。一応は点滴が効いたようだ]
[しかし、ヤ=ナギの意識は回復しなかった。症状は思ったより重いようだ]
スイ=レン、とりあえず、一時的に熱は下がったみたい…。
[心配そうに見守るスイ=レンに囁く]
[スイ=レンはローズに寄り添い、後ろから抱くように腕を回した]
大丈夫。
[何が大丈夫なのか、自分でも分からなかったが、とりあえず、気休めの言葉をかけて、スイ=レンの指に自分のそれを絡ませた。
夕べは、ふたり、あのまま夜を過ごしたが、スイ=レンはローズを抱いたまま寝付いた。キチェスの掟を知ってなのか…?
ローズのキチェはまだ色濃く額に残っていた。
スイ=レンが実際に寝ていたかどうかは分からないが、その寝顔は初めて見る柔和な表情であった。
その寝顔を思い出しながら、しばらくそのままスイ=レンと共にヤ=ナギの容体を見守っていた**]
─医務室・少し前─
注射か……、ッ!?
おい、無茶を。
[さすがに注射針を持ったことなどない。>>30
そう告げると、キィ=キョウの仕事を良く見ていたと主張するローズに、針を渡したのだが。]
…………。
[不器用ながら、流石さほどに失敗もせずに処置を終えた様子に胸を撫で下ろす。>>32]
…熱が、下がればいいが。
[こんな時に、自分の技術は何の役にも立たない。
息をついて立ち上がった。]
ローズ。
こいつについててくれるか?
俺は…ショウを眠らせてくる。
[頷く彼女を見遣り、医務室を出る。
睡眠ルームには、先ほどと同じままのショウの姿があった。]
─→睡眠ルーム─
─睡眠ルーム─
[サ=フラ=ワーのカプセルを抱くようにして事切れたショウは、どこか満足げな表情を浮かべているように思える。
(……穏やかだな。)
知らず、ナギと同じ感想を胸中に抱く。>>1]
ショウ。
…お前、覚えているか?
ガキの頃、セダで遊んでいて…月を見た。
あの時、月のもっと向こうへ行ってみたいと言っていた。
ここじゃない遠くへ行ってみたいと言っていた。
────あれから、月を見ると時折思い出す。
…ショウ。
遂に、KK=102だぜ?
基地なんて、所詮は籠の中の鳥だと思っていたが─…
思いがけず、遠い旅になっちまったな?
[語り掛け、くつりと笑う。
遺体を清め、睡眠カプセルの中に収める。
サ=フラ=ワーと2人並べると、2人とも穏やかに眠っているように見えた。]
─────ッ、──…!
[睡眠カプセルの上に、手をつく。
誰もいない、無人の空間で。
カプセルの上に、ぽたりと透明の雫が落ちた。]
─医務室─
[ショウの埋葬を済ませ、医務室へと戻る。
ナギの看病をしていたローズが、彼の熱が落ち着いたことを知らせてくれた。>>33]
……そうか。
[ローズの囁き声に、後ろからそっと彼女を抱き寄せる。>>34
柔らかな香り、穏やかな声。]
『大丈夫。』
[言い聞かせるような声は、優しい響きで染み渡った。
ほんの少し、彼女を抱き締める腕に力が篭る。]
───…ローズ…。
[そのまま、空色の髪へと額を寄せる。
かつて、施設にいた折にリアンから聞いた言葉があった。
即ち、異性と通じ合ったキチェスの額からはキチェが──失われる。]
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