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なるほど…一個の強き意志も、群集の…更に本能に近い心には勝てぬということか。
[仮定といえど、無視できぬものがある。実際ここから出られるのかなど考えている様子もなく騒いでいる面々とているのだから]
停滞、そして退廃…天国に似た地獄だな。
[最初から騒ぐ気もほとんどなかったが、改めてつまらぬ世界だというように息を吐いた]
…じゃあ…さ。
[いまの こうげきは]
止める気になってくれるまで、がんばるからさ。
[よけたしゅんかん きこえたこえは]
だから…
[…いつかきいたことのあるものでは なかったか?]
…さっきのそれ もう つかわないでくれない かな
[攻撃の脅威以上にいやな何かを感じて。一気に血の気が引いていくのが分かる。
辛うじて回避に成功し、自分もユーリも無事だったことこそ僥倖だけど。
あれはもう、使わせてはいけない、と。他でもない、たった今掠めて行った“兵器の声”が、告げていた]
また…懐かしき名が出たものだな
なに、我が望むことなど大したことではない。
ただ少し…変えるだけだ。
ククッ…少数が望み大多数が望まぬのに動くことは、正義よりも悪の仕事であろう?
[エルヴァイラが見上げた空に現れし魔王は低く笑いて、地に降りて、同じように天を眺める]
まずは…あの小童の恥さらしな暴走を止めるとしようか。
ん? 我を視るか? 診られて困るほどではないの。好きにするのじゃ。
[暫しの魔王からの沈黙は何を意味しているのか。その合間に頂いた唐揚げを咀嚼しながら、花見会場から離れた場所へと足を向ける]
以前会った時があれば、挨拶を交わす間柄ではなかったじゃろうし、
改めて自己紹介をしておこう。
我が名はエルヴァイラ。人であった頃から変わらず残っているものじゃ。
[ドロリと身体のあちこちに穴が開き、そこからコールタールのようなドス黒いモノが顔を覗かせる。一番大きな穴は彼女の動の中心だった]
我が腹は随分前からただの模造品じゃ。
イキモノとして必要なものは根こそぎもっていかれたのじゃからの。
どこぞの神の使徒により仕込まれた"天使"とやらの化け物を詰め込まれた故。
孵化したそれを成敗するとばかりに正義と名乗る輩に母体諸共暴かれた故。
ぐしゅしゅ……よくある話じゃ。
――お店は真っ先に隕石で潰れちゃったからね…もうあの人形に乗り移る必要もないでしょ。
[「なんだこれは!!!!」と叫んでいるグラジオラスを他所に、シャルロットと現状をまとめつつ話を進めている花の王]
――異次元テクノロジィを手に入れたんだね。2人はそれをどうするつもりなんだろう?
[花の王の疑問が響く。その声は形などないのに酷く重く圧し掛かるようなもので]
別に何をどうしたいという気持ちはないな。
ただ、いじげんとやらに飛ばされた連中をこちらに戻せる可能性があるようなのでその為に使えたらと思っている。
また、それが出来たならば後は…いじげんてくのろGを誰にも使わせないように、したい。
誰かを消せば、消された者と縁ある者が恨みを持って掛かってくるだろう、そしてそれも消し、を繰り返すだろうしな。そして振り返れば悲しみの綴れ折り、最後は孤独。
果てしなく虚しい事ではないか。
[ブーツを脱いでシャルロットに手渡しながら答える]
/*
浮いてるさんはこんばんはー。お墓は自由なとこなので気にせずなのですな。
ドンファン>んじゃあここで一発絡むか。でもノープランなのだがなっ
我が悪に縁を持ったのはそれらの敵対陣営だからではない。
そのザマで"生きていた"我に興味、関心があったのは悪のみじゃった。
怪人として生かされたのは、そうでなくば存在できなかったからじゃろうな。
恩讐などは既にない。私怨はあるがの。
[正確に魔王のいる場所にたどり着けば、いつもの...がそこにいた。と言っても、魔王とかつて関わった彼女の姿とは異なる姿であろうが]
だから我も少し、力を貸そう。魔王よ。
あの小僧に伝言があれば、伝えてやるがいい……。
[...は己の体内にある群居性欲求の塊を52%ほど魔王の意思に強制的に共感させた]
ぐしゅしゅ……これも余興じゃな。遊びは、皆の共通した楽しみゆえに。
頑張るねえ……
それにしては、顔が青いじゃない?
[そう告げると、からかうように笑って。青薔薇に目を留めると。カンナギに言葉をかけていく]
そうね。
その子をあたしに差し出してくれるというのなら。
もうあの兵器を使わない事を考えてあげても良いんだけれどな?
[カンナギにとって、その相手はきっと大事な相手なのだと分かっていて。それでもメイアルは言葉を続けた。まるで彼女の覚悟を試すとでも言うように]
さあ、どうするの?
愛と正義のジャスティス便さん
ぅ・・・っぐ、オォォォォォォォォォォ!!!
[力任せに拳を振り切り魔王へと届かせる!]
[そのまま体制を低く整えて、跳躍し拳を天へと突き上げる!]
ハアアアァァァァァァァァァッ!!!
<< 爆 昇 竜 拳 !!>>
[直撃こそ外してしまうが、吹き上がる炎の柱が拳を通して天井を突き破り箱舟を内部から焼き壊していく! 58 【50以上:カンナギ達のいる玉座の間まで炎の柱が到達する 50未満:箱舟内のどこかで爆発する】]
まだ、まだァァァァァァァ!!
お主の声が聞こえてきませぬぞ、魔王殿ォォォォォ!!!
[魔王の姿を模したモノへ吼え続ける]
−少し前・空中−
[ガラスの龍はドンファンに譲り、アニュエラが乗るのは、マジックカーペット]
[向かうは、魔法の杖に羽を生やし、自在に飛び回る魔法少女]
第4(5)期後半、ダークマジョリティー戦時のコスチュームね。渋いチョイスだわ。
[打ち出されたぷりてぃぼむを、アニュエラはポケットから取り出した、氷塊で相殺する]
[続けざまに繰り出される、まじかる☆技を、アニュエラは避け、あるいは相殺させていく。
さもありなん。アニュエラはこの世界で、最もまじかる☆るーこについて、知り尽くしている者の一人なのだ。魔法技も、その弱点も]
[しかし、受けるばかりで反撃できない]
[アニュエラの乗るカーペットは、次第に、箱舟から遠ざけられていく]
(…で…あるか。)
[境遇を聞けど、そこに同情の念をもつことはなかった。
ただ淡々と聞いて]
サウル
忘れられし我の名だ
[ただそこに存在するのを認めるように、遥か昔に名乗っていた真の名を告げて、意識を、そして受け取り己の体に取り込んだ、次元の力を練り上げ集中させていく]
―ノア付近・空中―
「悪は許さない!それがこの私、魔法少女まじかる☆る〜こ!」
[メイアルに完全に操られてるとはいえ、呼び出された魔法少女はアニュエラを悪と断じ。魔法攻撃を連打してくる。]
「早く落ちなさい!正義は勝つのよ!」
「まじかる☆しゅーてぃんぐすたー!」
[魔法少女の放つ魔力は、アニュエラに対して断続的に降り注いでいく]
[無限に近いMPで、るーこはアニュエラを追い詰めていく]
[避けきれなかった魔法が、カーペットを、アニュエラを削っていく]
[戦場はいつしか、町のはずれ近くまで移動し、工場の煙突スレスレを掠めるような、危険な空域へ、アニュエラは追い込まれていった]
『まじかる☆さんだーくらっしゅ!』
下……ちがうっ、上へっ!!!
[煙突のひとつへ着地した、るーこの動作に危険を感じ、雷の直近を通ってでも緊急回避しようとしたところに]
『まじかる☆たいむすとーっぷ!』
[時間停止の大魔法がくる]
[動けなくなるアニュエラとるーこ]
[しかし]
[アニュエラの上からは、魔法の効果範囲外から、雷に砕かれた煙突が、降ってくる]
/*
こんばんはー。
まあ、シリアルしろと言われても『』がメイン人格でいる以上は不可能なので自重しない。
しりあす?
「しりある!」
〈ちがうから〉
《おいしいねー》
*/
[いかにも形容し難い形状の翼を広げ、一度伸びをする]
とりあえず、だ。花の王はごちゃごちゃ口を挟むなよ。見えない何かと話をするなどアブナい人だと思われたら敵わんからな。
準備が良いなら行くぞ、それを月下美人に届けねばならん。その間の保管はシャルロットに任せる、良いか?
[もしも何か足りないものがあって準備しなければならないようであればそちらへと飛び、そして箱舟へと飛び立って行くだろう。
シャルロットにブーツを渡したというのに、抱き抱えて]
→箱舟へ
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