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―ちょっと前? 花見空間―
[花見空間に漂うお気楽な空気のせいか、トメ子もついつい町の事を忘れてアンクルと昔話に花を咲かせてしまった。
*08海王星**07手長猿*に共に立ち向かった事とか、旧友である((憑狼))の辿った{01魔術師:正}な運命とか、きっとそんな話だ]
[と、そこに見覚えのある姿が]
おやあ……カルロくんかい。
アンタまでこっちに送られて来ちゃったんだねぇ。
やれやれ、後は信じて待つしかないねぇ……。
[ぐるぐると救助に向かうべきかを悩み始めたが、激しく頭を横に振って今自分達が成すべき事を取る事にした。
また何があるか分からない為此処からスーツを着用して行く事にする]
しばらくの間はずっとこの格好だな、やれやれ。
[ぽん、とん、とん、ぱしん。ペンダントに触れてから肩から両腕、胸から腰、脚から爪先へと手で叩いて。
その箇所は次々と光を纏い、弾けた後にはいつものパステルカラーの色だけは可愛らしいバトルスーツ]
現場はジャス便達が行ってくれている事を祈る、多分、いや絶対行っていると思うがな。私達は今成すべき事をしよう!
[ブーツの力を借りてヒーロー協会の場所を確認しながら空を行く。
この時、背中に見慣れないものが付属されていた事にはグラジオラス自身は全く気付いていなかった]
→ヒーロー協会へ
[表に出て、ヒーロー協会へ向かおうとしたところで、遠くの方で轟音が聞こえる。]
あら、今日も何やら騒がしいようですね。
お姉様、あちらも気になりますが他の方々やアニュエラさん自身が向かわれるか、私達の力が必要であれば応援要請が来るのでは無いかしら?
まずはヒーロー協会の方を先に済ませてしまいませんか?
[そう提案すると、再び抱きかかえられてヒーロー協会を優先することになるだろう。
“シャルロット”の時は緩みっぱなしの顔も、今はきっと平然としている……つもりだが、やっぱり少し緩んでいるかも知れない。]
[門を閉ざす。
そして、預言書と酷似した書を片手に取り]
…ククク…『忘れられしものは―――消える』か…
[ならば己もだな。と低く笑いながら書を燃やした。
どのような道を辿ろうとも最後の一文だけは揺らがなかった。
これより先どんなところに行き着こうとこれだけは動かぬ事実]
─回想・アニュエラの道具屋─
そう。アナタなの。
[泡をくった情報屋から、TVをつけてみろと連絡を受けて、そこに写る少女を見て]
[いつもの微笑を消して、どこまでも無表情でつぶやく]
納得がいくわ。
成る程確かに、アナタはあたしを怨んでるし、あたしを恐れていないし、あたし以上に恐ろしいでしょう。
そう、アナタなの。
不足はないわ。るーこ様の仇として。
アナタから何もかもを奪い、思いつく限りの目に合わせてあげる。アナタが何をしたのか、思い知らせてあげるわ。
[そこに、カンナギがやってきて]
[最初は邪険にしたものの、NOAHへ行くのだと言われればパーツを出してきた]
[乗せていく、という提案には首を左右にしたが、代わりに鐘のようなものを渡した]
アナタはジンロウ町最速の人。でも、魔力ではあちらの方が上だわ。
だからこれをあげる。沈黙の鐘よ。これを鳴らせば、わずかの間だけど、魔法効果を打ち消せる。魔法の炎や雷を向けられても、無効化できるでしょう。
でも、気をつけて。
魔法で持ち上げた岩とか、実体のある剣とかを魔法で飛ばされたのなら、これでは防げない。物体そのものは、魔法じゃないから。
─花見空間─
[りんご飴を口に咥えたまま、桜色に包まれた《世界》に目を奪われて。
近場にいたトメ子が此方に気付き、声を掛けて来たのは、そんな時だったろうか]
ええ。
まあ、送られた…って訳では無い様な気もします、けど。
[『送られて』の言葉は少しだけ濁して返したろうか。
けれど、他の部分は概ね同意するように、肯定を相手に告げただろう]
待つって事は、やっぱり…。
[脱出は無理なんだろうかとは、思っても。
決して口には出さない様にして]
/*
みなさん、こんばんは。
>魔王
ひどいタイミングで変態な登場してすみませんでした<(_ _)>
病み上がりのところ、まだまだお大事に。
それとコレを。
[と言って渡すのは、すごく短い鉤爪のようなもの]
魔法の鉤爪よ。すごく長く伸びる上に、けして切れない。
中についたら、これを折れたり砕けたりしないようなところにひっかけて、後は爪を地上に向けて下ろして。
あの箱舟とやらを、係留し、引き摺り下ろしてやるのよ。
[その時のアニュエラの微笑みは、邪悪だったろうか]
/*
赤くない狼ログと墓ログ読んできましたが、狼陣営にはいろいろ気苦労おかけしてるんですね。
特にドンファンはリアル忙しいところお相手させてしまい、ご迷惑おかけしました。
拳を交えたがっていたのも設定的な事情がおありでしたか。
汲み取れず失礼しました。
/*
アンクル殿、こんばんは、神父殿お疲れ様です。
会場メモは5日目のからの流用で直していないので、追記情報とかあるかも知れません。
/*
エルヴァイラ、お会いできて嬉しいですよ。
花見アンカーありがとうございます。
地上はハルマゲドンですねー
まあ、こちらには喫茶店のマスターも駄菓子屋のトメ子さんもいらっしゃるので、食いっぱぐれることはなさそうです。
アンクル> 支店作ってください。
―花見空間―
[地上波テレビと言えど、放送出来るシーンの数には限りがあるので、カルロがこちらに来た詳しい状況まではわからなかった]
さすがのアタクシでも、今すぐ向こうへ戻るってのは無理じゃのう。
入口を開く力と、出口を正確に目的地へ繋げる力は別物じゃ。
[前者はカルロの《鎧》を解除した時の術を指しているのだろう]
じゃから、下手に空間を渡るより、向こうからきちんと道を付けてくれるのを待つ方が良いんじゃよ。
なあに、そう遠くない内になんとかなるじゃろう。
[何も出来ない以上、徒に不安になっても仕方がないと、大らかに笑うのだった]
[鐘のようなものを渡されて。『あげる』と言われて。ぱちくりと鐘とアニーとを見比べる]
…ありがと。
でも…『あげる』って、『あげる』ってこと?
[たしかに魔法に対抗する手段は、あるに越したことはないのだけれど。
思わず間抜けた問いが口をつく。
なんだろうこれ。『タダより高いものはない』類の品か、はたまたなんかの死亡フラグかと、怪訝な目でアニーを見つめる。その視線は、いつだったか、苛立っていたアニーに、らしくないよ?って声をかけたときと、同じもの。
ただ。まぁ。くれるっていうなら。もらっとくことにする]
ンじゃ、ゆー、持っといてくれる?
使うタイミングは、任せるから。
[魔法を使うという意味なら、ユーリも使うのだし。それに…あるいは魔法めいた存在の、いまのユーリに、何か影響が出ないともかぎらないから。
使うタイミングは、任せておくことにする。『世界』なんて規格外の魔法なのだから、たぶんだいじょうぶだろうとは、思うけれど]
―ヒーロー協会第11支部―
[シャルロット(今はルピナスだが)の言う通り、他の皆が駆けつけているのか隕石や落雷による被害からの応援要請は来なかった]
まあ1人で100万馬力な行動を取るのがヒーローだと聞いたことがあるしな、あいつらは全てを護る事が出来るだろうよ。
[上空から入り口を確認して高度を下げた時、こちら側へと飛び出してくる人影が見えた]
ドンファンではないか。何故あいつが此処に…?
シャルロット、このまま合流しても大丈夫だろうか。向こうでも何か情報を得ているかも知れん。それも合わせて得られたらどうかと思うが…いじげんてくのろGの件やあの機械についてはどうしたものか。
[ゆっくりと降下しながらシャルロットに問うた]
ん。了解。承りました。
[続いて渡される魔法の鉤爪も、特に何かに気を払う様子もなく受け取る]
…ああそうそう。係留するにしても引き摺り下ろすにしてもかまわないけど。
もう人が乗ってるみたいならあんまり無茶しないようにね。
あにゅーがそっちに手出すようなら、そっちはそっちでジャスティスしなきゃいけなくなるから。
[それはつまり、非戦闘員が戦闘に加わるなら無理やりにでも外へと連れ出すということ。意識するつもりはなかったけど。遠まわしに、信徒の人たちを戦闘に加えることに、釘を刺すことになっただろうか]
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