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ふいー、いいお湯だったー。眺めもいいし。
あの場所から日が沈むところが見えればなおいいんだけど。
[さっぱりした表情で露天風呂から出た。
+裏+(普段着/深川鼠◆色の浴衣)に袖を通し髪の毛を首のあたりで緩くしばる。
それから翅猿をタオルごと持ち上げるとこたつのある部屋へ。
翅猿をくるむタオルをばっとめくると、修理した亜空間造成装置を見せた]
―ユキの夢―
ユキは銀河の片隅の、小さな妖怪星で暮らしておりました。
御屋形様も他の皆さんも優しくて、幸せに暮らしておりました。
ところがある日、
恐ろしい"何か"がユキの住む星を襲ったのです。
詳しいことは覚えておりません。
ただ、"ある人"に助けられ、ユキは一命を取り留めたのです。
其の方は名乗らず、礼も要らないと言って去って行きました。
一緒に暮らしていた皆さんが、
…御屋形様が何処へ行ってしまったのかは分かりません。
どうなってしまったのかは、分かりません。
何も思い出せないのです。
―廊下―
お裁縫、お裁縫、ぬいぬいぬい。
上手に出来たら、にっこり笑顔♪
[廊下の片隅で、小さな少女は歌う様に針と糸を手に持つ。
目の前には太陽雪兎のぬいぐるみ]
[途切れ途切れの声を聞きながら]
表:言うほどヒューマンとの大きな差はないんだがな。
裏:抱かれ心地が違ったか?
+裏+
[本館への最短ルートはやはり壷のようだ。一つ一つを調べ始める。]
[牛乳はさっぱり味。満足度65%]
ふむ、教えていただきましたし。
折角ですから、そちらでのんびりしてきましょうか。
[→休憩室]
これを、あなたの生みの親に届けたいんだけどー……案内してくれるかな? 彼女のいるところまで。
[一応訊ねてみた]
ーコダマの部屋ー
[タオルがめくられて、猿は
表:タオルにしがみついてぶらさがった
裏:装置に興味津々。つんつんしている
+表+]
…−…−…−−、
−…感(じ)…た…。
[抱かかかえられた感じではなく、
見得ない侭の中、近いジェフリーの感覚が違ったように。]
[タオルにぶら下がったまま、コダマの声を聞く。
きゅい、と喉のあたりのナノマシンが音を鳴らした]
…♪
[室内の立体テレビのスイッチが勝手にオンになる。
一瞬の砂嵐から、ホログラムがクリアーに表示された]
―――ぴかぴか光る金色に♪
―――透き通るような藤の色♪
―――可愛らしい桃色を添えて♪
らんらんらん。
仕上げにリボンを付けましょう。
真赭◆色のひらひらリボン!うふふ。
あっこら、タオルで遊ぶなっての。
[言葉が通じているのかいないのかよーわからん翅猿に手を伸ばそうとした時、]
……ん?
[いきなり部屋のテレビがついたのに首を傾げつつそちらを見た]
― 休憩室 ―
[どーん、と真ん中にこたつが設置してあった]
ああ、こういうのも風情がありますねえ。
[90 30以上でこたつの魔力の負ける。>>+119の真似っこ]
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