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[スティーブの呼びかけでセーガが傍に来る>>+150]
セーガ、大丈夫だった?
怪我は?
[一時『死神』と対峙したことも、治療機関に放り込まれたことも知らない。
治しきれていない傷、または追加の傷等があるなら治す心算で聞いた。
例のワイヤーはセーガの氷で移動させる事に成功した>>+151が、異変を感じ取ったらしい]
サムイ…?
スティ、心当たりあるの?
[セーガの言葉に反応するスティーブ>>+155を見遣る。
説明されたなら、えぇぇ…、と引く反応を見ることが出来ただろう]
セーガ、
[セーガの足元>>+153に氷が広がる。
制するような声。
スティーブも声をかけていた>>+157ため、諭すのは彼に任せた。
リル自身はエーディとの連絡に意識を割く]
[エーディとの連絡が終わって隣を見れば、スティーブ達の会話も一段落ついたか]
なぁに人にぶん投げてんだ。
[言葉を教えるのに適任だ>>+166と、自分の名前を挙げるスティーブに突っ込みを入れる。
突っ込みは入れるものの、投げられた内容そのものを拒否する心算は無い。
セーガが願うなら、快く受け入れる]
[隔絶空間では激化の一途を辿っていた。
槍を放った発射台の辺りには人が集まり始めている]
「たいちょー、あのワイヤーに攻撃系の異能、もしくは封印系の異能を流し込んでバグ・シングを止めようって腹みたいっす」
「中で戦ってる奴らだけでなく、外からもぶち込むみてぇだな」
「分裂の異能持ちがワイヤーの端を複製して大人数でもやれるようにするとか」
なるほどね、それなら外からでも異能をぶち込める。
動ける奴集めて来な。
「「「「「イエスマーム!」」」」」
[指示を出せば部下達が散らばって行く。
リル自身はその作戦に参加出来ない。
やれるのは、なるべく多く人数を集めること*]
/*
ヴェスの首元にあるやつは、テクノ・キャンサーのもので、かつ自分の細胞から成り立っているから、異能を留めるとしてもヴェス由来のものなんだよな。
……というか、何でそれじゃあエイミーとの異能(意識)留めたんだ? いや、そういう異能を留めるにしても。
……やっぱエンパス持ってるんじゃねーかな。
── 中層 ──
[指摘>>+145ではなく、何処か確信を帯びたものだったか]
…………
[『死神』の感嘆の声が聞こえてはじめて、また怒られるだろうというものが過ぎる。
前に【敵意】を見せて貰った時>>+131でさえ、平静時でも衝撃はあったろう。
首元に手をあてさせたのは衝動的な行動。
正気なら、暗殺で名が聞こえている相手に、このような真似はしなかっただろう]
…………、
[『死神』の手に伝わるのは微かな震え。
『死神』の力の使い方はまた違い、意識を電子と化すものとは違ったのかもしれない。
一方的に送られる入力>>0:167に似た使い方か]
/*
これ、活性化しない…? まあ死滅してるからウィルス活性化は無いにしても、バグシングからの機械めいたもの…
[ザ、リリ
[気持ち悪い。
先ず浮かんだのはそんな感想だった。
酷く荒い、ノイズ塗れの、ザラザラしたもの。
『死神』の手に重なる爪/幻視/ ざくざくと切り刻まれた、万力のイメージが、コマ落としのように]
、
[その中でも、何故かクリアな【敵意】/それは一点の混じり気の無いものが故か /酷く安堵する/恐怖する ]
………… ゲ イル?
[ザ、ジラジラ
[入力の記憶の中、今見えている『死神』に二重映像のように「ゲイル」の顔がノイズ混じりで見え]
[初めての試みが通じ、ノイズ混じりでも見ることが出来たのは、異能を留める性質を帯びた素材で出来ていたが故か否か]
[ 『見届けたい』 『目的を手伝いたい』
『行く末』
恐怖に勝る歓喜>>1*26。
その中で零れ落ちるコエ]
『 必要ない 』
[ノイズが入りスムーズなものではないにせよ、膨大>>1:*32>>1:*40なと言ってもよいものに、ぐらりと体が傾ぎそうになるのを留め、そこから強制的な電気信号>>+146が送られて来たのか、過去の記憶が呼び起こされそうとし]
[否、電子的な意識の向け方ならば、思い出すのではなく覗き込まれる方に近くはなるだろうか。
……『死神』の「ゲイル」の手を首から振り払う]
やめろ…
……それには 触れるな
[低く、胡乱な声は送られてきたもの>>+145の影響か。
それでも、あの赤い日のこと>>0:329>>0:330や、20年以上も経ってようやく言葉に出来たもの>>5:+20>>5:21>>5:22は、全てではないにせよ何が起こったかは、"ゲイル"に伝わってしまったろうか。
少なくとも、ようやく言葉に出来たものや内側の無残な精神の有様は]
[剣呑な、死神=ゲイルへ向けて、敵意のような害意のようなものを滲ませ、ふらついて後退し、辺りの瓦礫か建物のようなそれへと凭れ掛かる*]
ー 少し前 ・ 合流時 ー
怪我…? …いや、今は、冷たく、ない。
一度、病院には、行った……
[合流した時にリルに怪我のことを聞かれると>>+168、苦痛はないことを伝える。
2度目の『死神』と対峙した際に顔やコート越しに腕にも氷の破片がつき刺さり>>+45、それを抜いたために突き刺さった後の傷があるが>>+66、それに対しても苦痛は見せない。]
[それをリルが治そうとするならば一瞬触れられることに怯えるかもしれないが…、癒えていくと]
……ぁ、ったかぃ…。…ぁり、が、と…
[視線を逸らしながらかもしれないが、そう告げるだろう]
[スティーブに頬を掴まれグイと上に上げられると]
…?……ーーー…?
…スティーブ、ヴェス、みたい。
[かつてヴェスにされたことを思い出しぽろりとつぶやいた。]
……探してる…ひと……
…うん、探す。さっさと、終わらせて、見つける
[いつもの温度の声で激戦区を見やる。 次にやる目的を定めてその過程をさっさと終わらせようと思考を開始した。]
ええと…
[少し言いづらそうに、目を逸し、また見て、]
スラム、の七不思議…?
[と、毎晩毎晩恨みを込め編み続ける女の話をしただろう。
その話に引くリルを見ながら]
……よく持ってきた、よな…
[それは、リルが先程、言ったものとは違う意味ではあっただろう。]
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