情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[聖堂の隣を通り抜け、教会の扉を開く。]
どこに、いるかな
[雪を踏みしめて、一歩。
この雪が少しつめたく感じるのも、奇跡の終りだからなのか]
[足跡の数だけ、鈴の音。]**
[唸る赤を、疲れたように見やる
警戒心を感じるも、殺されそうな気配がしないのが不思議だった
ダニールの牙は、狼の牙
いつか喰う、と言った牙
この黒獣の牙は?]
温厚というか、何というか
君、やっぱり犬だね
[ふ、と笑う]
それで戦えんの?
[未だに教会の門は固く閉ざされたまま。
遙か上方の窓をぼんやりと見上げながら、小さく息を吐く。
白い息がふわり…と舞い上がった。
やがて諦めたように踵を返し、再び森へと歩き出す。]
流石にこの格好じゃ寒いな……。
[自分の立場を思い出して、尚、寒さを感じるというのもおかしなものだが。
私服に仕事用のエプロンを身に纏っただけの姿で、雪の積もる寒空の元では、流石にぼやきたくもなる。]
――っくしゅん!!
[死者も風邪をひくのだろうか……そんな呑気な事を考えていると。
後方から、重い鉄の動く音がした。]
え……?
[振り返れば、あれほど微動だにしなかった教会の門が開いている。
そこに見える姿は――。
その、鈴の音は――。]
あ……。
[目にした瞬間、じわり…と涙が浮かぶ。
今度こそ、話が出来るだろうか。
想いを伝える事が出来るだろうか。
……触れた瞬間、消えてしまったりしないだろうか。]
[“すぐにまた、逢える”と、誰かが言っていた。
ならば、再び彼と触れあう事が出来るのだろうか。
同じ時を過ごす事が出来るという事なのだろうか…?]
[ジャムがすっかり冷えても
キーラは、まだ戻ってこない]
[けれど、探しには行かない
彼女には彼女の、逢いたいひとが
いるのだろうから]
[皿にスコーンとジャムを盛り、黒服の前へ]
……信じられないかもしれないけど
私は死者で……
おねえちゃんは、生きてるんです
もう一度おねえちゃんに触れられるなんて
もう一度穏やかなときを過ごせるなんて
夢なんでしょうか、奇跡なんでしょうか
……先生は……私達の村では
見たことがないですけど
生きているひとなら……
ときどき、おねえちゃんに会ってほしいんです
……その お嫁さんがいるのは知ってるけど
だから おねえちゃんと付き合って欲しいとかじゃなくて
私は……おねえちゃんに逢えなくなるから
少なくとも……当分 は
[もしかしたらそれは、無理な願いなのかもしれないけど
そもそも、何を言っているのかも
わからないかもしれないけれど
願わずにはいられなかった]
[私も、ずっと 一緒に居たいけど]
[彼女には彼女の、戻るべき場所があって
自分には自分の、場所がある]
……でも、あと、もう少しだけ――――
[籠にスコーンとジャム、それに小皿を詰めながら
今少しだけ穏やかな時間が続く事を 願った**]
[喋るだけ喋れば
す、と取り出す、最後のリンゴ
弄ぶように軽く投げ上げて――キャッチに失敗して、床に落ちた
器用だったキーラには非常に珍しいミス
む、と眉をしかめ、しかし落ちたリンゴを拾う事も無く
ちらり、と一瞥して、ため息をつく]
あーあ、こんなんじゃなかったのに
[言い訳をするように、獣に向かってひらひらと手を振って見せる
その右手に、指は3つしか無い
氷点下の地下室、指は凍傷で落ちた]
そのリンゴ、毒入りだから食べない方が良いよ
食べたら、楽園を追い出される――って
教会の人は言うしね
[毒で眠っている 夢の中が楽園か
目覚めのキスが楽園か
目覚めた後は、楽園か
そもそも、リンゴを食べてしまえば
楽園は壊れるか]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新