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[一段落と言わんばかりに、排出した弾丸を机に置いた時、それは起こった]
───嘘 ッ!?
[机に置いた、その小さな衝撃に、弾丸の中の魔力が暴発を起こす。
工房内部は、その薄暗さを一変させ、眩いばかりの光に覆われただろう]
[...は、反射的にその光に目を瞑る、が。
光が収まった時、果たして、其処には…**]
…っあー…
ごめん神父さん。
そんなつもりじゃ、なくて。
[神父さんの言葉>>95に、つい浮かれて酷い言い方をしてしまった自分に歯噛みする]
ただ、ここに来た、時に、さ。
[信徒達が口々に叫んでいたのは]
ちょっと いやな ことばを
[異端。異端。と]
きいちゃったから さ
[記憶の奥底を引っ掻き回す、とてもとてもいやな言葉]
…だから、なんか、誤解か何か。ケンカになるような何かがあったんじゃないかって、思っちゃって…
いやごめん、この話は。
[なかったことにしたい。させてほしいと。目を伏せて。告げる]
…うん、了解。
その辺はアフターサービスってことで。心配な誘うって思えるように一段落するまでは、目を離さないようにしとくよ。
[救いはない>>96という言い回しには、何か引っかかりを感じたけど。気をつけるよう言われれば是非もない。自分もそのつもりだったのだし。頷いて]
…うん。
[大事無いことを。>>97ということは。大事ありえるっていうことを、神父さんは知っているのだろうかと、勘繰ってしまうけど。
たった今無神経な言い方をした手前、そのことをどう聞けばいいかと、戸惑って。けれど、続きとは、何の続きかと>>98。それで話は終わりという意味のことを言われれば、継ぐ言葉も出ない]
…ん。
ンじゃあ神父さん。またね。
ジャスティスが必要なときは是非ジャスティス急便へ。
[別れを告げるけど。いつもの宣伝文句には精彩がかけたかもしれない]
神父さん。ここに残るってさ。
[告げて。ドンファンとユーリに合流する。二人がなにごとか話していたことは、まだ知らない]
―喫茶まろん―
ちわーっす。
おっちゃん、今日はアジフライ…で…
[合流して。向かった先、中立亭こと喫茶まろんで、いつもどおりに注文しながら入り口をくぐる。けれど]
(なん で)
[そこに待っていたのは、絶対の恐怖。入ったとたん出迎えるアリアの笑顔はまぶしくて。また新しい人かー、なんて思う間もあればこそ。
―――その手には。死の恐怖さえ凌駕しうる、圧倒的な存在感が、あった。
ちょうど三人前]
( 逃げっ…
無理っ…
いや、それに…)
[即座に脳内に逃走ルートが行く筋も展開される。その中の一つを選び出し。実行に移そうとして。そして。三人前という数字が。逃げ出すことのできない理由を、何よりも雄弁に、物語っていた。
―――立ち向かわなければならない]
(どうする…どうする?)
[味もさることながら恐るべきはその熱量。珈琲だって淹れてもらってから20分くらい経ってぬるーくして飲むのがちょうどいい自分に、あの熱量はそれだけで脅威。
立ち向かうとするならば…
最大限の速度を持って。味覚も触覚もすべてを感知する以前に口を、喉を通り越し、臓腑へと収めること。それが唯一にして絶対の条件。
そして。自分には、それができるだけの能力が、あるはずだった
成 し 遂 げ ね ば な ら な い ]
…いただきますッ!
[席につくことを待つことなく、一声を上げ、行動開始]
[コンマ1秒。一枚目の皿を掴み取る]
[コンマ2秒。きっちりとよく冷やされたスプーンを手に取り、皿へと運ぶ]
[コンマ3秒。掬い取ったスプーンを口へ。味覚触覚嗅覚一切の感知を許す間もなく飲み下す]
[コンマ5秒。瞬時にすべての動作を繰り返し、一枚目の皿、完食]
[コンマ8秒。二枚目の皿、完食]
[コンマ9秒。スプーンを皿へとことりと置いて]
[1秒。すべてが。腹の中で。爆発 した]
ごめん、ゆー、あんまりおいしかったから…ゆー…の分…まで…
ゆー…は…ほかの…ほ か の !!好きなの、頼んでいいから…ね…
ドンファンくん…あと…よろし…く…
[すべてを終えて。倒れ行くその顔は、安らかに笑っていた]
[何かJJについて問われる事があったとしても、彼とさして付き合いがあったわけでもなく。精々駅前での巨大な植物(魔王城だったと知るのは遥か先)でほんの少し行動を共にしたくらいである事を正直に伝えるだろう]
何分ほとんどシャルロットと行動しているしな。
[また、コピー&ペーストについて問われても>>80]
知らんな。
此処最近で私が遭った事と言えば、カールとジャス便とシャルロットがいっぺんに暴れ出したことと…ああ、変な怪人に襲われた?か。
突然ジャンケンというものを仕掛けてくる変な奴だったが…そいつとはまた違うのか。
私はジャンケンを知らんので、花言葉を紡ごうかと指を差したんだが気に入らんかったらしい。
[それが「無敵」だと知らず、怪人が怒り狂って追いかけて来た事も一応伝える]
―まろん亭―
[いろいろありつつ今]
だいじょうぶか?
「だいじょうぶか!」
〈むちゃしやがって〉
《なーむー》
[3杯のカレーを食べきったカンナギの上でくるくると回る]
[>>111>>112
カンナギがいつもの溌剌さを欠いているのは、あの少女のせいだと直感的に察し、わずかに唇を引き結ぶ。]
自転車は、後ろには進めないのでしょう。
人も、前に進むしかないのですよ、カンナギさん。
あなたは今、神と町民に望まれている聖ヒーローなのです。
勇気をもってください。
[祝福の仕種をして、公園を去る背中を見送った。]
[なんだかんだでしばらく騒いだ後]
じじいおそい?
「おそいな!」
〈なにかあったかな?〉
《さがしにいこー!》
[実際には目の前で消えてるのだが、そんな事には気づく様子もなく、騒ぐだけ騒ぐと外へと飛び出していった。]
―喫茶まろん《中立亭》―
[アリアの手によって運ばれてきたカレー(3人前)。]
まあ、ありがとうございます。
それでは、いただきます。
[にこり、微笑み。
かつん、とスプーンが空の皿を叩く。
? と首を傾げ、カンナギに目をやると。]
……か、カンナギさんっ!?
嗚呼、そんなにお腹が空いてたなら、言ってくれれば……!
[しかし倒れた彼の安らかな表情に、その望みは成就されたのだろう、と――
十字を切り、祈りを捧げた。]
>>116
そうですよねぇ。ほとんど一緒に行動してたから、JJさんの行方もコピー&ペーストって言う怪人も全く手掛かりなしですよねぇ。
まずは、その怪人の手掛かりを探すところから始めないといけないみたいですねぇ。
[それから、気絶した信徒を介抱したり、カンナギの紹介をしたり。]
あの方が、聖ヒーローに序列される予定のカンナギさんです。
町であったら、ちゃんと挨拶をしましょう。
それと、黒服の男性の方は、異端ヒーローのドンファンさんです。
「神は不要」と述べてイコンを突き返したのを見たでしょう。
関わりあいにならないよう、気をつけてください。
[突き返したのか? と首を傾げる信徒もいないではないが、その場の雰囲気に飲まれて相づちを打つ。
カンナギの応援ソングを作ることや、アニュエラの店に聖ヒーロー横断幕を発注することなどを決議して、集会は解散となった。]
―中立亭―
店主殿、只今戻りました・・・ぞ?
[いい加減学んだのか、やかましくない程度の勢いで店内へと踏み入るとそこには・・・悪魔の名を冠した食物が待っていた]
(なん・・・だと・・・!?)
[出迎える女性―――アリアは天使のような笑顔と手つきでこちらを誘っており、その頭上を飛び回るナニカは祝福するかのように賑やかで・・・]
カンナギ殿、あれこそが我々に課せられた試練・・・参りましょう・・・!
[そして彼等は死地に赴く戦士のように歩を進めた]
一番手っ取り早いのはあの包帯女か変人辺りを追い回せば良いのだろうがそう度々何らかを仕掛けて来る事もないだろうしな…。
一番何かしらに遭遇しそうなドンファンやジャス便辺りを捕まえてみるのも手と言えば手か?
[自分にとって手掛かりが全くのゼロ>>122である事に多少は肩を落とし、無い知恵を雑巾絞りにして考える。
シャルロットやアニュエラは何と言うだろう?]
[その後も続く情報交換と商談、自分にはとてもではないが出来るものではないなと一応話は聞いていたものの、その取引というものの仕組みを理解するには至らなかった]
(人の世界というのは難しいものだ。紡ぐ言葉には大抵何らかの裏があり、またその裏がある。それを疑いながら、信じながら付き合って行くものなのだな)
[偽るという行動に意味を成さない花にとってはとても信じ難い事]
(まあ、良いか。私は偽らない、それで良い。疑いは花の色を濁らせる。最悪腐ってしまう)
[幻銀蓮の種を取引している様子をじっと見ながらそんな事を考え、この種の育成の厄介さを思い出しても居た]
[カンナギが座る隣の席では死闘―――喰うか喰われるか―――の戦いが繰り広げられ、決着はまさに一瞬でついた。]
見事な・・・散り際でしたっ・・・!
爆裂正義団がドンファン・・・いざ、参るっ!
[今までに二度・・・二度死線(注:カレーです)を潜り抜けてきた男であったが、今度ばかりは死を覚悟した。勇者は速さでこれを切り抜け、二人前という地獄を二周するかのような快挙を達成した。 ならば愚者は・・・?]
正面からぶつかり、これ全てを砕くものなりっ!
ウオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!
[3(5)分後]
ッッッ――――――――ふ、ふふふ・・・やりましたぞ店主・・・殿!
[そこには見事に師の残した試練を乗り越えた男がいたという]
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