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── ???・転送装置(ワームホール発生装置)室 ──
ルピナス社のデータはもう私のものよ。
そして、このボタン。
これを押せばヘリで脱出中の幹部達を爆破出来るわ?
さあ、二度目の【選択】よ。
貴方はどうしたい?
[再び、女は莞爾と*微笑んだ。*]
違いない。
とんだ隊長だよ。
[必要あらば見捨てるのも隊長の役目であると。
そうなのだろうと勝手に想像する。
キックボードに足をかけると当たり前のように後ろに乗ってきたが、大分しっくりきていた。
地面を蹴り飛ばし、穴や障害物を避けながら車輪が回っていく。]
心得た。って言ってもなー・・・おじさん、縄登ったり壁登ったりとか・・・やっぱりきついかなぁ。きついよねぇ。
[まじまじとばるたさんを見る。たしか三十を若いって評したからそれ以上なのは確定。見た感じ、四十かそこらって所かな。
それじゃあ、しのびとしての鍛錬もしてないのにいきなり縄登ったり苦無で壁登ったりなんて無理だよねぇ。]
仕方ないから壁に穴を開けよう。おじさん、ちょっとここで待ってて。
[そう告げて、私は強く地面を蹴って一気に建物に近づいた。なるべく戦闘の音が聞こえる方向から遠ざかるように、それから臭いにも十分気を付けて。]
こっちでいいんだよな?
また、案内は任せるから―
[方角を聞きながら彼女の言うとおりに―恐らく研究所と思しき方角に向かう。]
―ところでなんかこの先、音がしない?
・・・この辺かな。
[ぐるりと外周を回っていると、気配のない場所を見つけて私は立ち止まる。
小音聴き金で中の音を拾ってみたけど、特に妙な音は聞こえない。あのバケモノはうめき声なんかを上げてたけど、少なくともそれはないし、足音もない。
私は壁に手を当て、一番脆そうな所を探し始めた。存外それはすぐに見つかって、一際大きな罅が入っている所があった。]
こういう時こそ、苦無ちゃんの出番ですよっと。
[懐から二本の苦無を取り出し、両手で構える。苦無は壊器の一種だけど、土を掘ったり火打石の代わりにしたり、対人戦にも扱えるから本当に便利なものだし、忍器の代名詞と言ってもいいんじゃないかな。
一器を持って所用に達するを巧者の忍とする也。
私は二本の苦無で、強く壁の罅を打ち始めた。]
[ギムレットの下した決断はどのようなものだったか。
或いは、女はそれを聞いてどう行動したか。]
生き残るなら、
南東シェルターに行きなさい。
[ギムレットはそれに従ったろうか?
シルビアを残してのその選択は。]
私もね、貴方と同じように選択をしたわ。
私にとって大事なのは、家族だった。
皮肉なものね。…‥──いながら。
それと、変異体には気をつけて?
……貴方も生き残れることを願っているわ。
[そして、女はギムレットと別れる。*]
[壁を打ち始めてそれほど経たないうちに、罅はみるみる大きくなり、脆く崩れ落ちる。ちょうど、人ひとりが入れるくらいの大きさの穴が開いた。
中からざわめきとか、人が来るような足音がしないって事は、やっぱりここ手薄っぽいなぁ。
ちらりと穴から建物の中を覗いてみたけど、長い通路の壁に穴をあけたらしい。通路の先に、いくつか扉みたいなものが見える。]
おじさーん、穴開いたよー。
[私は再び地を蹴って、おじさんの待っている筈の場所へ。]
……まあ、きついな。
[万全なら縄くらいはともかく、肩を負傷している現状では、まず無理だろう。
娘くらいの年頃の少女に、足手まとい扱いされるのは(直接そうと言われたわけでもないが)大いに恥ではあったが、どうにもならない]
……ああ、了解した。任せる。
[待てと命じられた場で、周囲を警戒しつつ。
戦闘の喧騒に耳を澄ませてはみるが、さしたる会話を聞き取れるわけでもない]
[自分の体をドリルのようにしてアーネストの下半身を貫く、
アーネストは動きを止め貫通した所を再生しはじめる。]
動いたまま再生は出来ないのか・・・。
[再生を止めるには頭をつぶすしかないのか・・・と考える。]
姐様、これでとどめです。
[マシン部分に飛びのり、アーネストの頭を鉄拳で殴ろうとする。]
・・・っ!
[その拳は顔の手前で止めてしまう。
ここにきてもなおアーネストの頭を砕く事ができない。
どうしてもアーネストであったものに止めをさす事が出来ずにいる。]
……む。早いな。
穴を開けるというから、それこそ、火薬でも使うのかと思ったが……。
[戻ってきた少女に、目を丸くする。
城砦の攻略に、坑道を掘って火薬で下から吹き飛ばすなどというのは、攻城戦の常套ではあるのだが。
火薬が炸裂するような、そんな音はしなかった。何をどうやったのやら。
どうも察するに、この少女は工作員のような術に長けているのかもしれない]
[しかし、そんな自分の葛藤を知ってか知らずか・・・。アーネストはハンドルから右手を離して、腹に一撃を打ち込む。]
うわああっ・・・。
[そしてもう片方の手も離して私の頭を掴んで研究所の方へ投げつける。]
ぐぅう・・・。
[壁に打ちつけられて罅が入る。
アーネストだったものは手加減をしないようだ。]
……おい、今の音……、
[肩越しに振り向きかけたが、腕を掴まれ引っ張られては、いかんともしがたい]
……こういうところは、小さい頃の息子と遊んでるようだがな……。
[口中で、小さく呟いた。少女の言動は、だいたいが見た目のそれだ。
しかし、能力のほうは、高度な訓練を受けた工兵か工作員か……そんなようなものを思わせる。
その不釣合いはどこから来るのだろう。それとも、自分たちと同種にみえるが、早熟な種族なのだろうか]
― 研究所・地上 ―
…まさかな。
はは、何の音だろうな。
[あまり考えたくない想像が過ぎった。
彼女に案内されたとおりに走っていく。
危なっかしい曲がり方も急加速や急ブレーキも無い。
彼らの通った後なのだろうか、臭いの―ゾンビも見えない。]
[そうして、見事に穴が開けられた壁まで辿り着けば]
ふむ……、見事なものだ。
私のほうがもたつきそうだから、私が先に入ったほうがいいかな?
途中で詰まったら、引きずり出してくれよ。
[とは、冗談で締めて]
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