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おかえり、おねえちゃん
スコーン、もうすぐ焼けるよ
[キーラの姿が見えれば、ほっとしたように笑んで]
[ジャムの調理の間、少女は紅茶の用意を]
[ジャムが冷える頃には、スコーンの粗熱も取れるかな]
[紅茶を飲みつつ完成を待とうと
ポットへ手を伸ばすと、
キーラは再びキッチンを出てしまうようで]
[どこへ行くのだろう――とは、問わない]
おねえちゃん
……すぐ戻ってきてね
[キーラの背へそう声を掛けて]
[黒服の姿はまだそこにあっただろうか
キーラを待つ間、カップへ紅茶を注いで
どうぞ、と差し出した**]
[弱まっていた青い光が、不意に体を包み込む。
ふわふわと光が漂いながら、優しい声が語りかけてくる]
メーフィエさん……。
[その声にホッと安堵の表情を浮かべるが、告げられた内容には、一瞬目を瞬かせた。]
[ゆっくりと。
記憶が、広がっていく。
あぁ、そうだ。ここ数年、メーフィエと話など、出来るはずが無いではないか。
だって、彼は――。]
[思い出す教会の壁は、やはり薄汚れていて。
耳を塞ぎたくなるような、様々な声。
呪詛だったり、悔悟だったり、怨嗟だったり……在らざる声に耳を取られ、思い悩んでいた時。
その悩みを聞いてくれたのは……。
……同じく、在らざる者となっていた、彼ではなかったか…?]
[じんわりと、記憶が染み渡っていく。
あの古びた教会での出来事が一つずつ思い起こされ……。
…………自らの身に何が起こったのかも、ようやく、理解出来た。]
[言葉が発せないのは、その身が一度焼け爛れた事を覚えていたからだろうか。
喉が、その痛みを覚えているのだろうか。
自らの体を見下ろせば、そこには確かに生前と同じ姿が存在していて。
目の前の建物を見上げれば、そこにはあの古びた廃教会ではなく、数々の奇跡が生まれたあの真新しい教会がそびえ立っていた。]
…私も、伝えたかった事が、たくさん有るんだ。
[その声は、青い光の中ではなく、森の中で確かに響いていた。
ふわふわとまとわりつく光は、彼の元にその声を運んでくれただろうか…?]
メーフィエさんが居てくれたから、気が触れる事もなく、あの事態を受け止める事が出来たんだと思う。
きっと、一人なら、聞こえる声に押し潰されていた……。
…………こちらこそ、ありがとう…。
[そう呟くと、漂う青い光に、はにかんだ笑みを向けた]
……皆に、ずっとお礼が言いたかった。
[この教会に来てから、様々な奇跡を目の当たりにしてきた。
だが、一番の奇跡は、こうして此処に居られる事なんだ……と、初めて実感出来た。
伝えたい、想いがある。
今度こそ、彼に――――。
じっと教会の壁を見上げる。
もう一度彼に出会う事は出来るのだろうか。
今度こそ、想いを告げる事が出来るのだるか……?]
―虹色が渡される前―
メーフィエ、ほんと…なんつったらいいか。
今度はお前の作品を飾る細工を考えておくからさ!
また創ろうな!
楽しみにしてっからよ。
[諦めていた次の機会。
信じていれば、本当に訪れるのかも知れないと
聖堂を辞す彼は止めずにそのまま見送った。]
―――…アリョール。
頑張れとは言わねえっつったけど、
負けるなとは言っておくぜ。
何べんも失敗する事だってあるかも知れねーけど
そこで足を止めてしまわない限り、お前は負けねぇ。
その内……色々出来るようになるって。
[初めて彼女の名を呼んだのは、気付かなかったか。]
[2人の傍で、愛らしい声を上げて目覚まし時計が鳴る。
瞬間、男の記憶が鮮明になり]
―――――――…。
[言おうとした言葉のほとんどを飲み込んだ。
帰るべき場所、時間へ行く彼女の背へ両腕を回そうとして]
待ってるよ。
俺、動けねーし。
[叶わなかった。
するり、風になって腕を通り抜けて行く彼女の気配だけを
少し細めた視線だけで追い掛けた]**
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