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そう…。キィ=キョウは…ううん。
キィ=キョウはわたし自身そのものでした。
一心同体っていうか…。
そうですねわね…。なんっていうか、身体半分なくなってしまった感じですわ…。
[ふと、俯く]
ずっと、一緒だったもんな。
[飽きないか、と聞いたのは何時のことだったか。
遠い昔のようにも思える。]
俺には───理解できなかった。
わたしは、両親を覚えてないの。物心がついた時から、キィ=キョウとは一緒だった…。
楽園では、いっつも、つまはじきにされて…。できそこないのキチェスだったから…。
わたしの味方はキィ=キョウしかいなかった…。
身体半分、──か。
[俯いた彼女を見つめ、目を細める。
くっと口元を引き絞った。]
……羨ましく感じる。と言ったら、怒るか?
お前さんも、ショウも。
──それほどに、心寄せる相手がいることなど、
求めはしなかったのに……
いいえ。
たしかにそうですわね。せめてキィ=キョウを与えていただいたサージャリム様には感謝しなければ…。
心寄せるというより…支えになる方はいらっしゃらなかったの?
[そっとソファを立ち上がり、スイ=レンに寄り添い、手をとり]
ならせめて、あと少しの間…ですけど、
[少し言葉に詰まって]
わたしがあなたの支えになりますわ。
───…な。
[細い手が、柔らかく掌をすくいあげる。
告げられた言葉に、思わず息を詰まらせて言葉を失った。]
なに、……を。
サ=フラ=ワーさんとショウさんのようには、いかないと思うんですが…。
スイ=レンの心のどこか、一部の支えになれれば…って。
キチェスだから…?
どうでしょうか?わたしは、キチェスらしいこと、今までしてきたことなかったから…。
慈悲だなんて言えるほどのことはできませんが…。
[抵抗がなければ、彼女を抱き寄せるように、
──縋るように、しただろう。]
……ローズ。
キチェスの慈悲ならば、───欲しくはない。
だが。
───俺が聞き惚れたのは、お前の歌だけだ。
俺を酔わせたのは、お前の声だけだ。
一人でいると、……気に掛かるのは、お前のことだ。
……キチェスの慈悲は要らない。
ローズ。
………それは、お前の本心、……か……?
慈悲だなんて言えるほど、わたしはできた人間ではありません。でも、わたしがキチェスであることは代え難い事実ではあります…。
それでも…それでも、あなたが、望んでいただけるなら…
あなたの心の支えになりたい。
──…、……ローズ。
[彼女の言葉に、ほっと力が抜ける。
一度身体を離して、泣き笑いのような表情で彼女を見つめた。
そうして、再び抱き寄せ──耳朶に、頬に。
唇をそっと寄せる。]
──傍に、いてくれ──
[不器用に微笑んで、彼女を見つめる。
空色の髪を撫で、そうしてまた静かに*口付けた*]
[抱き寄せられると、軽く両手を回し、スイ=レンを包み込むようにして]
──そうね、傍にいるわ。あなたの傍に──
[スイ=レンの求めるままに。
そして、そっとその金色の髪を優しく撫でた**]
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