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【――軍本部――】
…此処も、引き払う準備が始まったのでしょうかね。
〔上官が探索指揮を取っている以上、各所との細かな
連携は此方の責務であった。踏まれるべき手続きは、
後々誰も追及を受けることのないように。〕
――4番から7番弾薬庫として使用している、工場跡。
此れ等を空にしておいて下さい。
ある程度夜陰に紛れて、併し村内の動向に
注視している者には…勘付ける程度に。
木箱や瓦礫等、ある程度の遮蔽物は残しておいて下さい。
作業完了後は、誰も近づくことのないようにお願いを致します。
〔輸送隊への無線連絡。少佐の行方は、まだ不明の侭。〕
――見つからないというのなら…
接触場所を作って差し上げるのが、よいのでしょうから。
飼い馴らせ、
手なずけろか。
成る程取り込むのも重要か……。
しかし、馬鹿な男は好かん。
得意分野ではないし、立ち回る途中で化けの皮が剥がれそうだ。そうは思わんか。
[首を傾ける。髪が揺れた]
容姿等見ればわかるが
さして気にもとめん。
私は私だ。
[ジーンの口元が緩んだように見えた。
不機嫌そうな、
困ったような、
常のキャロルからは到底想像できぬ表情が浮かぶ]
誰に可愛いげがあると言うか、
……この馬鹿者が。
[ふむ、と呟き煙草を灰皿に落とし]
確かにオマエなら途中で苛々して莫迦の尻を蹴り上げそうだ。
我も莫迦は好かぬが自分と同胞を護るための処世術だと思え。
忠実で優秀な部下まで被害が及ぶ事を考えれば、
愛想笑いのひとつやふたつ出来ように。
[ひとつ頷いてポケットに手を突っ込み]
オマエはオマエだ、其れは変わらぬ。
化粧のひとつもすれば其れこそ化けそうではあるが、
気に留めずとも容姿もまた変わるまい。
[珍しそうにキャロルの表情を見詰め瞬き
ふと微か柔らかな笑みを一瞬だけ浮かべ]
だから、オマエだ。
キャロル・スペンサー少尉殿。
そうして居る様は可愛げがあると思うがね?
[顎に手をやり考える]
処世術か、
部下のためならある程度は我慢がきくかな。
想像するだに気味が悪いが。
化粧もそうだが。
女は化けるものだと言うがね。
[己のどんな姿を思い浮かべたか苦笑した]
………
こういう時にばかり名前を呼ぶか、ジーン。
[口元を手で覆い視線を反らした。
照れたように見える。]
馬鹿者が。からかうな。
[目線だけ今一度ジーンへ向け]
[思案の末に苦笑する様子を黙し見守り]
化粧もドレスも似合うとは思うが、
オマエが好まぬなら其処までは勧めぬよ。
莫迦共には勿体無い話だろうしな。
[口許を覆い照れているらしいのに瞬き]
昨夜も呼んだ筈だが気に入らぬかね?
それにしても助言するまでも無かった様だ。
[視線だけが戻る様は流し目にも似て見え
蒼の視線を受け止め黒の眸は僅か細まる]
別段にからかう心算では無かったのだが、
結果的にそうなってしまったか。
珍しいものが見れたので我としては満足だ。
[片口端を吊り上げる]
さて、是以上に莫迦だ莫迦だと怒られる前に退散しよう。
鉄砲玉の捜索は明日中には必ずや終える。
[気配は一瞬だけ緊張感を孕むも
直ぐに何時も通りの静寂を纏う]
おやすみ、キャロル。
[コートの裾を翻し*部屋を出た*]
― 教会周辺 ―
[煙草を咥えて教会を見上げる]
此処に機密が眠っているとは言っていたが、
人目も多いしよもや忍んでは居るまい。
[煙たそうに僅か眼を細め]
アレが真に我を人狼と目しておるなれば、
近いうちに接触は出来よう。
[少し歩けば見えて来る共同墓地]
………。
【――教会――】
――主は、常に我等を見守り給う。
〔整然と飾られた祭壇。花は今や踏み入る者のない、
地雷原の外れで摘んできた白い華。捧げられる祈り。〕
彼女等が死してよい理由など、
…何処にもありはしないというの…に。
……託してくれたコーニィに、…合わせる顔がありません。
たった…たったひとり、
死から遠ざけ続けることもできないとは――
〔低い声音が床へ落ちる。感情を押し殺しているのではない。
其れが男の最大の揺れであるのだ。
――祭壇の前、華で屍を埋ずめた棺はふたつ――
呟きの主は、やがて教会を*後にする*〕
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